Butlers' 歌劇『悪魔執事と黒い猫』～薔薇薫る舞踏会編～感想

#あくステ
引越し前で仕事も決まってなくて申し込めるのが土日しか確定してない状態で、
ありがたいことに行きたい日付で前方席が当たったのでめちゃくちゃ楽しみにしていました！
はじめましての役者さんも多く、また、歌うまの方も揃っていて、本当に楽しみで仕方なかったです。
演技は拝見していたけど、お歌は始めましての方も多くて。
とはいえ、マジで歌で殴られるとは思っておらず（コロナ禍で観劇に際ハマりした私には客降り激しすぎる）
後ろからルカスの輝馬さん、真横ナック長塚くん、ラムリのばしこちゃん、目の前ハウレス松島くん、その横にボスキ木津くんとかめっちゃやばかったです。下手万歳！（結構下手多いのと下手ギターベースが好きになりがちなので）
どこ観たらいいの！
輝馬さんの歌声に後頭部殴られてるぅ！と思ったら、真正面から松島くんが響かせてくるし。
後ろ観たい！でもハウレスみたい！ハウレス観る！って結論出しましたけども。

……アフターパーティの記憶しかないのかな、私は。

突然ですが、私の物語の楽しみ方は、本も演劇もその世界観に浸りつつ第三者としてその物語に（観客として）在ること、なんです。
いわゆるその世界の壁とでもいうのかな。
物語の中の第三者なので、甘い言葉とか恋人同士で言い合っているのは、聞いてて照れてしまうけども「ひゅーひゅー！」なのです（古）。
なので、観客を主人として話かけられるのはちょっと苦手だったりします。
当事者になりたくない。
（キャラ付けが薄い主人公でプレイするのとか苦手。遙時が平気なのは、主人公に自我がありすぎるからです。刀剣乱舞（ゲーム）は愛をささやかないので平気です）
なので、迷走タイムとかめちゃくちゃむず痒かったです。居心地悪かった…。最初の「な！あるじさん！」とかも、心の中で、びえぇえってなってたんです。
なので、歌は楽しみだったけど、耐えられるか不安でした。実は。
でもベリアンさんの歌声が発せられた瞬間から、世界観に入り込まずにただの観客になれた、というか…自分の前に別の主人を立てられたというか…。
おかげで、視聴者として楽しむことが出来ました。
この歌に関しては、YouTubeで見れて聞けるので是非。

https://youtu.be/Tl1lqZjBwOY?si=KH4bu18gb3R10_nC

あと、くるくる回る舞台セットがとっても大好きでした。
階段にも部屋にもなるの本当に素敵だし、世界観を表現しつつ、シンプルだけど損なわない。大好き。
プロジェクションマッピングもステンドグラスの表現もとっても美しかったです。
天使の表現も結構好き。
改めて思うけど、上記の曲の最初の表現、天使、なんですかね…。
今後のストーリーのことも考えると頭抱えちゃうな…。

本編は、想定外にもストーリーエピソード1の第2章まで進んでいくので、予習していてよかったです。
てことは、ハウレス回も夢じゃ無い…？
本編はぎゅっと詰まっているのに忙しなさもないし、とっても丁寧に作られていると感じました。
端折られているところあるけど、削られているとは感じなかったし、役者がそれぞれキャラクターを本当に理解していて優雅な気持ちになれました。

べリアンさんがねぇ…いい匂いするんですよ。甘いお菓子みたいな、紅茶のフレーバーみたいな。
でも、べったりとした甘さではなくて、歩くと揺れる香り。
そして、ろうそくを持って通路経由で捌けるとき、通路の主人たちを微笑み見つめながら去って行かれて…
単純な私はテンション上がっちゃった。
ときめいたよねぇ（人生で初めて買ったブロマイドは玲ちゃんが演じるBASARAの柴田勝家なので！三つ子の魂百までなので！）

ロノくんがめっちゃいい子過ぎてとっても良かった。
お肉リアルに食べてて、それを怒るハウレスもまた良かった。
ブロマイド買えなかったんだけど、1枚しか買ってないランダム出来てくれてありがとう。

あと、フェネス。声も大きくて憲兵団にいたこともあってどことなく武とか剛を感じるハウレスに対して、柔和な感じて渡り合ってるのがとっても素敵でした。
中の人的には周りが年上の中、凄く大人っぽくて余裕もあって。ストーリーを進めたときに感じたちょっと離れて微笑んでいる感じが良かったです。
この年の差が、フェネスの自己肯定の低さとか焦りが見えやすくなっている感じもして、キャスティングの妙に唸っております。最高でした。
もちろん、ブロマイド追加しました。

バスティンは、なんか素朴でバスティンの無口さと合ってって良かった。
ロノと友情築いていくぎこちなさがまた良かった！

ボスキは、本当楽しみにしていたのです！木津くん！歌を聴いたことなかったので、めちゃくちゃ低い声での役作りだったので、カッコよさ増しましでした。
ハウレスとの距離感最高。ボスキの冷静さというか大人びたところがまた新しい魅力でした。

アモン君は、あのむち打ちまでやるとは思ってなかったのでびっくりしました。
そして自分を痛めつける懺悔はつい「薔薇の名前だ…」になってしまう…。
（そして、2階の中の人に対して地獄楽で見た人たちだ！の気持ちがあったので、宮崎湧くんのアドリブを心の底から楽しみにしていました…うん、ありましたとも）

ルカスさん！輝馬さんの演技を拝見したかったのです…！演技もですが、歌が、歌が凄かった…かっこよかった…あとあの毛量に負けない体のバランスが美しかったです…。

ラムリ！ばしこちゃんのキラキラお顔にふわふわのお衣装がまた最高！可愛いの塊。ぷーってほっぺた膨らませたり、くるくる表情変わってラムリらしくって可愛かった。近くで見ると、目おっき！顔ちっさ！って毎回思ってしまいます。

ナックは、役者さんに対して「(宮内)伊織くんの親友だ…！」って思いながらおりまして…。お衣装で気付かなかったけど、ガタイめっちゃいいですね！あと、想像以上に素敵な歌声でもっともっと聞きたいって思いました。

ミヤジさん。こちらもお歌は初めて将大くん。関西の人と知らずに見に行った玉蜻の「柿の種もあるよ～」が忘れられないのですが、メインの記憶は、バスケする姿でしたので、これまた大人な雰囲気で素敵でした。
歌もこんなに素敵と思わずドキドキしました。亜久津でちらっと見ていたはずなのに…。

フルーレは、バレエの方なんですね！お洋服のシーンどうするのかな、と思ったらバレエで踊ってて可憐で可愛かった…！
可憐なのに足がちゃんと男の人の筋肉の付き方でかっこよさもあったのよ…。（何を見ているんだ）

ラトの伊崎くん。獅子王のイメージが強かったので、この狂人じみたラトには本当に驚いて、びっくりしたのと、歌もこのラトのねちっこさがきちんと乗っかっててぞわぞわしました。

ムーちゃん。かわいい…！お歌もすっごく高音が響いて、可愛いし演技も凄いし、多分、状況に合わせてアドリブで返しているところとかあって…天才か！って思いながら見てました。

そして、ハウレス。
もう松島くんが演じているので贔屓目も入っちゃってますけど、良かった。
ゲームのハウレスくん、レベルが上がるとなんかずっとデレてません？
本当それが苦手で、でもハウレスの背景を知りたい。その気持ちは大きかったので、頑張って執事レベル上げました。
今は可愛い～って思えるけど、慣れるまでデレはめんどくさいなって…思って…まし…た。
そのせいで、松島くんのツイートが少しずつ親密度が上がっていく感じでソワソワしちゃった。
実際観劇したら、出れはそこまでではない挙句、主人公を守るよりも執事としてあらねばの使命感の方が強く感じたというか。
あの、ワインをお詫びに差し出すシーン。あの感情と理性を分けて対応しているのとか、めちゃくちゃたまりませんでした。
頼りになる…！
下手の席だったので、ワインを渡す表情見れたのも良かったです。
執事であろうと優雅さや丁寧さを備えて、立場をわきまえて微笑みを忘れず。そして、そっと暗闇の中で妹を思う姿。最高。
そして、ロノやバスティンの師匠としての姿。
カッコいいのに、可愛く見えたりするのはきっと私の目が悪い。
ふんすふんすと鍛錬している姿は大包平を思い出したりしてしまいましたが、大包平と違って、まっすぐ降ろして、斜めに振り上げて下ろす、そして正面に戻す、という一連の動作がコンパクト。
大包平は振りぬいて元に戻すまで時間がかかるというか、隙があるように感じるので。
ハウレスはその隙が無いというか少ないと感じました。
師匠やるだけあるというか、太刀と剣は刃の付き方も違うし、振り方も異なるだろうに、この違いを短い稽古中にリセットと積み上げまでできるの凄いなって。
（直前が大包平演じてたので…））
ただ、鍛錬にも手を抜かないところは、大包平もハウレスも松島くんに通じるなと思いました。

そして、何よりお歌が最高に好きで、これがメロっちゃうってやつか…ってなりました。
松島くんの演技大好きだし、本人のトークとか考えとかを伝える姿とか、言葉チョイスとかかなり大好きなのですが、ときめいたのは本当、ハウレスが初めてかもしれない。
（あ、生で遙さんみたらときめくかもしれませんが）
…ってここまで書きながら、そんな感情なのになんで本人目の前にするとあそこまで緊張するのか私…。緊張で頭バーンってするし、いい匂いは感じられないくらいいっぱいいっぱいになるのに…。好きって100通りあんねんな…仕方ない）

松島くんの円柱状に響く声が大好きなので、目の前で浴びれたのは本当にまっじで幸せでした。
なんかね、いろんな人の歌声は、私には声の持つ波というかレースで心地よく届くんだけど、
松島くんの歌声は、松島くんの口から出た姿のまま、私のもとに届くんだよね。
それがとっても大好きなのです。
松島くんの今年の目標「深みを出していく」がますます楽しみ～！ってなったのは、写真集に次いで2回目かもしれない。

観劇前に一枚。

チョコレートマフィンですよ、ハウレスさん！

写真はハウレスを入れたら良さそう！とブロマイドを手に入れる前に作ったデコケースに入れたハウレスくん。
似合いすぎて最高でしょ？
レジンでピアスを、ボタンをストーンとデザイン丸カンで再現したりとこだわりましたが、その甲斐がありました✨
あと、赤と青で悩んでたけど、直前のゲームイベントで青は自分の色とハウレスくんが認識してたので、青系をメインにできたのも良い思い出です。