思い出のジュース

クランベリージュース。

ファストフードの広告に、クランベリーレモネードソーダというのがあって、懐かしくなった。ずーっと前に、感動したことがあるんだ。クランベリージュースで。

ちょっと趣味を増やそうと、カクテルセットを買ったことがあった。シェイカーと、混ぜるのと、あれとこれと、まとまっているもの。チープなやつだったっけ。

ちょっと調べて、簡単に作れそうで、好みに合いそうで、シェイカーを使うもの(だって使ってみたいからw)のレシピを見つけた。

それで買ったのが、クランベリージュース。
たぶん、その前からなんとなく格好良さを感じていたのだと思うな。そのあまり聞きなじみのない果物の名前に。

たしか、それとジンあたりを買って、氷とシェイクしたような気がする。それで、その味に、とんでもなく感動した。
初めて口にする感動。カクテルの爽やかさ、すっきり感、私の「飲み物」の辞書にはない感覚の、初めて出会う感動。

もう、とんでもなく感動した。

そのあと、ジュースそのままでも飲んでみた。それまで飲んだことのある果汁のジュースたちのような、甘ったるさのない、すっきりとした印象の、でも果実の甘さも感じる、不思議に感じる口当たり。私の好み。

こっちでも感動したな。
そんなことを思い出したのです。

好きだったことも忘れていた。ちょっとうれしい。私にも好きだったことがある。

また久しぶりに飲みたいな。と素直に思って、ワクワクした。ちょっとうれしくなるものを手に入れる。こういう楽しみを気付けば何年もしていない。(カクテルはすぐに満足してやらなくなってしまったし…)

明日、買いに行ってこよう。


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