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知識はないが音楽が好き

 中学、高校と吹奏楽が好きで吹奏楽の曲を聴いていた。

 吹奏楽の曲だけではなく、歌謡曲やドラマのテーマソング等、どんな曲も様々な楽器が実に細かく色々な動きをしており、ある時は繊細な人間関係のように、またある時は風通しのよい組織のように、絶妙に積み重なってハーモニーを紡いでいる。

 時にはわざとひとり違う動きや不協和音を流し、音楽に動きをだすこともある。

 カラオケに行くと、あの歌のあの部分はどう編曲され、どんな風に流れてくるのか、気になる。

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 人は歌手が歌う映像や音楽を聴きながら、時に自分も歌う。

 ラジオから流れてくる曲に合わせて、つい歌ってしまうことは誰にでもあることだ。

 歌だけでなく、歌詞のないテーマソング等も同じだと思うのだが、吹奏楽やクラシックの曲となると歌っていることに違和感を感じる人もいる。

 自分のパートナーは、歌詞のない曲を流しながら歌っても、歌じゃないと否定する。

 興味のないものを聞かされるのは迷惑だ、ということだろうが、歌の趣味が合わなければこちらも同じ迷惑を被っている。さらに、上手くないものを聴かされていることも憶えておいてほしい、と内心思っている。

 とにかく、歌詞があろうとなかろうと、流れてくる音楽にはメロディーのほかにも、裏メロディーや裏打ち等、楽しい動きやスゴ技がいくつも隠されており、それを歌うのも歌謡曲を歌うのも楽しさや満足感は同じなのである。

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 最近、ワクワクしながら聴いたのは、アナ雪の「ありのままで」である。子どもが保育園で聴いてリクエストしたため、パートナーがDVDを借りてきたのだ。

 自分はディズニーにあまり興味がないので、ディズニー映画は観たことがない。

 子どもは歌を聴くため、エルサがひとり雪山を進み、城を建てる場面だけを何度も観ていた。

 その時に「ありのままで」が流れるのだが、映像と音楽とのリンクが素晴らしく驚いた。

 特に城を建て始める場面。沢山の楽器たちが一斉に(多分)グリッサンドをし雰囲気を盛り上げる。しかもホルン(だと思う)たち優しい金管楽器も表にでてきている。グリッサンド大好き人間で金管楽器もいるなんて、楽園のようで何回でも聴ける。

 時々聴こえる木琴(だと思っている)の音が憎らしい。

 最後に続く、吹っ切れた心のような、軽やかさに加えて大らかさも感じさせる音楽。オーケストラがのびのびと歌っている。勿論、安定の低音軍団ものびやかだ。

 音楽っていいよねー、いっしょに歌っちゃおうか!と思っているうちに終了。

 余韻を残す鉄琴(だと思っている)が、興奮を沈め日常に戻してくれる。

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 こんなにワクワクウキウキできるに、歌わないのは勿体ないと思うが、どんな形でも「音楽」は自分に寄り添ってくれる。

 好きなというだけでなく、癒し、励まし、笑い、悲しみ…様々な感情を支えてくれる、自分にとってマルチな存在である。

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 この文章はキナリ杯の記事を読み、好きなもののことを書いてみようと思い書いた。最初は、文字にできるほど、詳しくて好きなものがないため、書くつもりはなかったが、「ありのままで」を聴いていて書く気になった。

 しかし、音楽の知識がほぼないため、自分の感情をただ書くだけになってしまった。

 それでも、音楽好きだなぁ、と書いていておもったので、公開することにした。

 自分の楽しみだけで書いて、申し訳ないです。

 記念に、キナリ杯にも応募しようと思う。



 

ありがとうございます^_^