(株)朔北社

子どもの本、海外文学、音楽、人文書などを出版している小さな総合出版社です。小さな会社な…

(株)朔北社

子どもの本、海外文学、音楽、人文書などを出版している小さな総合出版社です。小さな会社ならではの自由な発想で、他の会社の真似ではない独自の視点で本を作っています。noteでは普段Twitterでは書ききれない作家の方々のこと、わたしたちの思いや様々な情報をお伝えしたいと思います。

最近の記事

新しい生活、成長を描く絵本②

今日は同じテーマで他社本の紹介をしたいと思います。気になる本があったら手にとってみてくださいね! ①がっこうだってどきどきしてる アダム・レックス/文 クリスチャン・ロビンソン/絵 なかがわちひろ/訳 WAVE出版 この絵本は、人間じゃなくて新しく建った学校の建物が主人公というちょっと変わった絵本です。学校と呼ばれる建物。その建物である学校自身が初めて体験する学校。まだそこがどんな場所なのか、知りません。やがて始まりの日がやってきてそこに集う人々を通して学んでいきます。用

    • 新しい生活、成長を描く絵本①

      まもなく、春がやってきて、新しい生活が始まります。保育園?幼稚園?幼い子どもたちだけでなく、小学校、中学校、高校、大学、社会人一年生になる人もいることでしょう。転職する人もいるかもしれないし、引越しをして新しい環境で過ごす人もいるでしょう。 日本では4月が新学期であり、同時に年度始まりともいいます。お正月は大きな意味の新しい年の始まりですが、4月が新しい年のスタートといってもいいくらいです。初めて会う人たち、新しい場所、初めての経験。そのことを通してたぶん人は生きている限り

      • 2月に紹介したい本 猫本(2月22日はニャーニャーニャーで猫の日)

        バレンタインに続き、1月に紹介したい2月企画の本のもう1つは猫本の特集。朔北社の本の中でも猫の本はいくつかあり、残念ながら絶版になってしまった本もあるにはあるが、数少ない我が社のアイテムの中でも比較的、途切れずに売れているジャンルといっていいだろう。 もともと動物の本は人気があるといわれるが、その中でも猫本は飛びぬけて人気のあるジャンルといっていいかもしれない。それはもう、猫専門の本屋さんができちゃうくらいだ。 ところで日本の中にこうした猫本専門店なるものがいくつくらいあ

        • 『バレンタイン』恋人に贈りたい恋の絵本

          こんにちは。ロザムンド・ピルチャー特集からずいぶんと間があいてしまいました。なかなか定期的にnoteを活用できないのですが、今後少しずつTwitterや実際の営業とも連動しながら活用していきたいと考えています。2023年が始まり、今後どんな方向でSNSを活用していこうか考えた時に書店や図書館などの現場の方々にも情報を伝えたいなと思いました。リアルタイムではなく少し先の情報を発信することで棚に揃えてみたいと思ったときに活用していただくことが出来たらと考えました。 そんなわけで

        新しい生活、成長を描く絵本②

          日本で出版された             ロザムンド・ピルチャーの本のリスト

          出版当時の出版社別のタイトルは下記の通り。再度出版になったものは同じタイトルと原書の下の( )内に出版年と出版社を明記しています。参考までに2段組の本には2段組とわかるように明記しました。(2022.10.17現在) 【青山出版社】 夏の終わりに 浅見淳子/訳 1997.7                  原書:The End of Summer(1971)                  (野崎詩織/訳 2014.11 バベルプレス)  もうひとつの景

          日本で出版された             ロザムンド・ピルチャーの本のリスト

          ロザムンド・ピルチャーの本 ②

          ロザムンド・ピルチャーの作品が日本で初めて単行本として紹介されたのが1993年です。その頃、日本の書店ではイギリス、イタリア、フランス、ドイツ文学などの海外文学の作品がそれなりに本屋さんの棚で元気に動いていた時代です。 晶文社さんの短篇集の1冊目『ロザムンドおばさんの贈り物』がまさにその初邦訳本でした。彼女の作品を一番多く翻訳しているのは中村妙子さん。彼女こそが、ロザムンド・ピルチャーの作品を日本で出版することのきっかけを作った人でした。そのことは、晶文社で当時出版になった

          ロザムンド・ピルチャーの本 ②

          ロザムンド・ピルチャーの本 ①

          朔北社では、今年の8月下旬、以前は晶文社さんから出版されていたロザムンド・ピルチャーの短篇集「ロザムンドおばさん~」のシリーズの3作の内の最後の1作『ロザムンドおばさんの花束』(中村妙子/訳)を復刊(新装版として)しました。 9月に入り、Twitterを通して自社本だけでなく、今までにさまざまな出版社から出版された彼女の本を、改めて読者の皆さんに紹介したいと思いいたりました。短篇集の他にも、わたしたちの会社では長編2、中編1の全部で3タイトル彼女の作品を出版していますが、こ

          ロザムンド・ピルチャーの本 ①

          ロザムンド・ピルチャーについて

          ロザムンド・ピルチャー(Rosamunde Pilcher)は1924年9月22日にイギリスのコーンワル(コーンウォール)州に生まれました。第2次大戦勃発後、海事部隊に入隊、勤務のかたわら、10代の頃より短篇小説を雑誌『グッドハウスキーピング』『レディーズ・ホーム・ジャーナル』等を中心に発表しはじめます。初めはペンネームであるJane Fraser名義で何作かの作品を発表。後に本名で小説を発表するようになります。1946年12月7日にグラハム・ピルチャーと結婚しスコットランド

          ロザムンド・ピルチャーについて

          初めまして

           わたしたちは日野市南平にある朔北社(さくほくしゃ)という会社です。 出版社であり、また図書のデータ作成などデータを作る仕事も行う会社です。出版部とデータ部の2つの部署で社長を含み8名ほどで働いています。SNSは不慣れなわたしたちですが、この度noteを始めることにしました。  現在はHPとツイッターのみで情報を発信してきましたが、今後は少し長い文章で伝えたいことも出てくると思ったからです。著者の来日情報や報告。イベントや展覧会のお知らせ。そしてその他、本を作るにあたってわ

          初めまして