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投資信託は月次報告書をよく見よう

前回の記事では新年度にNISAを始めることをお勧めすることをお伝えしました。
投資信託は投資の初心者から中級者まで幅広い方におすすめできるものであり、忙しいサラリーマンの方にも向いていると思います。一方で、投資信託には多くのファンドがあるため、どのファンドに投資をしたら良いか判断することが難しいかもしれません。
今回は、ファンドの選択や運用状況の確認で参考となる投資信託の月次報告書についてお話したいと思います。


1.投資信託の月次報告書とは

投資信託の月次報告書は、投資信託の運用会社が毎月発行するファンドの運用状況やポートフォリオの詳細をまとめた文書であり、マンスリーレポートとも言います。
この報告書には、基準価額や総資産額の推移、分配金の実績、騰落率、組入資産の状況、参考とする指数(ベンチマーク)との比較など、ファンドの内容や運用実績を理解するために必要な情報が記載されています。

2.組入資産の構成

組入資産の構成は、該当のファンドがどのような資産に投資しているか、その構成比率を示し、投資の多様性やリスク分散の度合いを理解するのに役立ちます。
例えば、株式で構成されるファンドを比較する場合、組入している銘柄や割合を比較することで、自分の意向にあったファンドを選択することができるでしょう。

3.組入資産ごとの運用実績

組入資産ごとの運用実績を確認することで、ファンドの値動きを詳細に確認することができます。例えば、海外株式で構成されるファンドであれば、株式の騰落と為替の変動に分けて値動きを分けて確認することで、そのファンドの特徴や運用実績を確認することができます。
また、参考となる指数(ベンチマーク)と比較することで、そのファンドの運用効率性を評価することができます。

最後に:投資前や投資後に月次報告書を確認しましょう

以上が投資信託の月次報告書に関する説明になります。
投資信託への投資は月次の情報を定期的に確認することで、投資家は自身の投資ポートフォリオを適切に管理し、必要に応じて調整することができます。
投資信託を選ぶ際には月次報告書を見てファンドの内容をよく理解し、ファンド購入後も定期的に月次報告書で運用実績を確認することが良いでしょう。

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