トリコのOP【ガツガツ!】が歌える女になりたい

週刊少年ジャンプで連載されていた『トリコ』

主人公のトリコが仲間達と強大な敵に立ち向いながら世界中に散らばるグルメを食べ尽くし究極のフルコースを完成させていくグルメバトル漫画。

アニメ化されたトリコの記念すべき一発目のOPこそがガツガツ!!です。

わたしはガツガツ!!が歌えるようになりたい。

何故ならこの曲は一般人が歌うにはあまりにもハードルが高いからです。


人前で歌うには恥ずかしい曲ってありますよね。

Aメロからサビまでセリフが続く曲

突然ラップパートが始まり歌詞に置いて行かれる曲

突然曲が止まりアカペラを強要される曲

など様々ですね。


ガツガツ!!はセリフが続くの?

続きません。

ラップパートがあるの?

ありません。

アカペラパートがあるの?

ないです。

ガツガツ!!は歌詞のパワーがありすぎて屈強な精神で挑まないと返り討ちに遭うというシンプルかつ凶悪な曲なんです。

部分的ですが歌詞を見てください。

①イントロ
~曲が流れ始める~
Guts!!!ガツ!!!!ガツ!!!!!!!!

初手からガッツで殴りかかってくる。
好きな女の子がカラオケ1曲目で突然ガツ…ガツガツ!!!と叫び始めたらどう思いますか??気でも触れたかな?って心配になっちゃいます。

でも負けたくない。何故なら私も一人のグルメハンターだから。

②Aメロ
ウマイモンたち呼んでるぜ
食えば食うほど溢れるpower!!
世界中から捕獲(つか)まえろ
夢は無敵の美食屋(グルメ)さ Fighter!!

パンチが利いていますね。しかしAメロの歌詞はいわば前菜。訪れるメインディッシュ(サビ)の土台の役割があります。世界観に足を踏み入れる大切な出だしなので食にちなんだ歌詞は50000歩譲れば納得できます。

③サビ前
海の底へ 氷河の果てへ
飛んで Jump! Jump! Jump!
叩け Knock! Knock! Knock!
感謝込めて
イタダキマス!!

食材への恐ろしいまでの執着と感謝の気持ちを忘れないトリコの思慮深さがよく表れている歌詞ですね。今までの人生メロディにのせて【いただきます】と口走ったことがないので正直火が出るほど恥ずかしいのですが有り難いことにこの辺りはテンポが良いので勢いで乗り切れるはず。

④サビ
Wow wo!! 釘パンチ
Wow wo!! 連発で!!
ガッツガッツリガッツ!! どんな夢も食える
Wow wo!! 俺だけの
Wow wo!! フルコース
ガッツガッツリガッツ!! 集めるのさ
世界を 皿に乗せて!!

近年稀にみる王道のアニソンのサビを摂取している気がします。トリコの十八番の釘パンチをwowwowで包み上げた斬新な切り口に正気を保つのがやっとです。周りの友達のいたたまれない顔を想像して枕を濡らしました。

⑤Cメロ
Hunt in the delicious world
Life in the danger side
Hunt in the delicious world
Life in the danger side

何何何何急に英語入れないで。
トリコは英語とか喋らんから。

⑥ラスサビ
Wow wo!! 釘パンチ
Wow wo!! 連発で!!
ガッツガッツリガッツ!! どんな夢も食える
Wow wo!! 俺だけの
Wow wo!! フルコース
ガッツガッツリガッツ!! 集めるのさ

世界を 皿に乗せて!!
胃袋 空にさせて!!

韻踏みながらとんでもないこと口走ってるな。

⑦ラスト
Wow wow wow 山を食え!!
Wow wow wow トリコ!!
Wow wow wow 海を食え!!
Wow wow wow トリ・トリ・トリ・トリコ!!

最後の最後に無茶を申し出るなよ。トリコにも限界があるだろ。


(等の感情を交えつつ先日試しに一人で歌ってみたところ、恥ずかしすぎて間奏中気づけば誰もいないソファに向けて「次何入れるの??」と語り掛けていました。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?