不完全でも、無いより有ったほうがずっといい

今日は朝起きてからずっと調子が悪くって、体も動かないしやる気もゼロでどうしようって日で。それでも何か用事がある日はどうにかこうにか動くんだけど、何も予定を入れていないとグダグダな一日になるダメパターン。

こんな日は好きな食べ物をデリバリーして元気をだそう。そう思いたち、LINEMANアプリを立ち上げました。

私が住んでいるバンコクは、食べ物のデリバリーシステムが発達していて、大抵のお店のものを気軽に注文して食べられます。デリバリー用の色んなアプリがあるけど、LINEMANは対応店舗数が多いのが特徴(だと私は勝手に思ってる)。

対応店舗数が多いのには、それなりの理由があります。結局LINEMAN のシステムはそこらのバイクタクシーのおっちゃんに、「あの店であれとこれを買ってきて」とお願いするのと本質的には変わらないのです。

店によってはラインマンのアプリ上ではメニューが書いていなかったり、価格も分からなかったりして、けっこうテキトーな感じでゆるく運営されているのです。これ、日本ではありえないテキトーさだと思う。

まあそれは分かっていたのだけど、私の好物のクロワッサンを売ってるベーカリーはLINENANにしか対応してなさそうだったので、しょうがなくLINEMANを利用することにしました。

お店のページを立ち上げて、クロワッサン3個をカートに入れて、送料が安くなるクーポンコードを入れて…注文ボタンをポチッと。

しばらく待つと、クロワッサンを買ってきてくれるドライバーが見つかったようです。やれやれ…と思っていると電話がかかってきました。

ガチのタイ語だったので、あまりよく分からなかったのだけど、どうやら「注文したベーカリーショップはどこにあるのか」と聞いているらしい。
いやいやアプリの意味とは、と思いつつベーカリーの名前とストリートの番号を告げたのだけど、よく分からなかったらしく「あ、いいや、お店に電話して聞いてみるわ〜」と言って電話は切れました。最初からそうしてくれ…。

その後お店から「クロワッサン3個でよかったよね〜?」と電話がかかったきたあとは順調に自宅に向かっているのがアプリ上で確認できました。この点は大変便利。近くまで来たところで下に降りて、コンドミニアムの前で無事にクロワッサンを受け取ることができました。

「アプリの意味とは…?」と疑問に思うこともあった今回のデリバリーだけど、クロワッサンを渡してくるドライバーの笑顔と、家でほおばるサクサクしっとりのクロワッサンの味で全部帳消し。美味しいものは正義。

妙な電話かけてきたりしてちょっとイライラもしたけれども、今日の私は私は着替えて化粧してベーカリーまで行く体力も気力も無かったので、LINEMANというデリバリーシステムがあってよかったなぁとありがとうの気持ちでいっぱいです。美味しいものを食べると人はやさしくなれるのです。

まあ、それはおいておいて。LINEMANっていうシステムは不完全なところも多いけど、やっぱりそれが「有る」ってことが大事だなぁと思うのです。

100点じゃなくても、たとえ50点でも、無いよりは有るほうが絶対にいい。だってLINEMANがなければ、今日の私はクロワッサンを食べられてないんだから。

そんなことを感じたLNEMANでのデリバリーでした。

あっちなみに、クロワッサンをデリバリーしたお店はスクンビットソイ31のHoley Artisan Breadです。ここのクロワッサンは絶品です。 

サク

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