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スタバが好きだけど、スタバを嫌いな男の人が好き

年末年始、この日記に書いた以外にも数人の男友達と会ってお酒を飲んだ。
10代の頃から長年付き合いがあるくらいだからもちろん気が合う、ついでに言えば学歴も職歴も収入も申し分ない男性ばかりだ。
たぶん一般的にみれば男友達たちのほうが遥かにモテると思うのに、なぜ彼らは私の恋愛対象にはならず元夫やBさんのようなタイプが好きなんだろう、と、あらためて考えた。
(まず私のほうが彼らの恋愛対象になってないとか、そもそも彼らの大半が既婚者だとか、そのへんの前提は思いっきり棚に上げるものとする。)

もちろん人それぞれの個性はあるのだが、大きくカテゴライズしたときに私が思ういちばんの違い。
それは、
男友達はデートでスタバに行けるが、元夫もBさんもスタバには行かない
ということだ。

コーヒーが好きだとか嫌いだとかの話では勿論ない。
二人ともコーヒーは飲むし、商談とか食事とか明確な目的があれば躊躇わずスタバを使うだろう。(近くにドトールがあればそっちを選ぶと思うけど。Bさんは喫煙者だし、元夫は「スタバ高ない?」って言いそう)
でも、デートでは多分行かない。

突き詰めると、「女性とお喋りを楽しめるタイプかどうか」ということだ。
私と男友達でいてくれている人たちは、昼間にスタバに入って他愛ないお喋りを延々することができる。少なくとも、女性が「スタバでお茶しよう」と言ったら付き合ってくれる。
お喋りするため(だけ)の空間として、スタバにお金を払うことを厭わない。
お正月に元彼と会って、どこのお店に入る?となったときに「スタバ行こっか」と言われて少々びっくりしたのだが、こう考えていたら理由が分かった。彼はやはり私が好きになるタイプじゃなく、男友達になるタイプの人なのだ。

もちろん元夫やBさんとも会話はするけれど、おそらくスタバでは間が持たない。
お酒があるときとか、移動中とか、ベッドでごろごろしてるときとか、会話があってもなくても大丈夫なシチュエーションのほうがいい。

私はスタバが好きだし、スタバでだらだらお喋りするのも好きだ。
スタバで一緒にお喋りを楽しめる人のほうが、価値観が近くて分かり合えるのかもしれない。
でも多分、元夫やBさんの「分かり合えなさ」こそを、私は好きなんだと思う。分からないから、知りたくて追いかけたくなってしまう。

そんなことを考えながら、ひとりでゆっくりと過ごすスタバが実はいちばん好きだ。

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