変化と進化

なんか大層なタイトルをつけてしまったけど、語彙力のない人間が書く2019年のEndless SHOCKの感想です。
明日は初日だなーまあ、じたんいないし大阪までたのしみにしとこーぐらいに思ってた、2月3日。友達とLINEしてたら「こっしーが大変!」って送られてきて、え!何!ってなりながら東宝HP見に行ったら「越岡裕貴が怪我のため、代役として松崎祐介が出演します」の一文。帝劇は行くつもりなかったし、いつ越岡さんが復帰するか分からんし、こんな時に浮かれてチケット探すのもどうなん…と思いつつ、手は勝手にチケットを探し始め、翌々日には大変ありがたいことにお譲りいただけることになり、その週の土曜日には私は東京にいました。我ながら無茶をしたなーと思いますが、行ってよかったです。
そして、週末東京に行きます!っていったらじゃあお茶しよー!って言ってくれる人たちがいるのもありがたい。いつもありがとうございます。
当日、わりとひやひやすることもあったけど、無事に帝劇に到着。リニューアルした帝劇に足を踏み入れるのは初です。絨毯がまだふかふかしていた。
座席は1階の真ん中ぐらいの列、下手寄りのサブセンブロックでした。
オケピが前方に設置されたので、チューニングの段階で、音の迫力と広がりが全然違うことを実感しました。演奏が始まった瞬間には音がパーンッと体の芯に響いてきて鳥肌がたちました。

全編を通して「ショーかミュージカルかで言うと、限りなくショー寄りだったものがミュージカルに寄っていった」というのが私が抱いた感想です。
毎年毎年観劇していた身としては、細かいブラッシュアップや演出の変更はあったけど、これ以上SHOCKが進化することはあるのかなーと若干のマンネリを感じていたのが正直なところでした。もちろん光一さんの衰えない体力やJr.の子のダンスや歌が毎年進化していく様子や、ふぉ〜ゆ〜も色んな舞台を経験することでお芝居が少しずつ変化していくのを観るのは毎年楽しかったです。けれど、毎年観劇するのはSHOCKのナンバーを踊るじたんが好きという理由が一番大きくて、もしかしたらじたんが出演しなくなったら今ほどはきっと観ないんだろうな、とここ数年は思ってました。
でも今年のSHOCKは久しぶりに作品への高揚感を感じられた。余計なもの(というと語弊があるけど)が削ぎ落とされて、作品の骨組みというか、芯がしっかりと太くなった感じ。なくなった曲もあるけれど、新しい曲も増えて、今までよりも「ミュージカルさ」を際立たせた印象を受けました。

SHOCKはコウイチが主役で、それ以外の人物はいい意味でも悪い意味でも脇役だと思っていたけど、今年のSHOCKはきちんと「コウイチとライバル」のストーリーを感じました。大筋のストーリーは変わってないのにそう感じたのは、それぞれの登場人物の心情を歌うナンバーが増えて、何より博貴の演技が上手くなってたから。私はただの素人だけれど、2年ぶりにライバルを演じる博貴のお芝居がめちゃくちゃよくなってた。何がどう変わったとは説明できないけど、2年前とは全然違って見えた。

今年のリカの梅田彩佳ちゃんは歌もダンスもそつなくこなしている印象だったけど、声が甘くてわりと高いのでちょこちょこ台詞が聞き取りづらいと感じるところがあったのが残念。まあ大体の台詞はもう覚えてるので脳内補完してしまうのがまたおたくの悪いところ。

じたんに関しては多分1週間稽古できたかできてないかぐらいだと思うけど、もちろん何の心配もしてなかったけど、ライバル曲でソロパートがあって、お歌が上手くなってる!!!!ってめちゃくちゃ感動しました。お芝居はまだ始まったばっかりなこともあって、色々試してるのかなという印象もあったけど、観る度に期待値を超えていってくれるじたんが最高のじたん過ぎて私は幸せです。

変化することは簡単だけど、進化は難しい。多分SHOCKのように10年以上、毎年同じ演目をやり続けるのって想像するよりもずっとずっと大変でしんどいことなんだと思います。
私が今年感じた「進化」が、去年光一さんが外部舞台を経験したことによる「進化」ならすごく素晴らしいし意義のあることだったんだと思うけど、何故か光一さんはパンフでそれをめちゃくちゃ否定している…。(それを読んで「この人本当にめんどうくさい人だな…(褒めてる)」と思ったのは内緒です)

3月ももう残り2週間ちょっと。最後までカンパニーが無事に走り抜けられることを祈りつつ、こっしーの一日も早い復帰を願ってます。
また、秋のSHOCKは帝劇のSHOCKよりも「進化」したものを観られるのを楽しみにしています。
2019年帝劇SHOCKの感想終わり。

#観劇 #ミュージカル #EndlessSHOCK #堂本光一