【WSH】2023年戦力分析&展望
こんにちは。WSH担当のハーパーです。
いよいよ開幕まで間近となりました。今回は2023年のナショナルズの戦力分析及び展望を書いていきたいと思います。
*選手名横の成績は2022年シーズンのものです。
打線
オフにはドミニク・スミス、ジェイマー・キャンデラリオ、コリー・ディッカーソンとバウンスバックの狙える中堅/ベテラン打者3名を補強しました。フアン・ソトの穴が埋まることはないでしょうが、昨季後半よりも打線のグレードアップには成功したと言えるでしょう。
打線の注目選手は昨季30歳でMLBデビューを果たし、衝撃的な活躍を見せたジョーイ・メネセスです。WBCでもアメリカ戦で2ホーマーを放つ印象的な活躍を見せました。さすがに昨季よりも成績は落ちるでしょうが、20本塁打以上の活躍を期待したいです。
また、ここまで春季トレーニングで打率.280、3本塁打、OPS.837(3月26日現在)と好調を維持しているドミニク・スミスは、打線の要である2番打者で起用されるようです。昨季は極度の不振に悩まされましたが、ジョシュ・ベルのように復活して打線のキーマンになってくれることを期待しています。
先発ローテーション
昨季は先発防御率5.97と両リーグ断トツでワーストの数字を叩き出してしまいましたが、オフには2年$13Mでトレバー・ウィリアムズを補強しました。メッツではスイングマンとして起用されていましたが、ナショナルズではローテーション投手として起用される見込みです。先発として成功すれば、夏のトレードで売りに出す可能性もあります。
開幕メジャーが期待されていたプロスペクトのケード・カバリがTJ手術を受けることになったため、ローテーション5番手には招待選手のチャド・クールが入る見込みです。クールは春季トレーニングのラスト4先発で防御率2.87と結果を出しています。
また、ブレークに期待したいのはジョザイア・グレイです。グレイはシャーザー&ターナーを放出したトレードで獲得した右腕で、昨季は28先発とローテーションを回しましたが、防御率は5.02と振るいませんでした。しかし、今春は新球種カッターを習得し、春季トレーニング4先発で防御率0.73と好投しています。
昨季は投球の39%を占めた4シームが被長打率.738、得点価値+22と驚異的な打ち込まれっぷりだったので、カッターを有効に使って4シームの割合を減らせると投球内容が変わってきそうです。
ブルペン
ブルペンに関しては特に言うことはありません。マイナー契約で加入のアレックス・コロメとウィリー・ペラルタの状態が良くなく、すでに二人ともマイナーキャンプに送られています。
代わりにアンソニー・バンダがロースター入りする見込みです。左で96-97マイル程度投げられて三振も取れるので、きっかけを掴めばブレークできるかもしれません。春季トレーニングではここ4登板で5回無失点7Kと調子を上げています。
また、ルール5ドラフトで加入したサド・ウォードにも注目です。春季トレーニングでは計11.1回を投げて4失点15Kと安定した投球内容を見せており、開幕ロースター入り当確です。
今シーズンの展望
3年連続で地区最下位に沈んだ挙げ句、チームの顔であったソトもいなくなり、非常に厳しいチーム状況です。エイブラムスやルイーズといった若手選手が経験を積みつつ、バウンスバック狙いで獲得した選手達がトレードの弾になればいいかなと思います。終わりそうにない再建ですが、若手選手の成長に期待しましょう。
「早ければ24年中の勝負も」、なんて過去のnoteで書きましたが、早くても25-27年頃の勝負になりそうです…。2年後に繋がるようなシーズンを願っています。
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Photo: https://twitter.com/Nationals/status/1565443580411379712?t=79eTbM36THeqUi8AZ4EMiA&s=19