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「アタック25」に出場した

ちょっと前、「パネルクイズ アタック25 Next」の本戦に出場した。
25枚のパネルを4人で取り合う早押しクイズをやるこの番組、さすがに今の一文が不要なくらい有名で、それゆえ出られたのがめちゃくちゃ嬉しかった。
で、結果は3枚獲得。25分の3なわけで枚数としては少ない。けど、終了後の写真撮影はニッコニコ元気いっぱいガッツポーズだった。あとから見返して優勝者かと思った。

予選でやったこと

タレントならいざ知らず、一般人のぼくらがアタック25に出るには、予選会に行くしかない。定期的に開かれている予選会にエントリーして(一応エントリーシート落ちもある)、会場へ馳せ参じる。で、筆記テストを受ける。
ぼくは4月にこれを受けた。結構難しめだったけど、偶然知っていたことが多くてラッキーだった(ここらへんは箝口令あり。あんまり書いてはいけないので感想程度)。
筆記テストを通過したら、その場で集団面接を行う。ぼくは一応金融機関で働いているので、そこでのエピソードをしゃべった。窓口係として声がデカいことだけでやってきたので、声デカ人(こえでかびと)として他の参加者を"圧"した。たぶん。

通った

面接を通った。うれしい!
ここからが大変で、何が大変かというと自分ではどうしようもなく、テレビ局のスタッフがこのひとを呼ぼうと決めて、自分のもとへ電話がかかってきたら番組に出られる。かかってこずに1年経ったら予選会に逆戻り。合格してから数ヶ月、電話がかかってきてすぐ出て、国勢調査だったりセールスだったりした。心臓に悪いって。
で、10月末頃、また知らない番号からかかってきた。でも、これはなんだか確信をもって出た。「ABCテレビの○○ですが~」と言われて、明らかに電話に不向きな声量で「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と答えた。声デカ人なので……
11月10日の収録まであとちょっと。11月27日の放送まであと1ヶ月。

出場が決まってやったことと、その成果

放送日前後の出来事を問う「日付問題」が毎回出ているので、いっぱい調べた。

  • 放送日前後10日くらいの出来事を200個くらいまとめた。そのあたりの誕生日も覚えた。芸能人の誕生日をたくさん覚えている林家ペーに数%だけ近づいた。

  • 本番でその成果はどうだったかというと、2問くらい出て1問も正解できなかった。しかもひとつはお手つきをした。「11月29日にある作家が生まれています。マーチ家の四姉妹〜」くらいで早押しボタンを押して、ぜんぜん頭の中に答えが出てこなくて「モンゴメリ」と答えたのだ(問題は『〜マーチ家の四姉妹を描く「若草物語」で有名な誰でしょう?』、答えはオルコット。なおモンゴメリは『赤毛のアン』を書いた人)。

  • 200個を覚えきれなくて、あんまわかってないのに、日付だからとボタンを押してしまったわけ。今「わかってない」と打ったら途中の予測変換に『若草物語』が出てきて怒り狂った。

  • モンゴメリは11月30日生まれ。オルコットと1日違いだったね。

  • 林家ペーは11月29日生まれ。オルコットと同じだね。

  • ちなみにちなみに、この問題はカットされてた! ちょっとラッキー。でも戒めとしてこのことは書いておこ。克己心高人(こっきしん・たかびと)。

前日入りして八重洲ブックセンターで流行りの本を調べた。

  • アタック25は話題の本もよく問われる。本は好きなので本屋も好き。八重洲ブックセンターで上を下への大騒ぎ(ひとりで????)。6時間くらいいた。ちゃんと本は買ったので許して。

  • 本番ではまっっったく出なかった。おい!

好きなことを覚えた。

  • 「得意ジャンル」という考え方がある。人生すら表現できそうな。文学が好き、生き物が好き、音楽が好き、ぼくは「エンタメ」が好き。お笑いとかテレビとか。

  • アタック25では得意ジャンルをインタビューされるので、エンタメと言おうと決めていた。つまりエンタメを正解できなかったらちょっぴり恥ずかしいわけで、優先的に触れた。放送されたドラマ、上映される映画、出た写真集、出たエッセイ本、父の話す昔のタレント、母の話す今のドラマ、妹や弟の話すボーイズグループ、友だちの話すユーチューバー、職場のひとの話す昨日の話題。

  • 本番では「菅田将暉(俳優の菅生新樹は誰の弟?)」「エド・はるみ(『シンパサイズ』というボドゲを手掛けた、『グー!』で知られるタレントは?)」を正解できた。やった~! 声デカエンタメ好き人になれたぞ! 母が『初恋の悪魔』を見ていたのがよかった。

  • 一方で「数字を当てましょう(答えが一番近いひとが正解扱いになる)」では「M-1グランプリ2022のエントリー総数は何組?」というラッキー問題のはずが「6050」と大誤算~!(ぐるナイ)(クビまっしぐら)2021年は6017組なので1年遅いよ~

しゃべれるようにした。

  • 流石にテレビでめちゃくちゃしゃべるのは初めてなので、いろいろスッと出せるようにしておいた。

  • テレビに出るのは初めてではない。実は高校生のときに「高校生クイズ」の全国大会に出て、5秒だけ映った。しゃべってないのでノーカンノーカン。

  • 本番前にディレクターと「出場者紹介ではこういう話をしましょうか」という打ち合わせがあって、声デカエンタメ人を貫いてほしいという話をされた。ちなみに番組では「いい声エンタメ人」にランクアップしていたぞ!

  • で、しゃべれるようにしたのに、谷原章介さんがいきなりめちゃくちゃな無茶振りをしてきたので"応対"した。つまり以下をした。俳優さんと即興電話コントやるのやばくない?

  • このコンクールに参加した新入行員の自分はどこかバカバカしいと思いながら架空の電話を取っていたけれど、流石にこういうド貴重な体験につながるなら、やっててよかったな。

  • え即興電話コントって何??????

終わって

そんなこんなでパネルの取り合いは進み、いっときトップ賞も狙えたけど、お手つきをしまくって最終的には3枚になった。でも楽しかったよ!
獲得したパネルは最後に1枚1万円に化ける。これ合法???

さらに参加賞として、

長財布・小銭入れ・ベルトのセットと、

蟹爪1.2kgももらった。

こんなクイズ番組はいいだ。どんなの?
➔どんな結果に終わろうとも、なぜか財布とベルトと蟹がもらえる

放送は身の回りのひとがたくさん見てくれて嬉しかった。父母妹弟が揃って座して見たのは若干恥ずかしかったが。あと友だちも職場のひともLINEをくれた。ありがとね!

「パネルクイズ アタック25 Next」に出た話、ざっくりとこんな感じ。書いていい領域だけ、しかもそれをちょっとだけ書いているので、ネタはまだまだありますがこんなところで。
一度本戦に出たひとは3年間、予選会にすら出られない。ぜったいリベンジするので3年間の"ご辛抱"! ありがとうございました。

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