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コンフォートゾーン

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もう1年間も新型コロナ関係のニュースが飛び交い
大変な岐路に立たされている私たち。
昨年の今頃学校の休校が発表されましたね。
あれから1年、私は幾度となくこのゾーンを行ったり来たりしています。

間違いなく歴史の1ページに残るくらいの生死を脅かす事態であるとともに、こんなに大きな地球規模での経済的打撃を誰が予想できたでしょうか。

そしていつ終わるかわからないこの現状をあなたはどのようにとらえているでしょうか?

この未曽有の事態に誰もが右往左往しています。
誰も経験したことがなくて最適解や正解をもっていないから、
というのはもちろんそうなのですが、
人は同じ情報を聞いても一人一人捉え方が違うという事実に
この1年間考えさせられました。

でも、今私たちがいるこの状況を少し俯瞰して見るとこんな風に見えて、
こんなことが考えられるよと伝えることで少し冷静になれたり、
自分だけじゃないんだと思えたり、安心感を持ってもらえたり、
成長の意識を持ってもらえたらうれしいなと思っています。

―成長するための4つのステージ

私たちが成長するための学びのステージの概念として、
《安心の領域》《恐れの領域》《学びの領域》《成長の領域》
という4つのゾーンがあります。

円の外側に向かって
《安心の領域》⇒《恐れの領域》⇒《学びの領域》⇒《成長の領域》と
いう具合に、
外へいけばいくほどチャレンジングな環境や困難な仕事を与えられる状況になっていくんですよね。

1つ目《安心の領域》は快適空間。


慣れ親しんだ安全地帯であり、快適で居心地のいい居場所。

この空間で何かするとしても大きな変化や失敗がなく、
物事はたいてい予測通りに進んでいきます。
この空間では未知のものに出会うこともありませんし、挑戦もない。

一方、この空間においては残念ながら「学び」は起こりません。
「学び」がないということは成長は見込めないということ。
「いつもの風景、いつもの人たち」がもたらす心理的安全とともに
日常のオペレーションやルーティンがそこを支配し、
かつ毎日がなんとなく流れていきます。

コロナが発覚する前というのは、
安心の領域にみんながどっぷりつかっていましたね。

誰もが感染すると死に直面するかもしれない、
知らないうちに感染していて家族に移してしまったら、
と考え、外出自粛、テレワークなどで、
人との接点を無くすことを政府からお願いされましたね。

現在コロナに対してどうなのでしょうか?
正直あの事の気持ちのままという人は少ないかもしれません。
どちらかと言えば、風邪の一種と捉えている人もいます。
経済のほうが大事、と捉えている人もいれば、
自粛警察に目を付けられるがめんどくさいと思って、
安全の領域にいる方も多いかもしれません。

仕事でも、
ミスを恐れて出来ることだけやる、
やりやすいからこのやり方をしている、
とにかく人は安全でいたいという欲求があって当然です。

経営者はどちらかと言えば、
会社を起業したり、事業継承などをしたり、
その時点でリスクを背負っていますので、
安全の欲求に対して弱いかもしれませんね。


2つ目《危険の領域》は混乱空間。


一番外側に位置する空間で、未知のものに出会う頻度、対処の難しさ・
複雑さがハンパなく格段に上がり、
私たちはいわばカオスに投げ込まれたかのようになります。

ここでは今までのスタイルや武器が通用しないどころか、
もはや何が起こっているのか理解できません。
あまりにも大きな変化についていけず、
自分ではどうすることもできないという精神的な負荷が
とても大きい空間であることに圧倒されてしまいます。

終わりがなく、先の見えない高い不確実性が目の前に広がり、
そこにあるのは高い可能性で起こるであろう「失敗するリスク」のみ。
同時に「恐怖」が支配し、とても冷静になることはできず、学ぶという余裕はありません。
あるのは、ただ「パニック」。そのため、別名《テラーゾーン》《フィアーゾーン》とも呼ばれています。学ぶ余裕がないということは、すなわち成長が見込めないことを意味します。

《恐怖の領域》を捉えなおす

さて、お気づきのように、
私たちが1年前にいた場所は間違いなく《恐怖の領域》。

コロナの感染拡大、連日の報道で、
何一つ最適解や正解、成功例を持たず、いわば丸腰のまま《恐怖の領域》に一気に放り込まれました。
もともと《安全の領域》にいた人にとってはあまりにも激しすぎる
変化を知覚して恐怖におののきカオスに陥り、パニックを招きました。

現在はどうでしょうか?
恐怖の領域にいますか?
私は今回被害が甚大な飲食業を主に経営をさせていただいていますので、
倒産に対して、常に恐怖の領域にいます。
ですが安心の領域に戻りたくても、
第3波、もしかしたら来るであろう第4波、
そしていつになったら売上が回復するかわからない現状、
様々な恐怖と日々戦っております。

この時に安心の領域に戻れることを願ってジッと待つのか、
学びの領域にいき、成長の領域へと進むのか?
と1年前に悩んで進んだ経営者も多くいることでしょう。

ですが1年もこのような状態が続くと、さすがに心が折れてきますね。

リスクと安全を天秤にかけ、
リスク、リスク、と進んでいたのも疲れてきた人も多いと思います。
ワクチン接種が始まりましたが、
経済の回復まではまだまだ続く可能性がある中で、
出口の見えないトンネルにいる感じです。

私自身は常に前のめりで学びの領域に進もうと、努力していますが、
他人と世間は変えれないという現状。
安心の領域から抜け出せない人もいるという事も、
今回ものすごく学ばせていただきました。

3つ目《学びの領域》は自己修練空間

コロナに対して、国に対して、経済に対して、
この1年間様々なことを世界中の人は学んだと思います。
新しいことを学び一歩を踏み出した方も多いです。

むしろこのタイミングで人は大きく分かれてしまうとも思っています。

安心>恐怖>学び
の方ですと、安心の領域に戻ろうとしてしまいます。

逆に、
安心<恐怖<学び
の方は、どんどん新しいことにチャレンジをしていきますよね。

人は学べば学ぶほど、恐怖が増えていきます。
そこで学びをやめるのか?
それともその恐怖に打ち勝つために自分に対して修練をかすのか?

私にはできない(恐怖)からできることだけ(安心)となるのか?
こんな状況(恐怖)だからこそ修練(学び)をし、成長するのか?

普段からのマインドが今回のコロナで色濃く出てるな、という事、
極端な話し、
仕事が暇でも(安心)給料(安心)がもらえるから、
続けばよいのに、と思っている人もいると思います。
実際そういう話し聞きますしね。

ですが、
私はもったいないなーとも思ってしまいます。
こんな時だからこそ、学びをするべきなのに、

飲食店の経営者は、
10年先の未来はこうなるという未来予想図が、
1年前に突然来たと思っている方も多いと思っています。

だからこそ、
現在で安全の領域に行きたいと思っていたら、
未来は倒産しか待っていない、と感じています。

だからこそ先が見えないからこそ、
風呂敷を広げて、できる限り大きく成長しようと捉えましょう。


4《成長の領域》は行動あるのみ


コンフォートゾーンの外側に位置し、
未知のものに遭遇し、それへの適応や対処が求められる空間です。

新しい仕事、チャレンジングな仕事、高い目標設定で仕事に取り組む環境、すなわち今までの自分のスタイルや武器が通用しない空間を指します。
「これまで通り」が通用しない挑戦を求められる空間で、
同時に失敗するリスクも孕んでいます。

ですが、挑戦や失敗を裏返して言えば、
そこには貴重な「学び」が確実にあるということ。
そのため、この空間は別名グロースゾーンとも呼ばれています。
行動があるということは、成長できるということなんですよね。

リスク、リスクと考えることは、人間だから仕方ありません。
それを超える学びを日々して、
チャレンジするという意識だけは忘れたくありませんね。

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まとめ

殴るように書いてしまいましたが、
コロナだけでなく、生きていれば日々違う形で人に対して
訪れる事ですよね。

離婚したいけどできない、→安全がなくなるから(危険だから)
お金がなくてできない(貯金は使いたくない)(危険だから)→
時間を使って学んでないから
時間がなくてできない(優先順位が低いから)(何かあったらいやだから)
危険だから)→今のままで何だかんだ言って満足している(安心

その目の前のハードルを越えると楽しいのに、
生きていればリスクだらけの現実に気づき、
上を向いてまっすぐ歩きましょう!

昨日映画の岳(がく)を見たので、
長々と書かせてもらいましたがこれが言いたかっただけです、(笑)


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