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【投資の格言】卵は一つのかごに入れるな

先日は相場の変動に対するマインドセット(考え方)として投資の格言をお伝えしました。
今回は、投資における分散投資の重要性をお伝えする格言をご紹介したいと思います。


1.「卵は一つのかごに入れるな」

「卵は一つのかごに入れるな」という格言は、リスクを分散することの重要性を教えてくれるものです。もし一つのかごにすべての卵を入れてしまったら、そのかごが壊れたり盗まれたりしたときに、卵はすべて失われてしまいます。しかし、卵を複数のかごに分けて入れておけば、一つのかごが失われても、他のかごに残っている卵は無事です。投資では、一つの銘柄にすべての資金を投じるのではなく、複数の銘柄に『分散投資』することで、リスクを低減できることを指します。

2.相場は”べき分布”

では、なぜ分散投資をするべきなのでしょうか。それは、株価などの相場は”べき分布”で動くと言われているからです。
べき分布とは、確率変数の値が非常に大きくなることは稀であるが、その確率がゼロにならないような分布のことを言います。
例えば、日本人男性の平均身長は正規分布に従うため約170cm程度であり、通常は平均よりも大きい人や小さい人の割合が身長が離れるほど急激に減少して、身長が高くても概ね2m前後で収束しますが、べき分布で考える場合は稀に5mや10mの巨人が現れることがあるというイメージです。
つまり、相場は時として過去の推移から多いく暴落する恐れがあることを示しています。

3.「資産運用はマラソン」

投資の格言として、もう1つ「資産運用はマラソン」についてご紹介します。この格言は、マラソンは速く走るだけではなく長い距離を走りきることが重要であり、資産運用も短期的な利益を追うのではなく、長期的な視点で成果を出し続けることの大切さを示すものです。つまり、『時間分散』や『積立投資』の重要性を表した格言になります。
マラソンでは自分のペースを守りながら走るように、資産運用でも自分のリスク許容度に合わせてポートフォリオを組み、短期的な市場の変動に動じないようにします。つまり、マラソンと資産運用は共に、ペース配分と忍耐が重要なのです。

最後に:リスクをどうやってヘッジするか

今回は投資における分散投資の重要性をお伝えする格言をご紹介しました。投資には必ずリスクが伴いますが、リスクを恐れるのではなく、しっかりとリスクを分散させることが重要なのです。多くの銘柄に分けて投資する『分散投資』で、個別の株価の変動による影響を小さくすることができます。また、長期的な視点で投資する『時間分散』や『積立投資』も有効となるでしょう。

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