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【WSH】ナショナルズが今から狙うべき先発投手は?

みなさん、こんにちは。WSH担当のハーパーです。
大物選手の移籍も終わり、FA市場も落ち着いてきました。

ナショナルズはオフシーズン前に投稿したnoteで課題として指摘した先発(トレバー・ウィリアムズ)、三塁(ジェイマー・キャンデラリオ)、強打のコーナー選手(ドミニク・スミス)の補強を済ませています。ですが、先発投手に関してはウィリアムズだけでは不十分であり、まだまだ補強の余地があると思います。そこで今回はナショナルズが今から狙うべき先発投手を考えていきたいと思います。

現状のローテーションは?

まずは現状のローテーションを見ていきたいと思います。

パトリック・コービン(33)  31先発 防御率6.31
②ジョザイア・グレイ(25)   28先発 防御率5.02
③トレバー・ウィリアムズ(31) 9先発 防御率3.21
④マッケンジー・ゴア(24)   13先発 防御率4.50
⑤ケード・カバリ(24)     1先発 防御率14.54
※年齢は23年6月30日時点、成績は2022年のもの

ウィリアムズの加入により、とりあえず5枚の駒は揃いました。ですが、1人も計算できる選手がいないという致命的な欠陥を抱えています。コービンは昨季防御率6.31と歴史的スランプ、ウィリアムズはここ2年はスイングマン起用で最後に100イニング以上投げたのは2019年、グレイ&ゴア&カバリは若く実績不足です。特にゴアとカバリは昨季後半を肩や肘の故障で棒に振っており、成績以前に耐久面が非常に心配です。これは以前のnoteでも述べていますが、若く実績不足でしかも肘の故障歴があるゴア&カバリ頼みのローテーションは問題であると考えます。2人が昨季のスペンサー・ストライダー(ATL)のような快投をしてくれれば問題ありません。しかし、適応に苦しんでマイナーでの調整が必要になったり、故障で離脱したりするリスクを考えなければいけません。そこでもう1枚は先発投手を確保しておきたいところです。

では、どんな選手がフィットするのか

では、どんな選手がフィットするのでしょうか。
それは「実績があるけど、最悪リリーフに回しても許される選手」です。

というのも、現ローテーションの5人は、計算ができないにも関わらず、故障がなければ先発ローテーションで使わなければいけない事情があります。(コービンは高給取り、ウィリアムズは契約時に先発起用を保証、グレイ&ゴア&カバリはチームの将来を考えればリリーフではなく先発としての経験を積ませた方が良い。)
ですから、ニーズとしては、トラブルが起きた際にしっかりとローテーションを回せる実績と実力があるけど、もし現状の5人がハマれば最悪リリーフに回しても許される選手ということになるのです。

では、誰がフィットするのか

①ルーク・ウィーバー

昨季は不調も、ハマれば大化けする可能性あり
FanGraphsより

条件に最もフィットするのはウィーバーだと考えます。昨季は不調でリリーフに回りましたが、16年のMLBデビューから21年まではずっと先発を務めてきたきた経験があります。また29歳と若く、改善すれば大化けしそうなポテンシャルを秘めています。

②ディラン・バンディ

K/9の低下は気になるが、規定投球回4度と実績は十分
FanGraphsより

先発としての実績はウィーバーより上で魅力的ですが、確実に先発ローテーションを与えられるわけではないので、条件面がどうなるかでしょう。ですが、ナショナルズでローテーションを勝ち取れなければどの球団でも難しいでしょうし、バンディがナショナルズを選ぶ可能性もあるでしょう。

③チャド・クール

昨季は不調も、揺り戻しの可能性あり
FanGraphsより

昨季は27先発で防御率5.72と苦しみましたが、それでも昨季のナショナルズ先発防御率5.97よりはマシです。COL移籍を機に4シームからシンカー主体の投球に切り替えましたが、シンカーが打ち込まれたので、再び4シーム中心に戻せば復活するかもしれません。プロジェクションではもう少し揺り戻すようなので、獲得しても良いと思います。

おわりに

今回はナショナルズが今から狙うべき先発投手を紹介しました。ポイントとしては「実績があるけど、最悪リリーフに回されても許される選手」でした。
果たして誰を獲得するのか、そもそも補強をするのか、今後の動向に注目したいと思います。

長文をお読みになっていただき、ありがとうございました。よろしければ「スキ💓」をいただけると、記事作成の励みになります。

Photo:https://flic.kr/p/TLPYVc


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