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「IRODORI ONSTAGE」というクイズ大会を開いた

さくなです。

6月17日、「IRODORI ONSTAGE」というクイズ大会を開催しました。
ご来訪いただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました。
楽しんでいただけたのなら幸いです。自分はとても楽しめました。

大会に込めた思いについては以下の記事のとおりです。

感想

大会をやっての感想です。

思った以上に正解が出た

上記の記事では「正解が出ないと思われる問題も出す」ということを書いていましたが、実際に出してみると正解が出るわ出るわということで、かなりうれしくなりました。GO TO ORDINARIESしてもらいました。やった~! だからこそ巻いて終われたんですね。

終わったあとに寄せてもらった「思い出の問題」がバラけた

終了後に(翌日もクイズの場であったのもあって)かなりの反応をいただきました。そのなかで「○○の問題が良かったです!」と言ってもらえているのですが、今のところそれがほとんど重複なく10問くらい言及いただいています。これは自分にとって超絶うれしいことです! 感じるもの・持って帰ってもらったものが皆さん”色々と”異なるというのは、自分の理想としていた会に近いものがあります。
そしてそこに、「仕事に近いので」「大学で研究しているので」「日経新聞で読んだので」という”背景”が付随してきます。ぼくのほうもGO TO ORDINARIESできました。やった~~!!

取り組んだこと

ここからは大会当日を迎えるに当たってぼくが取り組んだことを書きます。
ちなみに問題については上記の記事の通りです。だいたい描いたことにマッチしたものを用意できたと思っています。

司会と問い読みを連続させる

多くのクイズ大会では、大事な「問題」を届ける問い読みを専任に据えており、「司会」「問い読み」「正誤判定(問題責任者が務めることが多い)」という3つの役職がメインになっています。そのほか、「得点表示(画面に参加者のスコアや出題された問題を掲載する)」や、「演出/音響」などもいます。

一方で今大会では「司会と問い読みを両方担当して連続させる」という目標を持っていました。
やはり、アナウンサーが問題を読むし盛り上げもする「高校生クイズ」や「アメリカ横断ウルトラクイズ」の影響は強く受けています。また視聴者参加型番組の司会としては「アタック25」もそうです。正解したら「その通り」「結構です」「正解です」、間違えたら「ごめんなさい」みたいなのは、どうしてもハイテンポ進行になるクイズ大会(このIRODORI ONSTAGEも全員壇上・早押し機会ありまくりなので)にあって、ほんのわずかに発生し、ともすればささやかな会話に発展するような、ゆとりでもありトリガーでもあるのかなと考えています。このことは司会を専任した1年半前の大会「クオリアオープン」でも考えていましたが、今でも大事かなと思っています。

司会といえば、ぼくは(原稿が『~何?』であっても)「~何ですか?」というような訊き方をすることがあります。「これはスルーになりそうだ」と思ったときにやりがちです(読み切っているわけだし)。
ここは同様の文構造で問われた「テスト・ザ・ネイション」に影響を受けていそうです。それ以上の意味はあまりなく、「~でしょう?」は好きじゃないから「~ですか?」に頼っているだけです。

共有されることを前提とする

大会中に起きたことがSNSで発信されてほしいなと思っていました。たとえばこんな問題が出た、たとえばこんな結果になった、たとえばこんなところで正解が出た(ぼくは箝口令が敷かれた場合を例外として、どんどん発信されるべきだと思っている)。これらは文章でももちろん発信されますが、やはり画像→写真が大きな媒体になります。
となると、「写真を1枚撮ればその瞬間で何が起きているかよく分かる」ものが良いのではと思い、得点表示画像を設計しました。

上記は大会ハッシュタグでツイートしてくださったものを引用したものです。

今大会の画面では、「左側に問題」「右側に参加者名」と完全に縦で分割し、問題部分を大きくしました。このレイアウトは問題に注目してほしいときに有効です。
また、リアルタイムでスラッシュ(ボタンが押されたところを示す記号)を入れて、今の問題がどこで止まったうえで解答されたかを表示。そのうえで、「誰が正解したか」を同じ問題表示領域に文字で示しました(誤答の場合は出ないようにしました[正解者なし])。これにより、「誰が」「どこで止めて」「どんな問題を正解したか」が1枚の写真でわかるようになりました。

ちなみに、同じ機構に「得点」と「スラッシュ」を入れているということで入力情報は揃いましたので、これを自動で集計・整形する機構と合体させることで、この大会の記録集を終了後数時間で発行することに成功しています。「速報版」というかたちではございますが、ぜひお読みください。

この機構が完成したあとにもうひとつ考えたのが、参加者による画面の撮影という出来事に対してです。参加者の方は、自分の名前が載った得点表示を写真に残しがちです。特に成果が出た回では得点も併せて撮影することが多いと思います。そうなったとき、問題も映り込む可能性が高くなります。
よって、今大会では、いくつかの対戦の最終問題には自分が面白い・発信されてほしいと思っている問題を置きました。「インターネットやめろ」とか。その他は割とランダムで、致命的にジャンルや題材が近いものを離す作業だけした感じです。投資問題が2問続いたりはしましたが……。

ほかにもあるにはありますが、もう少し写真とか動画(浜押会さん本当にありがとうございました)とか見返してしっかりまとめて、「公式記録集完全版」に書くことにします。

次回?

さすがにめちゃくちゃ大変だったので「IRODORI ONSTAGE 2」は今のところ予定がないのですが、作問習慣は身についたので、今年中に小さい企画としてパッケージングはしたいよなと思っています。今回でいくつかの反省点ももちろん生まれていますので、それを活かしつつ、です。お楽しみに。

ということで、IRODORI ONSTAGEでした。ありがとうございました!

頂戴したサポートは、よりよい作品づくりに活用させていただきます。よろしくお願いします!