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『ハルっぽいスガシカオの曲10選』

先日、同僚K氏と共に銀行に両替に行った時の事。

K氏「けんりきさんってスガシカオがお好きでしたよね?」

俺「え?あっはい。好きですよ〜。スガシカオさんがどうかしたんですか?」

K氏「いや、、先日ラジオで”春に聴きたい曲″みたいなのが流れてまして。そこで流れたスガシカオの曲に″あぁ、いい曲だなぁ。後でDLしたいなぁ。”って思って、その時はバッチリタイトルを覚えてたんですよ。」

俺「はい。」

K氏「で、すぐにメモとかしとけば良かったんですけど、ド忘れしちゃって💦けんりきさんなら何て曲かお分かりになるかと思って。」

なるほどなるほど。。
職場のフロアが違うので、ほぼ接点が無い俺に聞くなんて、よっぽどその曲が気に入ったんだな。
それはファンとしてのプライドがくすぐられる。
でも”春に聴きたい曲”?何だ??

俺「・・・ちなみに、それどんな曲でした?ゆったりしたバラードですか?」

K氏「いや、軽快な曲です。何か春っぽい感じの。」

えっ?軽快?うーん、じゃあ今頭に浮かんだ曲じゃ無いかぁ。。

うーーーーーーーーーーーーん。。。


解らねぇ( ̄▽ ̄;)


K氏「あっ、いやお解りにならないなら別にいいんですよ💦忘れちゃった自分がいけないので。」

俺「いやー、、何しろ曲を知りすぎてて、逆にどの曲か特定できなくて。。すいません。。」←言い訳が酷いw


スガマニアとして、かなり屈辱的な敗北宣言でした笑


そんな事が有ったので、春をイメージできたり、そういう歌詞が入っていたりするスガシカオさんの曲を10曲ほどセレクトしてみたいと思います。
K氏!この中にきっと貴方のお探しの曲が有る!・・・かも知れない笑


ではでは行きます。題して『ハルっぽいスガシカオの曲10選』!


1曲目:310(アルバム『Sweet』収録)

「おい!絶対この曲じゃねーだろ!」っていうスガマニア諸氏のツッコミが聞こえる🤣

″年齢を偽った中くらいの女″とひたすらS●Xし続けるという酷い曲。←褒め言葉
でも、とにかくファンキーでカッコいい!
ちなみに春っぽさは、タイトルにもある『3月10日』という日付です笑

『あぁ 子供の声がする昼下がり 喉の奥で渇いてくユメのにおい この青空に消えてく蜃気楼のよう・・・』


2曲目:グッド・バイ(アルバム『Sweet』収録)

新しい旅立ちをする友を空港まで見送りに行くっていう、ただそれだけの曲なんだけれど、聴いてるだけで感情移入しちゃって毎回泣きそうになってしまう。

物理的に離れている友人とは会う事が簡単にできなくなってしまった、こんな時代だからこそ更に深く響くのかも知れない。

『時々君がどうしているか 少しだけ思うんだ うまく そううまく 全てが続いていけばいい』


3曲目:桜並木(アルバム『SMILE』収録)

”はじまりの朝”という言葉は祝福やキラキラしたイメージを連想させるものだが、心に深い傷を負った事のある人にとってはそんなハッピーなものでは無い事を、俺は身をもって知っている。

この曲の″ぼくの目の前にただ広がるヤミと
無理矢理えがき出した光″という歌詞は、あの頃の俺や、似たようなオモイを胸に抱えた人たちの心のど真ん中に刺さるキラーフレーズだ。

美しくも切ないピアノの旋律を聴いていると、綺麗な桜並木が目の前にバーッと広がるかのようだ。

『高架下をくぐりぬけて 誰もいない堤防に沿って ぼくがえらぼうとしている未来へ 桜並木をくぐって 心にすっと日が射した 遅刻してしまうと かすんでしまうから』


4曲目:ホームにて(アルバム『Sugarless Ⅱ』収録)

ドラマチックなイントロからグッと心を持っていかれてしまう。

スガさんの曲の中には、聴き終わった後まるで短編小説の傑作を読み終えた時の読後感のような、その気持ちをギュッと真空パックに閉じ込めたくなるような、そんな曲がある。
この曲は、それの最たるものだ。

あっ、松浦亜弥さんもこの曲が好きでカヴァーされていて、そちらのバージョンも素敵なので是非。

『駅のホームの上 ぼくの体 風が通り抜けていく時 春の魔法にかかってしまったみたい・・・ まるでこの世界が ぼくのことを ぼくのだらしない全部を 何もいわずに抱きしめてくれそうな夜』


5曲目:黒いシミ(アルバム『Sugarless Ⅱ』収録)

スガさん本人も「花粉の季節になると、この曲を思い出す」と以前仰られてたが、まさに今のこの季節を歌った曲。

スガさんが生まれ育った東京の下町を曲にした、いわゆる”下町ソング″には、他の曲にはない匂いがする。
鼻をつく猥雑な臭いと、瑞々しい透き通るような純粋な匂いが混在してる感じ。

来年も再来年も、また春になると聴きたくなってしまうんだろうな。。

『ぼくの足がからんで 道に倒れるまで走ったら この街の向こうへ 自由へ 君を連れて行けるかな たぶん春の夢のように』


6曲目:Music Train〜春の魔術師〜(FM802″ACCESS″2015キャンペーンソング)

これは、ホント名曲。
スガさんがライブでFUNK全開コーナーに行く前に「いい人のスガシカオは、ここまでだ!」とか言う事があるが、その″いい人バージョンのスガシカオ”の最高傑作に近いんじゃ無いかとすら思う。

まぁ、ライブでは何度も歌ってるけど、音源としてはスガさんヒトリ歌唱の″一人ぼっちの魔術師”では発表されてないので、”スガシカオの曲″か?って言われると微妙な部分も。

え?じゃあ何で紹介したかって?
理由は・・・好きだから笑
スガさん!セルフカヴァーバージョン音源にしてください!(懇願)

『おもしろくない日だってあるさ 眠れない夜はどうしてる? そんな時目を閉じたまま 音楽っていう列車にとび乗ろう まるで魔術師のイリュージョン 夜空に飛び出せるよその列車で』


7曲目:前人未到のハイジャンプ(アルバム『Clover』収録)

デビューアルバム『Clover』の1曲目。
デビューシングル『ヒットチャートをかけぬけろ』と並ぶ、スガシカオの”はじまりの唄”。
スガさんが新しい挑戦を始める時、常にこの曲がBGMとして流れてるような気がしていた。
デビュー(前)から何度も″前人未到のハイジャンプ”を繰り返してきたスガさんの事を、1ファンとして誇りに思う。

『いけ!前人未到のハイジャンプ 誰もみたことのないハイジャンプ さあ!ぼくのチカラでハイジャンプ 誰もみたことのないハイジャンプ』

8曲目:トワイライト★トワイライト(配信シングル)

ファンキーなグルーヴに、PTAがギョッとしそうなエログロの歌詞。
メロディアスなフレーズに甘酸っぱい爽やかな歌詞。
対照的に見えるこの2つを同じ曲にブチ込んでしまうのがシカオ 流。

そしてこの曲で描かれている″新しい旅立ち”は、メジャー復帰を果たしたスガシカオさん本人の姿に重なり、インディーズ時代をずっと追いかけてきたファンとしてはグッときてしまう。

これも、紛れもなく春の名曲。

『愛ってどんな色? 思い出すとき少し痛い 君といた時間でなら 休日の朝の色です 愛ってキレイなもの? 胸の奥が少し痛い 美しさと同じだけ みにくくて いとおしくて』




9曲目:LIFE(シングル『アストライド/LIFE』収録)

過去記事の『2000〜2020年 けんりきが選んだ超個人的最強のJ-POPベスト30』の2位に選出した『アストライド』と両A面で発売された、あの小林武史氏プロデュース曲。

別れと出会いをテーマに書かれた、スガさんにしてはビックリするくらいポジティブな歌詞のこの曲は、まさに春の新しい旅立ちをイメージさせてくれる。

原曲も素晴らしいけど、Hitori Sugarでの弾き語りバージョンのアレンジが本当に素晴らしいので、ぜひCD(or配信)を聴いた上でライブに行っていただき、聴き比べてみていただきたい。

『悲しみも笑顔もぼくの明日も えらべるわけじゃないから もう少し まわり道ばっかりのこんな日々を いとおしく思えたら 歩くよそう信じて』




10曲目:春夏秋冬(アルバム『ALL SINGLES BEST』収録)

『NEWS ZERO』初代テーマソング。
番組スタートに際して番組側から直接オファーをもらったスガさんは、自信満々で提出した曲がボツになってしまい、結局テーマソングは完成しないまま番組スタートという異例の事態に💦

それでも難産の末誕生したこの曲は、時代を超えて響く名曲となり、初代キャスターだった小林麻央さんが34歳の若さで亡くなられた時に1日だけエンディングに復活して流された時には、大きな感動を生んだ。

個人的には、大好きだった祖母の名前が歌詞に入っている曲で、祖母の葬儀の数日後に開催されたライブでスガさんがこの曲を歌われた時、人目も憚らず号泣した想い出の曲だったりします。。

『ねぇ 聞いていい? ぼくは今うまくやれてますか? 明日へ向かう意味を探して ぼくら立ちすくむけど 大切なもの 守るべきもの やっと少しだけ わかったんだ』




以上!『ハルっぽいスガシカオの曲10選』でした。
春っぽいって定義だと爽やかな曲ばっかりになっちゃいそうですが、そうならないのがスガシカオの奥の深いところ!笑
また、こういうテーマで書いてみたいですね。

あっ、肝心のK氏の探してる曲の正解ですが、、解りません!
本人に改めて確認してみたところ、「タイトルは日本語で4文字か5文字ぐらいで、今いる場所を卒業して新しい生活が始まるみたいな感じの、聴いてて心地良い曲」だそうで。


ソレ、ホントニ スガシカオサンデシタカ??・・・苦笑

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