見出し画像

キンキの味噌汁に教わる、私の根っこ

ついに、学会発表が終わりました
色々なことを感じた2日間
色んな視点で、振り返ってみたいのだけど、今一番書きたいことから書いてみようかなと思います


朝市での味噌汁

つぶやきにも書きましたが、朝市で飲んだお味噌汁がとにかーく美味しくて
肌寒い函館の朝、飲みの翌日で胃が重い朝、色んな場面を総じて、あの味噌汁定食はあの時の私にとって、ドンピシャなものでした

わー、あったまるー、優しい味だー
と感動しきり

お店を出る時、ホールの方、店先で呼び込みしている方に対して、
「ありがとうございます、美味しかったです」
といって店を後にしました

感情を乗せると涙が出そうになる

たったそれだけのことなのに、なぜか、私は涙声になっていた

本当に美味しくてありがとう、という気持ちと
おそらく、心の底からほっとできた気持ちと
言葉にするとよく分からないのだけど、
心の奥底から出た私の感情
だったことは間違いない

そして、過去にも感情を出そうとして感極まって泣く、という経験があったことも思い出した

それは中学の部活で先輩が引退するとき
後輩一人一人からメッセージを伝える会があった
今まで、改まった場で想いを伝える、という経験もなく
戸惑いながらも感謝の思いを口にしていたら、みるみる涙があふれてきた
その状況が自分でも分からなくなって、みんなに心配されるほど笑

それからも、みんなの前で自分の思いを口にする場面では泣かないまでも、涙声になってしまうことは多々あった

なぜ涙が出るのか

緊張しいで、あまりみんなの前で発言をする、ということが苦手な自分
だからこそ、なぜかそういう場面で泣きそうになるのかな、と正直あんまり深く考えたことがありませんでした

しかし、今日、お味噌汁をきっかけとして涙が出そうになったとき、はっと気づいたのです

あ、私、感情を表に出したいのだ!!!
だから、感情を出せたことに対して涙が出そうになるのだ!!!

そう気づいたとき、
そもそもなんで感情を表に出したいのか、ということも気になった

そして、その答えは

普段、心の奥底からの感情を出せていないから

であった
それに気づいたときの、腹落ち感といったらない

感情に蓋をするクセ

もう一歩踏み込んで、ではなぜ心の奥底からの感情を出せないのか、考えてみた
それは、おそらく、感情に蓋をするクセがついてしまっているから、だと思った

比較的自由で怒られやすい年子の兄と3つ下で手がかかりやすい妹の間に挟まれた環境から学んだ、私なりの処世術なのかもしれない
「自分の中でよく考える」という気質も影響しているかもしれない
「先を考えて動く」タイプなので、どうしても自分が感情を出すことでその場の空気が悪くなったり、結果自分にとっても都合が悪い状況になることを防ぐための術だったのかもしれない

色んな要因はありそうなのだけど、きっと知らず知らずのうちに、自分の心の奥底の感情にはまず蓋をする、というクセがついてしまったのだと思う

蓋を取るためには

そうなると、蓋を取るためにはどうしたらいいのか
それは、おそらく「何でそう思うの?」「本当?」と自分自身に細かく確認する作業が必要になる
それは、玉ねぎの皮を1枚ずつ剥いていくような感覚で
いつが「本当の感情」なのか、すぐには分からない
結構丁寧に自分と向き合う必要がある
だからこそ、今まで気づかなかったのだと思う

実は蓋が取れていたときがあった

私の心が「自分の感情を本当は外に出したい!!!」と叫んでいることに気づき、そこで気づいたことがある
それは、
今までも蓋をせずに感情を出せたことがある
ということだ

それはどういった時か
・美味しい食事を食べたとき
・温かいお風呂につかったとき
・自然の中で深呼吸しているとき

こういった時、私の心はだいぶ素直に感情を外に出してくれる
私が食べるとなんでも美味しそう、という誉め言葉を頂いたこともある

そして、上を書いてみてきづいたことがある
今まで、幾度となく考えてきた、理想の暮らしそのものなのだ

どんな生活がしたいのか
・美味しい食事とお酒を楽しめること
・温泉でゆっくりリラックスすること
・自然に近い環境で生活すること

そうか!
私は、心の奥底の感情が出したくてたまらなかったのだ
だから、それができる生活を求めていたのだ

ここに気づいたときの衝撃といったらない
すごい事実に気づいてしまったのだ

新たな理想

そんな事実に気づいて考える、私の理想の生活、それは

自分の心の奥底の感情を出すことのできる環境

これに尽きるのだと気づいた

これは決して自分の思いをいつでも優先で人にぶつける、ということではない
それでは、単なるわがままだから

そうではなくて、1つ1つの物事に丁寧に向き合い
本当は私がどうしたいのか、いま何を感じているのか、聞いてあげる
そして、どんな感情だとしてもその感情を持つ自分をまず認めてあげる
その次に、相手との関係の中でどのように表現するのか考える

そんな風にやりとりできるようになったら、おそらく自分を尊重して、自分を大切に生きることができるようになるのではないか、そんなことを感じた
ぜひとも、そうなりたい、と思っている


まさか、味噌汁からこんな壮大な話になるとは自分でも思っていなかったのだけれど笑
だいぶ、自分自身の根っこに気づけたと思う
ありがとう、キンキの味噌汁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?