見出し画像

オールC人間がサバイブするための戦略

あなたは、周囲の人々と比べてこれだけは絶対に負けないというような強みを持っているだろうか?
僕はそのような誰にも負けない強みは何一つ持っていないので、それを持っている人は羨ましく思えてならない。
この世の中に置いて尖っているスキルを持っていれば、それだけで差別化できるはずであるし、その特徴を持つことによって多くのメリットがあると思う。
一方で、そのような尖ったスキルを持たず全ての面において平均点しか取れないような人はなかなか差別化が難しい。何をしても他人と同じくらいしかできなければ特徴がないとみなされてしまう。まさに僕はそんな人間である。どんなことをしても平均以上のパフォーマンスは出せるが、これと言って抜群にできることはない。器用貧乏なタイプである。

そのような全て平均くらいか、平均よりちょっとできるくらいのオールC人間は、どんな戦略で差別化できるだろうか?
今回はこれについて考察していきたい。

まず、差別化するために必要なことを考えてみよう。差別化とは、周りの環境と比較して良し悪しを決めることである。つまり、周りと比較することではじめて差別化という考え方が生まれる。となると、オールC人間が一番にするべきなのは、周りを観察することだ。その次はその観察したことを自らと比較し、どこに違いがあるかということを見つけることである。

周りの環境を観察し、自分と違うところを見つける、そこまでは分かった。しかし、それだけでは差別化はまだできていない。
自分との違いを見つけた後にしなければならないことがある。それは、自分が周りより少しできることをするということだ。別にズバ抜けた能力を持っている必要はいないが、周りよりちょっとうまくできることをするのである。それが差別化できる唯一の方法なのだ。とにかく自分がいるコミュニティの中で自分が一番できることを探すしかない。オールC人間がサバイブするためにはこの戦略しかないのである。

まとめると以下のようになる。
① 周りの環境や人を隅々まで観察する
② 自分の能力、スキルと比較する
③ 相対的に1番になれることをする

このようなプランでやることが必要になる。絶対的に勝てることが重要なのではない。世界一になれるほどのスキルを持っていなくても、自分がいるコミュニティで1番になりさえすればいい。相対的に1番になることが大事なのだ。
やはり、できないことはできないということを認識した上で、ギリギリ勝てる分野を探していくことしか生き残る道はないのだと思う。

じゃあどうしたら勝てる分野が見つかるかという話が1番気になるところだろう。
まず一つ、とても簡単だがとても難しいことを提示したい。それは人が嫌がることをするということだ。人が嫌がる分野はほぼ間違いなく競争率は低い。つまり、1番になりやすいということである。そこを狙っていけば間違いなくコミュニティの中では差別化できるはずだ。
ただ、自ら率先して人の嫌がることをしたいと思う人はまずいない。いるとすれば相当な変人か相当な聖人であろう。そのような人ではないからこそ難しいことであり、差別化が容易にできるのだ。
ではもう一つ、そうではない方法も提案しておきたい。その別の方法とは自分の能力を高めることである。ふざけんな!そんなことが聞きたいんじゃねぇ!と言われそうなところだが、僕からすればそうするしかないじゃん、という話なのである。自分ができるジャンルを増やし、できることのレベルを少しだけ上げていくこと。例えるなら、1つのジャンルしか出来なかったところを2つに増やす、またはオールCであったところをオールBに押し上げる、そんな努力をしていく他に方法はない。つまりは、色んなスキルを身につけて、ある程度まで育てる必要があるのだ。それができないのならば、人がやりたがらないことをやればいい。ただ、多くの人にとって人がやりたがらないことをするよりは自分磨きに徹する方が、まだ楽しいしやる意味を見いだしやすいと思う。

オールCのような特徴がこれと言ってない人間が差別化するには相当な努力が要求される。天才はいとも簡単に他人と差別化してやってのけるかもしれないが、我々はそのような人種ではない。だからこそ、戦略的に考え数多くの武器を装備しそれらを磨き、戦い続けなければならない。これからも使える武器を増やし、それらを磨きながら、使える場面を見極めてこれからの世の中を勝ち残っていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?