か弱いセンサーでは捉えられない存在

画像1 雪の中にいると忘れてしまう アケビが実る9月のことは
画像2 ところかまわず昆虫がやってくる夏の終わりの事は
画像3 飛びかかってでも来ない限り
画像4 関わりは無い昆虫の人生
画像5 雪の下にある9月
画像6 雪雲の彼方の9月の空
画像7 9月の空の下では持っていて今ではなくしてしまったもの
画像8 いっぱいあるだろうけど覚えていない なくした時にはきっともう忘れた
画像9 9月の空の下で持っていなかったもの
画像10 それが今の自分の全部
画像11 時が過ぎれば形は変わる 元に戻そうとそっくりな形にしてみてももとのものではもうなくて
画像12 それでも元通りと信じたければ信じた通り
画像13 100日も過ぎれば雪が降る
画像14 100回の昼100回の夜
画像15 9才にとっては永遠の先
画像16 90才には一瞬の先
画像17 2人並んで何事もなく見上げる空
画像18 暑すぎても寒すぎても喉が乾き切ってもお腹が空いても正常でいられないか弱い生き物は空の下で空を思っているばかりではいられない
画像19 葉っぱをちぎって食べてみる
画像20 地面に雲の絵を描いてみる
画像21 手のひらに雨を受けてみる
画像22 何の意味もないけれど 例えば 地球をもう一つ作れる自分ではないのだから
画像23 草草よりも人間な自分が上等だとめでたく思い込んでいるけれど 地球には地球の見解がある
画像24 過ぎ去った時は過ぎたまま 形を変えて何度も心に蘇る
画像25 時にもAIにも追い越されていく
画像26 追い越されたふりをして繁栄している細菌
画像27 滅ぼされたふりをして眠っている遺伝子
画像28 もういない9月を思い致させる画像
画像29 ヒトのか弱い知覚センサーでは赤外線さえ見えはしない 見えているものよりも見えていないものが多い 存在
画像30 聞こえているものよりも聞こえないものの方が多い存在

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