空の存在感

ここしばらくの間、故郷の宮崎に帰省していた。

私は地元のことが好きである。美味しい食べ物、美しい海、森、温厚な人々、どれをとっても自慢できることばかり。

でも、私が帰省するたびに圧倒的に感じるのは、空の存在感なのだ。

空港から外に出たときの圧倒的な空の圧力。これはほかの土地では感じないものだ。

宮崎の空は広く、大きい。

外に出てすぅっと深呼吸すると、「ああ、帰ってきたなぁ」と実感するのだ。

今、私は一週間の滞在を終えて、空港の待合室にて飛行機と大きな空を眺めながらこの文章を書いている。

この空とも、しばらくはお別れだ。

また帰ってきたときには、きっとこの空が迎えてくれるだろう。またその日まで、またね。

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