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V3の小ネタ語り詰め合わせ

こんにちは。いつものV3語りです。
今まで記事を連投しないように、語りたいことが複数あっても同じ記事内でまとまるように頑張って調整しつつ書いていたのですが、どう頑張っても繋げられない文章っていうのもちらほらありました。

なので、今回の記事は特に大きなテーマは決めず、適当に語りたいものを雑多にまとめた記事になります。本編軸だったり紅鮭軸だったりします。長さもバラバラです。一応目次ごとに話題を切り替えているので、ご活用いただければ幸いです。
また、今回はいつもより是清成分控えめです。(あるっちゃある)

※全文章通してニューダンガンロンパV3のネタバレ祭りとなっております※

■ 投票画面ってどう見えてるんだ

これはV3裁判の投票画面と投票結果の話です。一応電子手帳も。ただ手帳の方はシステムUIのデザインだと思うのであんまり意識してないです。

今作から各章のクロを指名できるようになっていますが、その時に公式サイトなどで見かける才能絵が使われてますよね。是清ならお面持ってるアレです。

アレって生徒からどう見えてるんでしょうか。プレイヤー向けの演出でないとしたら、やっぱ絵に見えてるんですかね?あるいは実写だった場合、投票する時「え、なんでこんな写真撮られてんだ?撮影した覚えないぞ?」ってならないのかな……誰も何も言わなかったけど……
手帳と違って、投票画面や投票結果はシームレスにその場面に切り替わっていたので生徒達との見え方と一緒なのかなーって思っていたり。

あるいは、超高校級の才能を持つ生徒は必ず宣材写真を撮影しなければならないルールがゴフェル軸の設定にあったか。それはそれで面白いですが、流石にギャグすぎるかなぁ…お前なんでそんな格好で撮ろうと思ったんだ?みたいなのがチラホラと。


もしこれが絵ならば先にフィクションとしてデザインしていることになりますから、白銀がコスプレすることもできたりしないでしょうか?
そうなれば、オーディション映像も撮れるかも?あっちはプロローグ服でしたが、この説が通るならそっちも先に2次元としてデザインしたらできなくはない気がします。

あっでも白銀は赤松の服着てブツブツ出てた……やっぱただの演出なのかな!!😁
まぁコスプレはともかく、実際に絵なり写真なり映ってたら色々面白いです。あるいはFAという設定でもいけそう?ゴフェル設定だと大体は有名人ですしね!

■エピローグに出てきたチームダンガンロンパのロゴ及び外の世界について

最後のロゴは所詮はV3だってゲームのお話だよ〜ゲームソフトに外の世界なんてないよ〜んの皮肉だと思ってるんですが、もし仮に本当に外の世界があるのであれば、アレは一体なんだったんでしょうか。それと意味深すぎる最序盤の赤松のモノローグも。


✅外の世界があった場合(仮にオーディション嘘軸で進めていますが、正直どっちでも大丈夫)、赤松のモノローグって『チームダンガンロンパが用意したフィクション人格』が外の世界から連れてこられたセーラー服の少女の体に受肉した(あるいは乗っ取った?)ように感じました。

バーチャル空間の中に生み出されたその概念には、自意識や感情などの要素が含まれていたけど、肝心の肉体がなかった。それがセーラー服の少女に中に入ることで、ようやく一人の人間として存在することができるようになった……って考え方はどうでしょうか…。「誰が私?」って言葉が『姿のないなにか』が『ガワを探している』ように聞こえました。

でもこれだとプロローグ時点からセーラー服の少女の人権がなさすぎるんでやめやめ!この話おわり!

✅やっぱ外の世界なんてないほうが自然に感じます。であれば、モノローグのアレは『ゲームソフト内の内臓データがソフト全体を俯瞰して見ている』と捉えた方がいいかなぁ。
もしあのロゴの壁の向こうに本物のデータのみんながいたら……そしてV3の物語をそこから見ていたら面白くないですか?

実際、ゲームソフトとして画面に出てきている立ち絵やスチル・音楽・テキストは、見えていないところに本体のデータが存在していますよね。あくまでもプログラムによって画面に表示させる・させないの処理を行なっているだけで。
つまり、画面に写っているものはソフト内のどこかに格納されているデータを複製していると言っても差し支えがないかも


その処理を行うための『素材となる元データ』があの赤松のモノローグだったら面白いなーと思っています。
あのモノローグには立ち絵もボイスもBGMも何もない真っ暗な画面でしたよね?名前だって???だった。
あの台詞を言ったのは、そもそも『まだ赤松楓ではない』存在なのかも。
私の名前は赤松楓って言った後もずっと名前欄???でしたが、名前欄はテキストではなく画像化処理されたものだと思うので、あれは『本編にて赤松のテキスト部分のみを構築しているデータ』の台詞かな…


『初めて私を認識』できたのも、それまでバラバラだった要素(ボイスや立ち絵)がプログラムによって画面上で一つに統合されたから、ようやく私『赤松楓』を認識できたんじゃないでしょうか!?

私たちプレイヤーがゲームを起動した時(プログラムが作動し出した時)に、ようやくそのキャラクターたちが一つの形となり物語の中(画面の中)に産まれるって考えるとエモいなぁ。それを元データの皆がロゴの外側から見てたら本当にいい。

語彙力ないので曖昧な物言いばかりですが、伝わるといいな!ただの妄想ですけど、この考え方お気に入りです

■大衆に大ウケのダンガンロンパか…

V3世界のロンパ凄いことになってるなぁ。事実、現実でも世界的に人気ではありますが、老若男女問わず大衆にまでってほどではないと思うんです。あくまでもオタクの間で超人気なだけ。なにかとクセ強いし……
もしそれがあの世界で大人から子供にまで受けてるなら世界中変態まみれだ。何かとんでもない出来事が世界規模であったんでしょうねぇ…


ただ、大衆に受けていなかったとして、その理由が『殺人や処刑を楽しんでいる・悪として見ていない人間がこんなに多くいるはずがない』だった場合はちょっと待って!と言わせていただきたいです。

かつて『公開処刑』というものが世界各地で行われており、大勢の野次馬が押し寄せていたのは事実としてありますし、それはつい数十年前まで行われていたものでもあります。処刑が庶民の娯楽だった時期が現実世界にも存在してるんです。
また、処刑は罪人を裁くためのものですが、かつては生贄として生きた人間を殺害する地域だって存在していました。それだって、地域によってはわりかし最近まで行われていたり。つまり、その時代やそういった文化で生きてきた方たちにとっては、殺人は必ずしも悪ではなかったはず。

法律で規制されたから表に出てこなくなっただけで、潜在的にこうした価値観を抱いている人は普通にいると思います。というより、それが当たり前の風潮があれば結構な人がそういう倫理観を持つ側にいきそう。

また、殺人とまではいかずとも暴力に対しての認識の齟齬は未だに残っていませんか?

例えば今よりも教育が厳しく、体罰だって日常茶飯事の時代を経験した人の中で、しつけとして暴力を振るうことを普通・あるいは強い精神を持つ子を育てるためにはやむを得ないことだと思っている当事者は今でもいますよね。
でもだんだんとそういう人が少なくなっているのは、やっぱり何があっても暴力はダメだ!って社会がルールを定義していったからだと思います。

しかし、このルールが今後変わることがないとは言い切れません。
何か大きな事件等が起こり、やむを得ず暴力を許容しなければならない状況になってしまえば、しだいに『暴力行為は普通のことだ』と認識する人が増えてきてもおかしくありません。『普通のこと』なら、それが次第に娯楽になっていっても不思議じゃない。

(ここにきて是清が言った「なぜ殺人はダメなのか?それは人間が勝手に決めたルールであって、そのルールが適用されない世界では守る義務はないのでは?」が意外と間違ってないって気付きました。世界各地の風習や歴史について研究しているからこその発言かな。

かといって、これは時代や状況に左右されるため常に正しい訳でもないですが。それに彼はそのルールが適用される世界でも元気にお友達作ってるんでねぇ…)



結局のところ殺人が悪かどうかは歴史と社会次第でどうとでも変わるものだと思うんです。
なので、殺人ゲームを楽しむ人間云々を理由に『あんなのが大衆にウケてるわけないからアレは嘘だ』と断言するのは私はあまりしたくないです。あの世界ではそれが娯楽になっている可能性も、過去の事象などから照らし合わせたらないとは言い切れない。

……とはいえ、これはオーディション軸が成立する時の話だと思っているので、プロローグ真実説ならやっぱり外の世界の価値観は現代とさほど変わらないんじゃないかなーとは推察しています。

個人的な説としては

『ずっと昔に希望ヶ峰の事件があったが現在では風化され、エンタメとして当時の出来事を扱うフィクション作品が増えた。だがフィクションのそれを楽しんでいた一部の人間が実際に事件を模倣しようと企てはじめた。
その結果、誘拐した高校生に設定を植え付け当時を再現した"リアルフィクションショー"が誕生し、ダークウェブ上などでエンタメとして配信されることとなった』

を推したいと思います。別にフィクション作品はあってもなくてもいいんですが、あったほうが白銀のコスプレに合うかなぁという個人的願望です。
そもそも希望ヶ峰自体実在しない完全フィクションでも別にいいんですが…これもやっぱりただの個人的願望です。
あるいは金持ちの道楽とか?龍が如くの闘技場的な

でも本当に世界中で大人気だったらどうしよう……平和なのか物騒なのかわからなくて怖い

■謎のエレベーターとボイラー室怖い

V3において、どんなキャラやシナリオより怖くて辛くて虚しくて悲しいと思った件です。数年前に存在を発見された方の文を拝見して以来、ずっと虚無に襲われ続けています。
⚠️公式からは断言されてないので、私がその方々の意見をもとに勝手に想像して勝手に鬱になってるだけです(すごく重要)

裏庭にあるダクトのようなものが伸びている箱、エレベーターにしかみえません。たった一つだけ外に繋がってる何かがあるの不気味すぎる。
5章で芝生内に入れるようになり6章で明確に通路ができてましたが、なんの意味もないのであればなぜこんなもの用意したんでしょうか。逆に言えば意味があるから用意したのではないか?

たしか、どこかのタイミングからエグイサルがあの建造物を整備しだして、人数が二人に近づくにつれ段々とその建造物自体に近づけるようになって、最後にはしっかりとした道ができてドアが丸見えになっていた………

はぁーー虚しい。こんな誰でも行けるところに堂々と出口があったならみんなの努力はなんだったんだ……(でも正直こういう虚無要素超大好き)

あとは裏庭のボイラー室です。ここには地下通路とか暗号とか色々ありましたが、それってボイラー室に用意する必要なくね?ってものばかりだった印象があります。
他の施設(プールとかカジノとか)はなんらかの意味があったんですけど、ここってちゃんとボイラー室らしい扱いされてましたか?何かを燃やすような場面ありましたっけ?(記憶違いでそういうシーンがあったら申し訳ないです)

意味がないなら名称は物置とか適当なものでもよかったと思うんですが…………シリーズを通しても、その施設としての役割を果たしていない施設ってひとつもなかったと思います。
というかそもそもあそこがボイラー室ってことも最初は気づいていませんでした。だって扉を調べても裏庭としか出てこないし…みんなも裏庭っていうしさ……釣られちまうよ仕方がないよ


ボイラー室の中はすごく精密に作られていて、マンホールとは別に下に降りられる梯子(おそらく焼却炉に向かうためのもの)までわざわざ見える箇所に配置されている。資料集でもボイラー室のみ設定画がとてつもなくデカい。さらに6章でわざわざキーボに破壊されるムービーまである優遇っぷり。
それなのに、本編ではそんなこだわりまくってる箇所はすべてスルーして地下通路と壁しか調べられない。キャラクターたちも内装について一切話題にしない。「ここってボイラー室なのか」ぐらいのセリフあってもよかったのに(あったらごめんなさい)……エレベーターの件もそうですが、意図的にそうしている感じがしてちょっと薄気味悪いです。(でもそういうの好き)

ミステリー作品に出てくるボイラー室って、結構な確率で死体が出てくる場所だと思うんですが……

モノクマって死体をどこに捨てたんでしょうね?


以下全部真宮寺是清語りです。いつも通り気持ち悪いので閲覧注意

↓いつもの自己紹介↓
推し→是清。一生片想いしつつ姉弟恋愛全力応援
推しカプ→真宮寺姉弟(またの名を是姉)

■資料集を読み直しました

当時結構読み込んだはずなんですが、意外と内容忘れてるもんだなーと思いました。パスタ是清や表紙ラフ案での素顔是清など、ビジュアル面はよく覚えていましたが、それ以外の文章などはちょこちょこ記憶が抜けていました。

後半部分にあるインタビューで、ライターの小高氏が『真宮寺は思ったより人気ない』っていってて「私の中ではッ!常に人気投票一位ッ!!」て歯茎から血を流していたんですが(小高氏、昔から人気がどうとかどのキャラが好きかどうかの発言容赦なくスルヨネ…)、『お姉さんとの危ない関係』っていうのも言っててこんなんあったっけ?と冷静になりました。
たしか、個別キャラ紹介でも小高氏は『姉との禁断の愛』って言ってましたが、ここでもそういうニュアンスのワード出ていたんですね……


やっぱ姉弟はガチでデキてると私は強く信じます。ゲーム内のキャラも現実の関係者も二人の恋仲を疑う人間が徹底して全くいない。(細かいことに関しては、過去記事の"姉清みたいな〜"で書いてます)

両思いではない根拠として是清が気持ち悪いから……というのは姉が私みたいな女であれば可能性はあるので除外して、一章の茶柱が言った「その人は迷惑だったと思います!だってあなたって気持ち悪いですからね!」ってセリフだと思うんですが、是清がこのときに言った言葉は「愛する人のためならなんでもしてあげたい、そう思った経験は僕にもある」なんですよね。
「僕にもそういう人がいるからネ」ではなく「僕もそう思ったことがあるからネ」の違い。

なんで、おそらく茶柱のセリフは"なんでもしてあげたい"の部分に対しての返答だと思います。
あとこれ姉友作りのことじゃないかな。どこだったか忘れましたが(多分育成?)、姉友作りに対してそういうニュアンスっぽいこと言ってませんでしたっけ?
そもそも是清が姉に何かした描写って友達作りぐらいしか書かれてなくて、それ以外は自分がしたことではなく姉がしてくれたことの話しかしてない。だから姉友作りへの伏線として迷惑だったってセリフがあったならまだ理解はできます。

それと、茶柱は一章で殺人を仄めかす是清のことを「あんな文系男死はどうせ何もできやしない」と言っていましたが、実際の是清は人殺しまくってる上にその是清本人に茶柱は殺害されています。

以上のことから、茶柱の発言が全て正しいとは言い切れません。なぜなら茶柱は是清の本質を見抜くことができていなかったから。

育成やハピでは、同じ武闘派の大神はうっすらと感じ取れてるんですけどね……是清のこと投げてたら何か変わっていたのかな

そもそも茶柱は、平常時に男を罵倒する際は論拠とか全くなく言ってくるのであんまり当てにならないと思ってます。気持ち悪いから何かされて嬉しいと思う奴なんていない、好きになる奴なんていないっていうのはあくまでも主観でしかない。

本物だった場合の霊体姉が塩撒いた理由だって、恋仲に関することではなく姉友に関することしか言及されていない。「私の気持ちを勝手に曲解・捏造して」ではなく「私の気持ちを勝手に"代弁"して」ですから、手段がおかしかっただけで事実関係を都合よく捻じ曲げているわけでもない。

長年ずっと「もしかして違うのかなぁ」とか考えてきましたが、私の答えはやっぱりこれです!これだけは私の中の真実にしたい。
これで公式から違うって言われたらもう何も考えないことにします。私も是清と一緒に溶けます🫠

にしても肉体関係ないのに、付き合ってるだけで危ない関係とか禁断扱いになるんだなぁ。厳しい世の中だ



あと、よく霊体姉は塩を投げる時手袋つけているって誤解されがちですが、一応おしおきムービー担当の方は絵コンテページにて素手って明言してあるんですよね。

おしおきイラストページでも、『姉さんの容赦なきお祓い』イラストでは手袋をしていないので、アレはリムライト加工の都合上そういう風に見えてるだけだと思います。
おしおきではアニメーション用に関節部分で腕が切り分けられているので、エフェクトと合わさって余計に分断されて見えているのかも

なので!霊体姉=本物姉説は!私は否定します!!素手で塩投げても消えてないんだから偽物!偽物!制作者も幽霊が素手で塩投げるとか(笑)って反応してたからファンタジー!!うぉおお現実なんて見ない!💥👊😭本物の姉さんは……頬染めて笑いながら家族を殺すような人じゃないんだ………きっとそうだ……
いや、でもそれはそれで激ヤバ女で好きだな……

というか、ガッツリ幽霊出てるのになんで残ってる人らは何も言わないんだ…もしかして画面に写ってないの!?視聴者サービスなの!?生徒らには釜茹でまでしか見えてないのか!?……ハッそういえばその後の回想シーンでも是清のおしおきは釜茹でされてるところしか出てきてない……!
是清の素顔拝み放題だったので、もし視聴者サービスなら運営GJすぎます。もっとすっぴんの是清ください!化粧する前の映像撮影したモノチッチいたら売ってください!

ラストページのかごのこの歌、周囲がジッパーになっているのは是清のマスクから来ていたら嬉しいなってずっと思ってます

■絶対に振り向いてくれない男

ラブアパまで来ても絶対に君に振り向かないって断言してくるの鉄壁すぎて涙が出ます。
エロ本を見ることもNGで他の女子にも興味がないと断言して、紅鮭でも「恋愛的に結ばれた」との説明があったすぐ後に「僕の恋人を紹介する」だから、徹頭徹尾ガチ恋女をへし折りにきてて辛いです。

過去作では腐川や大神は片思いの相手がいても落とせたし、春川にも恋愛フラグは立てられた。男で恋愛要素があるといえば左右田もですが、こっちはおまけモードだと全くソニアの話しませんからね。
シリーズ通して恋愛描写があるキャラは多々存在していましたが、ここまで一切ブレないのはペコと是清ぐらいだと思います。
なんだろ、片想いはまだ誰のものでもないけど両思いだったらNTRになるから流石にNGなんですかね。

ヤンデレが好きな人を独り占めしたい・振り向いてほしくて「あなたを殺して私も死ぬ!」って言ってるのよく聞きますが、是清の場合は殺したとしてもあの世で姉さんに会えるって考えだからそれすら通用しない。勝ち目がない!

でも…そんな一途な君が大好きなので、そこまでやるんなら姉と未来永劫一緒にいてくださいよ…!!

■紅鮭ENDの是清

上記の通り恋愛バラエティですら振り向いてくれない男ですが、それでも一応卒業は一緒にできる謎。恋愛的に結ばれたって言ってるのに本人はその後即座に否定してくるんですがあの運営さん??
でも、運営側がその後に語った是清の言葉を『彼が他者に向ける最大の好意』として捉えたなら、それは姉以外の人間に対する告白と同じレベルの重さってことですよね……そこについてちょっと考えてみました。


まず姉清の存在のカミングアウトと、姉と恋仲であることのカミングアウト。そして姉が既に故人であることのカミングアウト。これらは彼にとって本当に勇気がいることだと思います。だって理解されないのなんて本人は分かりきっているから。理解されることを放棄しているからこそ裏で色々でやってこれたのに、それを告白するってことは自分のやってきたことにも向き合わなくてはならなくなるんじゃないのかなぁ。


あと、紅鮭ENDは姉友ルートだと言われているのを何度か見ましたが、そもそも姉友ルートなら性別が違うだけで普段通りのことなので、姉=恋人カミングアウトは必要ないはず。やっぱり、そんなことをわざわざ話す時点でただの姉友ルートでは無いと思います。

それに、是清は最原と一緒に全国を巡ることをとても楽しみにしています。それを否定するような選択肢を選ぶとすごく悲しそうにしていました。
なので、姉友にしてしまうと一緒に全国を巡れなくなるのでやっぱり生きたまま姉…というか姉清に合わせようとしてる気がします。

にしても実際のところ姉清状態のまま友達を作ってもらおうとはしたんでしょうか?中にいる姉清は子機で、あの世にいる姉が親機の『分霊』(詳しくは前回記事にて)だとしても、姉清状態で会話自体はできますし。

……ただあれってやっぱり受け入れることがかなり難しい(是清ファンの間でも姉清は妄想・人格説が多数派)ことだから、そこそこ仲良い人でも否定しそうだなぁ……むしろ、ちゃんと交流があって真剣に向き合おうとしてくれる人ほど否定してくるかも。
辛い過去を引きずらずに前を向いて生きていこう、私や皆も一緒に支えるから!って具合に。あるいは本気で精神を心配して、一緒に病院に行こうとか言われそう。

実際には信じていなくても適当に話を合わせることはできるでしょうけど、他人の本質を見抜ける是清ならその嘘には気づくでしょうね(実際本編でも茶柱の夜長信仰が嘘であることを見抜いていましたよね)。
裁判時の状態から、自分へ向けられているネガティブな視線には特に敏感そうだし

そんなの是清も姉さんも傷つくだけだから、それなら黙って殺してあの世にいる姉へ直接送ろうって感じかな?もしかして!
ハピロン感想記事の九頭龍&天海コミュの箇所で、『姉はお土産は受け取らないのに友達だけは受け取るってどういうことよ!』って書きましたが、これもしかして↑みたいなことがあったら成り立つのでは?って気付きました。

ただ、どちらにせよ姉清の状態で友人を作ることを受け入れてしまったら、自分が今までやってきた『殺して姉の友人にする』という行為が根本から全部崩れてしまいます。現世でもきちんと友達が作れてしまったら、自分の行ってきた行為は友達作りでもないただの無意味な殺害行為になってしまう。
もしかしたら今まで殺してきた人間の中には、姉清のままでも受け入れてくれる人がいたかもしれない。そんな人を是清は殺してしまった可能性がある。それを自覚しなければならなくなります。

でも、是清がそれでもいいって思っていたなら……姉以外の理解者なんて求める気がなかった是清の中に、最原君なら僕達の関係を受け入れてくれるかもしれないって思いが芽生えていたら、すごく…切ないなぁ……


紅鮭だと姉清や姉弟恋愛はワンチャン理解してくれるかもしれないけど、それでも多分最原は姉友作りについては受け入れないよ……君を処刑台へと送る存在だよ……

自分のやっていることが許されない行為だってことは、理解されないことだっていうのは、今まで姉が死んでいることを周りに隠していたんだからとっくに分かってるよね?姉清が表に出て友達を作るなら、それまでに友人になった存在について最原が疑問を抱くのも時間の問題だぞ…!!


それでも理解者を求めたのか…?
それなら、紅鮭の是清は本当にすごく大きな一歩を踏み出したんだなーと思いました。
変化は分かりにくいですが、周りから恋人関係を受け入れてもらえなかった姉弟にとっては、関係を打ち明けて理解してくれるかもしれない存在というのは恋人に限りなく近い存在なんでしょうね。なら結ばれていなくても卒業してヨシ!


※※以下妄想※※
友情なのかなんなのか分かりませんが、紅鮭軸で是清が最原に全ての罪を打ち明けて、それを最原が同意の上で告発するルートとか考えちゃいます。恋人関係まで打ち明けるんですからいつかやりそうな気がする……それが友達100人目の時かどうかはわかりません

当然是清は未成年だろうと死刑になるだろうし、最原はそんな凶悪殺人鬼を告発したってことでめちゃくちゃ有名な凄腕探偵になりますが、友人を死刑にする辛さと、それでも彼を裁かないといけない決意でゆらゆらしてほしいです。ただし後悔はしない。告発は罪を打ち明けた是清との絆の一種であってほしい。
是清は最後には紅鮭と同じように「僕と仲良くしてくれてありがとう」って笑うんだろうな…笑っててくれ……

何気に紅鮭軸について真面目に考えたの初めてかもしれない。いつも姉と弟の過去妄想ばかりしてたので、新鮮で楽しかったです。


ストックはまだあるんですが、やりすぎると前回みたく凄まじい文字数になるので今回はここまでにします。

特に是清部分に関しては半分ぐらい削ったので、また別途是清まとめ記事として出すか、今回みたいに何かのネタ+是清ネタとして小出しにしていこうと思います。

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