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leon 土橋ひかりさん/初出店者インタビュー

今年度から、さくほリビングマーケットに初出店した方のインタビュー記事の連載が始まりました。なにかにチャレンジしている人たちは、どんな思いをもって活動しているんだろう?背景にあるストーリーをお聞きしました。

だれかの日常に溶け込めるようなお菓子を目指して。 "ちょっと贅沢したい" "ホッとひと息つきたい" そんな時に思い浮かべてもらえたらいいなという思いを込めてお菓子を作る、leonの土橋ひかりさんです。一緒にブランドをつくってきた井出雪月(ゆづき)さんと一緒にお話をお聞きしました。(写真:左・土橋ひかりさん 右・井出雪月さん)

――さくほリビングマーケット(2022年11月の回)に出店してみてどうでしたか?

ひかりさん:実は、リビングマーケットに出店することが2022年の目標のひとつだったんです。だからとてもうれしかった。お客さんとしてリビングマーケットには訪れていたのですが、自分は工房を持っていないから出店できないんだろうなと思っていて。そうしたら、リビングマーケットは、工房がなくても出店できるという話を聞いて※1。自分にも、チャンスがあるならやってみたいな、やりたいな!という気持ちがわいてきました。

(※1 詳しくはこちらを参照ください)
飲食出店してみたい!あなたへ。|さくほ巡る暮らしの研究所|note

――それはわたしたちもうれしいです!最初から飲食関係のお店を持つというのは、ハードルが高いですよね。

ひかりさん:そうなんです。工房がなくてチャレンジできずにいる人もいるから、自分が今回挑戦してみることで「(お店を持っていなくても)出店できるんだよー!」ということが伝わればいいなとも思いました。


――今回販売していた「アールグレイクッキー」は、小学校の頃から作っていたお菓子だとか

ひかりさん:小さい頃からお菓子作りが好きでした。小学校の頃から友人によく振る舞っていて、同級生からも、わたしといえばアールグレイのクッキーと思われているくらいでした(笑)

――今回出店できたのは、雪月さんとの出会いが大きかったそうですね

ひかりさん:リビングマーケットに出たいという思いはあっても、屋号もないし、何からやっていいか分からなくて。そんな時、町内のカフェでたまたま居合わせた雪月さんと知り合いました。

雪月さん:お互いに、初対面だけど気になる存在だったみたいで(笑)SNSを介して連絡を取って一緒にランチに行ったとき、夢や目標の話を聞いて、わたしがなにか支えになれば、彼女も動きやすいのかなと思ったんです。大学時代に、伴走支援をするようなインターンシップをしていたこともあって、頑張る人の力になりたいな、と思っています。

――その出会いがあって、leonが生まれたんですね。

ひかりさん:はい。彼女はわたしの考えを客観的に聞いて、意見をはっきり言ってくれる。leonという屋号は「カメレオン」から来ています。“ちょっと贅沢したい”“ホッとひと息つきたい”そんな時にleonを思い浮かべてもらえたらいいな、お客様の日常に溶け込めるようなお菓子を作りたいな。そんな思いを伝えたら「すごいすてき」と言ってくれて。leonのロゴを作ってくれたのもうれしかった。

雪月さん:カメレオンは「小さいライオン」っていう意味もあって、体は小さいけどライオンみたいにたくましいというのも、ひかりさんっぽいなと。彼女はどんどん行動していくひと。leonはもちろん、仕事も常に挑戦している。

――お二人でやりたいことってあるんですか?

ひかりさん:一緒に何かをやるというよりも、お互いに違う経験をしてきて、刺激を与えあえて、背中を押し合える。そういう関係性なんですよね。これから彼女がなにかやりたい、という時は、私が力になれれば。

雪月さん:一緒にいるとステップアップできる、そんな感覚があります。お互いにやりたいことがあって、実現できたときよろこび合える。そういう関係性を築けたことがうれしいなと思っています。

――leonとして、これからやってみたいことは?
ひかりさん:まだまだ、leonブランドのお菓子の種類を増やしたいですね。今、カフェで働きながらコーヒーを学んでいるので、今年はお菓子に合う、leonのオリジナルブレンドのコーヒーも作りたいです。カメレオンのように、いろんな変化を見せられたらいいなと。

自分のブランドがやっと形になって、居心地の良い自分の居場所が見つかった感じ。ここから、また新しいことにも挑戦しつつ、自分のペースで前に進んでいきたいです。

writer 細川敦子

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