見出し画像

得点表示は用意するだけで善い

 saQunaです。クイズや競技クイズを楽しんでいますが、そのなかでも特に「得点表示」を作って動かし楽しんでいます。
 これまでは「第13回/第14回若獅子杯」「abc-west 3rd」「白鹿杯(4回)」「天9」などのスクリーンを担当しました。

 最近、「得点表示を作って」「その画像をSNSにアップロードする」方が多くなっているなぁ~と感じます。多種多様な得点表示があって楽しいですね。一方で、「自分の得点表示を上手くしたい」という類の話をしている人もいます。研鑽ですね。

 競技クイズ歴(8年くらい)と同じ長さだけExcel得点表示を触っていた自分が、「得点表示」全体に対してまず前提として考えていることは、「得点表示を用意するスタッフは、その得点表示の出来に関わらず善いスタッフである」ことです。(大仰な言い方ではあるが)プログラミングをして、そこにある程度のデザインを重ね、かつそれらがミスをしないように準備し、当日もプロジェクターを用意する、という道を選ぶ時点で、プレイヤーだけでなく観客に対しても、クイズの進行をしっかり見せよう・フォローしようというやさしい気持ちが現われています。

 さて、上で「得点表示の出来」という言葉を使いましたが、得点表示の出来(いわゆる綺麗さ/汚さ)を判断できる人はそう多くないとも思っています。自分もそんなに判断できません。だから、そんなに気にしなくていいと思います。フォントなんてほとんどが気にしていません。
 得点表示で唯一大事なのは、「必要な部分がしっかり動作ししっかり見えること」です。「カッコよく見えること」はそのあとのあと。

 なぜこういうことを書いたのかというと。
 得点表示は、今、必要性が揺らいでいます。オンラインでのクイズが拡大しているためです。ブラウザサービスでは早押しボタン機能と一体化した立派な得点表示があります。
 オフラインのクイズが中心だった数年前には「得点表示を準備する役割」に就いているかたが多かったと思われますが、今はオンラインクイズ(りっぱな得点表示付き)が多くなっており、もしかすると、「得点表示はいらない」ふうに変化しているのではないか……と考えたのです。

 仮にそうだとして。
 「競技クイズに肝心なスコアを」「即座に更新して」「大きく表示する」という得点表示は、参加人数が増加している(≒ハコが大きくなっている)オフラインクイズで重要な要素のひとつ。それを用意できる人材が失われることが、自分にとっては少し怖いですね。
 「得点表示をさわれます」という方を絶やしてはなりません。たとえ共有されているファイルをそのまま使ってもかまいません。いいものを作ろうとして得点表示じたいを諦めてはなりません。いいものを判断できる人は多くないからです。
 サークルであったり研究会であったり、さまざまな団体がありますが、そのなかの「得点表示ができる人」を大切にしましょう。われわれごときがとやかく言えやしないのです。
 共有されたファイルを使えるようになった人、ありがとうございます。あなたの技術がみんなを救います。
 そのファイルをすこしいじった人、ありがとうございます。あなたのアイデアが日々のクイズを彩ります。
 ちょっとがんばって問題表示も作った人、ありがとうございます。あなたのがんばりが、クイズの門を叩いた人に、さっさと刈られた問題の続きを見せてくれます。
 得点表示は用意するだけで善いのです。そこからちょっとずつがんばっていきましょう。カッコよく見えるまでにはずいぶんと時間がかかりますから、別にそこまでやってもやんなくてもいいです。
 ただし、「必要な部分がしっかり動作ししっかり見えること」は忘れないようにしていきましょう。

 ホントはここらへんで「必要な部分がしっかり動作ししっかり見える」ためのことを書こうとしていた(ex.パワポへのリンク貼り付けはうまいことリンク更新されないケースがあるため避けたほうがいい)のですが、うまいことまとまらなかったので終わり。

頂戴したサポートは、よりよい作品づくりに活用させていただきます。よろしくお願いします!