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MyGO!!!!!を最終回まで見届けて

アニメを最終回まで見届けて、MyGO!!!!!のみんなが愛らしくてたまらなかった。 この先の皆をまだまだ、もっとずっとみていきたい、 最終日から1週間経った今もそんな余韻を残している。

最終回の中でも特に、そよちゃんの燈への「一生」に対する応え方が、胸に印象強く残っているものの一つだ。(以下、ネタバレを含みます。)

私ね、燈ちゃんの歌詞ーーー前から苦手だったんだ。 なんていうか、いつもむきだしでしょ。 (中略)たぶん、私の叫びでもあったの。

#13 信じられるのは我が身ひとつ
13話

笑顔で、一生を誓うと最初は躊躇いもなく言って、のちにそれは嘘だったと冷たく言い放ったそよが、本当の気持ちを、今まで感じていたことを、燈に伝える場面。

ずっと嫌われないように本音は隠して、笑ってきていたようにみえたそよ。彼女は燈の「心の叫び」は自身の叫びでもあると、「気づくまでずいぶんかかっちゃった」と 語る。迷子だったことに気づいて、燈の歌を直視すること、自分と向き合うことへの怖さを打ち明けること、その思いにぎゅうと私の心臓も掴まれた。

周りに受け入れてもらおうと必死で、 でも優しくしようとしてするのは偽善者じゃないか、とか。 考えだすと死にそうになるから、考えないようにしてた。
だからね、 燈ちゃんとバンドするってそういうのと向き合うってことだから、 結構やばいんだよ。

#13 信じられるのは我が身ひとつ

なんでかな、この言葉に触れた時、声をあげて泣きそうになった。やっと彼女の心臓に少しだけさわれた気がした。私も嫌われることがずっと怖くてたまらない。つい言葉を呑み込んで笑ったりしてしまう。怯えて、そんな自分が嫌でたまらなくもなって。
うまく伝えられずに喧嘩になることだってある。そのままの自分の感情を認めたり、それを誰かに話したり、ステージで放つのは本当に勇気のいることだ。

でも、まだ怖くてうまくだしきれずにんげんになれないこともいっぱいあるけど、あなたたちにもらったあったかさと勇気を一生忘れたくないから。自分の弱さとも向き合いたくて、こうして書いたり、私が蓋をしてきた私自身の感情を暴こうとして、足掻いている。

13話

それから、そよが「私たぶん、一生CRYCHICのこと、忘れられないよ」って言ったこと(CRYCHICは、燈とそよにとって何より大切だったけど、解散してしまった前のバンドの名前)。この言葉にも胸を突かれた。
しんどいそれと向き合って最後まで生きていくのって、生半可な覚悟ではできないことだと思う。燈にその思いを口にしたことに、胸がいっぱいになった。

そよは、不器用で本当は素直でやさしい女の子なのだと思う。決して大人びて強いわけでもなくて、等身大のにんげんの彼女に触れられて、今ここにいて。ああ、あなたの叫びは、私自身の叫びでもあるんだとやっと気づいた。話がしたいな。笑ってそよりん、て呼んだらきっと嫌そうに顔をしかめるんだろう。でも、友達になれたらいいな。あなたと、手を繋いでみたい。

一瞬一瞬を積み重ねて一生、燈のそのやさしい言葉も、胸に残った。
おばあちゃんになっても、MyGO!!!!!の音楽を聴いていたいなって思っているよ。


13話


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