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8/20 どこにいても、何をしていても、隣の芝生は青いもんなんだ

連日夜遅くまで遊んでいたため、今日の午前中はゆっくりと過ごすことにした。朝ももちろんアラームで起きることはなく、思う存分寝る。起きる直前に見た夢で高校時代の友人が出てきた。

目覚めてスマホを見ると、その友人からちょうどLINEが入っていた。私たちは大学時代には同じ時期にヨーロッパに留学していたこともあり、よく互いの留学生活の悩みを共有して励まし合っていた。

現在彼女は、オーストラリアで大学院生活を送っている。オーストラリアでの過ごし方について、他の人と比べてしまうことがあるらしい。私も何となくわかるのだ。

うまく言えないけど、例えばいろんな人が集まるパーティーに誘われたとして、私はパーティー好きな人間ではないので、できれば行きたくないのだけど、ちょっと無理しても行く方が正解なんじゃないかという感覚。新しい人と知り合えるかもしれないし、家にこもっているよりも現地生活を楽しんでいるような気がする。自分はそういう人間ではないからと自分の本当の気持ちに従って過ごすよりも、ちょっと無理をしてあっち側に行く方がいいんじゃないか、みたいな。

だけど私は素直に、休日も図書館で課題に取り組む友人を尊敬するし、羨ましく思う。たまに無理することもいいのだけど、無理したらどっと疲れが出ることもあるし、無理しない日々を続けていたら無理してみたくなるものだと思う。

そしてもう一人、これまた高校時代の友人から今度は電話をもらった。彼女も今年中には渡豪する計画を立てている。お互いの近況について話し合った後に、目標ややりたいことが変わったっていいよね、という話をした。

彼女は、オーストラリアにワーホリビザで行くのだが、せっかく行くのなら充実した1年にしなければ、という気合が入りすぎて、楽しみなことを純粋に楽しみだと感じられなくなってきたらしい。

どのくらい滞在するかとか、現地で何をするかとか、現時点での目標から変わってもいいし、誰にお伺いを立てる必要もないのだから、自分の思うようにやっていきたい。私自身も最近、海外大学院進学という進路がポッと出てきて、今はその方向に向かって舵を切ろうとしている。ポルトガルに来てみなければこの考えには至らなかったと思うし、やってみてやっぱり違う道に、というのは全然アリだよね、というのが私と友人の意見だ。

この友人たちは二人とも、とてもエネルギーに満ち溢れていて、自立していて、自分の目標に向かって自分の力で前に進んでいける人たちだ。一人は給付型の奨学金を獲得しての留学を果たしているし、この春にとても素敵なパートナーと結婚もした。一人はパートナーとキッチンカーを運営したり、思い立ってタイ古式マッサージの資格を取ったり、物怖じせずにいろんなことに挑戦してきた女性だ。二人とも私の経験していないことを成し遂げてきたし、現在進行形で成し遂げようとしている。

そんな彼女たちでも、つい他人と比較して悩むこともあるのだ。当たり前かもしれないけど。私も会社を辞める決断をした時から、その生き方いいねと言ってもらえることも増えたけど、円安とか、日本での税金とか思い出しては腹を立ててるし、同世代の人を見て焦りみたいなのもやっぱり感じる。結局のところ、どこにいて何をしていても隣の芝生は自分ちの芝生より青くみずみずしく見えるものなのだ。見えるもんなんだな〜くらいに思っておくのがいいのかもしれない。

海外での限られた期間での生活となると、どうしても何かやり遂げなければと思って気負いがちだけど、ある程度肩の力を抜いて過ごしていければいいな、私も友人たちも。

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