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2023年度「集落の話の聴き手」公式noteをはじめます。

集落の話の聴き手 ってなに?

こんにちは。
長野県の東部、人口1万人程の小さなまち 南佐久郡 佐久穂町(さくほまち)で、集落の話を聴く活動をしている「集落の話の聴き手」チームの副島(そえじま)と申します。

2023年度は、「集落の話の聴き手」公式note にて様々な活動の様子をお伝えしていきます。
昔の暮らしや地域における「共」に興味がある方は、お付き合い頂ければ嬉しいです。

さて、「集落の話の聴き手」ってなに? と思われた方が多いと思います。
私たちは、佐久穂町の集落支援事業として、昨年度より「集落の話の聴き手」という名のチームを結成しました。この事業では、集落のかつての暮らしを生きた80歳以上の方々(およそ100人)に、当時の思い出や子どもの頃のお話を聴いて、その一部を「佐久穂の集落 聴きめぐり」という冊子にまとめ、ご紹介させていただく活動を行いました。

※<事業の経緯とねらい>については、文末に記載しています。

「佐久穂の集落聴きめぐり」PDF

https://www.town.sakuho.nagano.jp/oshirase/kakuka/sogoseisakuka/sogoseisakuka_3062.html

(令和4年度の活動はこちらをご覧ください。)


2023年度の活動として。

昨年度は、対象の町民の方おひとりずつにお話を伺う活動をおこなってきましたが、今年度は話のテーマを設け複数人でのコミュニケーションを試みます。

テーマは昨年度伺ったお話を踏まえ

  • 「馬と共にあった暮らし」

  • 「方言」

  • 「昔の写真」

  • 「やらなくなった行事」

などを出発点に検討しています。詳しい内容は今後ご紹介していきます。

素人の読みづらい文章ではありますが、温かい目で見守っていただければと思います。 


<以下、事業の経緯とねらい> 


佐久穂町は平成27年に「コミュニティ創生戦略」を策定し、「この町の強みはコミュニティの力。しかし、これからの時代にその力が弱まる恐れがあるのでコミュニティを大事にしよう。」と、その中で掲げています。
町ではそれに則り、地域コミュニティが自らの力で課題を解決していくことを支援する、集落支援事業を行ってきました。

ところがコロナ禍により、人を集めて話し合うことが難しくなり、地域の活動を中止や縮小して行うことが多くなりました。そんな中で、今できることはないか議論を重ねてきました。その結果、地域の魅力や、地域のかつての暮らしを知る方々の話を聞くことは、大事なことの一つではないかと考えました。

こうして、2022年6月より試験的に「集落の話の聴き手」事業を開始。公募により集まった6人の聴き手が、地域に分かれ80代以上の方を中心にした、およそ100人の方々に話を聴いていきました。

集落の話を聴くことは、人の半生をうかがうことにも近く貴重な話ばかり。これはみなさんに共有しなければと冊子「佐久穂の集落 聴きめぐり」にまとめ、町民の方々へお配りしました。

2023年度も引き続き、聴き手が地域の話を伺います。それを通して将来、次の世代が住みたくなる人間的で健やかな「集落」の姿などを探っていきます。



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