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現場前日、定時帰りでうちわを作るには

富士急ハイランドのコニファーフォレストで行われた「ミュージカル『刀剣乱舞』すえひろがり乱舞野外祭」に自作うちわを持って参戦しました。
(急に2.5次元オタクであることを暴露する)

今回がほぼ初めてのうちわ作りでしたが、なんとか半日で間に合いました。
(注:裏面は無地)

初心者でも出来た(私なりの)最短うちわ作りの方法をまとめます。

今回、昔買った画用紙の余りがあったので買い物なしで作れましたが、この記事では買い物から始める場合の作り方をまとめます。
また、現在の私は在宅ワーカーですが、誰でも再現しやすいように会社に通っていた頃を思い出しながら1日の流れを考えてみました。


出来上がったうちわと愛犬(部屋が汚いのは見逃してください……)


やるべきことは、ざっくり分けて4工程です。

  • うちわや画用紙、カッターナイフなどを買う

  • 文字をつくる

  • 文字に合わせて切り抜く

  • 文字を貼る

元開発職の経験を活かし、最高にして最強の工程表を考えてみました。


13:00頃 昼休み@会社

戦いは昼休みから始めます。

スムーズに買い物を済ますため、昼休みには公式の情報をチェックしておきます。持ち込める応援グッズは公演によって異なります。少なくとも、うちわのサイズや、使ってはいけない素材は買い物前に把握しておきましょう。

例えば、今回私が参戦したイベントではこのような規定がありました。

ミュージカル『刀剣乱舞』 ㊇ 乱舞野外祭 公演に関するお知らせより

グッズに関する暗黙の了解があるかも調べておくと良いです。

例えばミュージカル刀剣乱舞の場合、うちわに書く名前は「役者名(キャスト名)」ではなく「配役名」だと決まっているようです。始めて参加するイベントの場合、こういった「界隈の常識」も調べてから行かないと、ひんしゅくを買う恐れがあるので気をつけましょう。(せっかく作っても、応援に使えなかったら悲しいですよね……)


また、昼休みの段階で時間に余裕があれば、「うちわ文字作り用のアプリ」もDLしておくのがおすすめです。無料アプリで十分そうです。

私はこちらのアプリを利用しました。


18:00頃 会社を定時ダッシュ

昼休みに下準備を終えたら、残業にならないように粛々と真面目にミスなく仕事を進めます。この工程がいちばん大事です。

定時になったら誰かに話しかけられる前にサッと会社を出ましょう。駐車場または最寄駅に着いたら、成功は手中に収めたも同然です。あとは目指すお店に必要なものが全て売られていることを祈るだけ。

移動中にアプリをDLして文字作りまで終わらせられると買うべきものが明確になって買い物時間を短く出来ます。

アプリでは、無難に30cm × 30cm のうちわを買うと想定して文字を配置しておきます。


こんな感じに作りました


後悔&悩んだポイントは、裏側の文字です。
悩みすぎて時間がなかったので、今回は潔く(?)無地で参戦しました。

現場で見ていいなと思った文字は「今日誕生日です!」「右の人、〇〇推しです」「大好き」「いつもありがとう」です。
誕生日だった方は、大和守安定が舞台から降りてきたときに近づいてパチパチしてくれてました。なんて素晴らしい誕生日プレゼント……!
いつか誕生日のチケットを握れたら私も作ってみたいです。

19:00頃 音速で買い物

100円ショップまたはLOFT・東急ハンズで全てを揃えていきます。

絶対に買うもの

  • うちわ

  • 画用紙(片面用にA3を2枚用意すれば良さそう)

  • ハサミ、またはカッター

  • のり、またはテープのり

この「今」では2色の画用紙+黒マッキーを使用しました


あれば便利なもの

  • カッターマット

  • マスキングテープ

  • うちわケース(野外+雨予報の場合は絶対に買う)

  • プリンター


自宅にプリンターがない場合、帰り道にコンビニ印刷も済ませておきましょう。

後悔&悩んだポイントは、色です。
推しの色はピンク色ですが、文字をピンクにすると全体が淡い色になりすぎて、判読しにくそうだと感じました。
でも、推しの色以外を使って良いのか分からない……
とりあえず、今回、文字色は白・黒・ピンクの3色とし、装飾にだけ黄色を使いました。

現場で見て、やはりうちわには推しの色をメインにしている方が多い印象でした。が、文字を読みやすくするために工夫するのはOKそうでした。
次回は推し色をメインにしつつ、もう少し読みやすい配色にチャレンジしてみたいです。


19:30頃 帰宅即工作

文字を印刷して、画用紙を文字の通り切り抜いて貼っていきます。

想定より大きいうちわだったので、1文字ずつ印刷しました。

画用紙の上に印刷した紙を置き、文字に沿ってカッターでくり抜いていきます。紙がずれないようにマスキングテープなどで貼っておくと作りやすいです。

作業イメージ図(写真撮り忘れた)
くりぬき終わったらこんな感じ。これは「剣」

黒色画用紙が手元にないのを失念していました。仕方ないので、白色画用紙を縁取るように黒色マッキーで塗って誤魔化しています。

文字をくり抜き終わったら、それぞれをノリでくっつけていきます。
帰宅してから2〜3時間もあればここまで辿り着けます!

貼り合わせた文字。「今」


文字をうちわに貼り付け、寂しい場所に模様を配置したら完成です。


17時頃作り始めて、3時間後には出来上がりました



22:30頃 完成

最後に、うちわを持って行くための準備をします。

うちわは思ったより大きいので、ある程度のサイズのカバンか、うちわを入れる専用の紙袋などを用意しましょう。

雨の予報なら、百均で買ったうちわケースにうちわを入れます。うっかり買い忘れた場合、サランラップで巻けばなんとかなります(実話)

最後に、疲れた体にコラーゲン入りドリンクを流し込み、お風呂から出たらパックをして顔の治安を整えたら準備完了です。


※もっと時間がない場合

コンビニでカラー印刷したものを貼りましょう。
たぶん、1時間くらいで出来ます。
しかも安く出来上がります。
デメリットは「うちわを作ってる〜!明日は現場に行くんだ〜!」というワクワク感が少なくなることくらいでしょうか……


最後に

このうちわで参戦したところ……テンションがめっちゃ上がりました。受け身なだけでなく、自らイベントを楽しむ気持ちにもっていくのも良いですね。

ここまで書いてきましたが、買い忘れたものがないか?材料が足りなかったらどうしよう?と、かなりドキドキするので、可能なら前々日にはうちわを作り始めることをおすすめします。


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