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筆圧を考慮しない線画の描き方【線画】【基礎】【イラスト】【創作メモ】

線画を描く際、普通は筆圧の強弱を意識しながら描きます。

その方がクオリティが高く、立体感がでる線画になります。

しかし、最初の内は筆圧の鍛錬も不足したまま強弱のついた線を描くので、上手な線画を描くことは難しいです。

そのため、強弱を『後から描き足す』ことで上手く魅せる方法をメモします。


★細いブラシサイズで線画を描く

細いブラシサイズで線画を描くことで、筆圧の強弱を緩和します。

線画『細い線は強弱が分かりにくいので線が綺麗に見える』

細いと強弱の差が見えにくく、多少の筆圧でも『一定の太さ』に見えます。

線画を描くのに慣れていない内は、細いペンがオススメです。

ただし、『あくまで初心者の内は』の話です。

線画の上達にはやはり、筆圧のコントロールが重要になります。

筆圧差がある線画は立体感があります。

そのため、どうしても筆圧を出すのが苦手・線が綺麗に見えないという場合に使えるテクニックということになります。

・線画が薄すぎるとき

一度線画を描いてみたものの、キャンバスサイズとブラシサイズがかみ合わず線画が薄くなったことはありませんか?

そういう時は、線画レイヤーを複製することで解決します。

線画『線画が薄い時は、同じレイヤーを重ねるのも手』

ベクターレイヤーで描くのも手ですが、全体の線を太くするのならレイヤーを重ねてしまうのも一つの手段だと思います。

ただ、強弱ありの線画を重ねるとだんだん立体感が無くなっていきます。

その点には注意です。

★線画に強弱を描き足す

細い線画を描いたら次に強弱を描き足します。

線画『線画に強弱(墨だまり)を足す』

強弱のない線でも後から足すことで、立体感のある線画を描くことができます。

もちろん、強弱のある線画に強弱を足しても問題ありません。(どちらかというとこちらの方が普通です)

・墨だまり

『墨だまり』とは、線と線画重なった箇所を強調することで前後感を出す技法の事です。

基本的に線と線画交わるところ(交点)に描くことが多いです。

・影になる所に強弱を描く

基本的なルールとして、影の所に墨だまりを描くと立体を理解していることになります。

ただ、どれくらい墨だまりを描くかというルールは存在しません。

絵柄によって違います。

色のあるイラストだと描きすぎると色の邪魔になる可能性がありますし、漫画などモノクロの場合は、墨だまりで立体感をだす効果があるので、正解はありません。

・とりあえず『V』を描けばいい

墨だまりを描くときは基本的に影を『V』字に描きます。

理屈は後回しで今は良いです。

影が絶対できるだろうという所にV字を描きましょう。

線画『墨だまりと強弱の練習』

・墨だまりを描く練習をする理由

前項で墨だまりを描きました。

なぜ描く練習をしたかというと、『立体』と『影』を意識する先駆けになるからです。

影は光がどこに当たるかを意識しないと描けませんし、立体を意識しないと墨だまりを描く位置を把握できません。(もちろん、何となくでも描けるのですが……)

■強弱のない線画を描く(筆圧を気にしない線画そのものを練習をする)
  ∔
■強弱を描き足す
   ||
■強弱を意識した筆圧ありの線画が描けるようになる

という意図がありました。

★まとめ

線画自体がまだ未熟なのに筆圧も意識しなければならないとなると、覚えることや鍛錬することが多すぎて挫折します。

と言うことで筆圧を考えなくても立体感がある線画の描き方をメモしました。

本当は筆圧と強弱を意識した線画が描けることが理想ですが、その前段階の知識として習得出来ればいいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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