見出し画像

差し出すと、集まってくる

4年か、5年くらい前に、ブログという形で長年綴っていた記事を保管していたサービスのサーバーから全部消して、それからはつい最近まで、自身の行動やそこから感じた思いをずっと外に出さないでいました。

以前もブログを書いたからって、特別他の人たちから読まれていたわけではないけれど、自身で後から見直してみると、このときにこんなことがあって、確かにこんな気持ちだったなって記憶を辿るための材料にはなっていました。

Twitterも同じように、投稿したツイートの全部は消しきれなかったけれど、使っていたアカウントを消して、飛び石のように一旦模擬アカウントを作ってから、真っ新なアカウントを作り直しました。

Twitterを使えるようにしたかったのは『声』だけは見ていたかったから。長年使って周りにいる人たちや、立ち位置のようなものを全部断ち切って、それまでとは違う『声』が必要だから。

Twitterの『声』は現実の動きに合わせて早く届くけれど、雑音が多かったり、聞きたいときに聞きたいと思った『声』が飛んでこないことの方が多いとも感じていました。ですのでアカウントを新しくして、以前とは違う海域に身を投じても、利用者が多く、表現する文字の数も制約があるので、雑音を避けていたら、結局また以前いた海域に流されてしまう不安が出てきました。

『今』の自身に必要な『声』を聴けるところ。

noteはどうだろうか。

noteのアカウントも持っていたけれど、何も活動はしていませんでした。休眠していたアカウントを開いて、インターネット上で使う名前は極力合わせておきたいという、なんとなくな思いから登録内容を変更して、皆さんが投稿されていて、ホーム画面に掲載されている記事の中から興味を引く記事を読んでいって「スキ」を残すような使い方をしていました。

でも、やっぱり記事があるから読んでしまうだけで、『今』の自身に必要な『声』は見当たりません。

『バッジの取得』なのか、そういうチュートリアルなのか、いろいろ促してくるので、今月(7月)からぽつぽつ記事を投稿し始めました。

いきなり聴きたい『声』の分野に飛び込むには、他の方たちに語れるような特別学習した知識も、特別な能力も自身は持ち合わせていません。なので『今なにが自身の周りで起こっているのか。』を文章に起こすことで、頭の中で整理するために投稿することにしました。

そうすると不思議なことに『今日のあなたに』に表示される10個の記事のうち、2件ずつくらい興味を引く記事が掲載されるようになりました。

ホーム画面では種類別に掲載される区画の記事は殆どは見たくないものなので『フォロー中』と『今日のあなたに』を残して全て表示しないようにしました。

利用者が読んでいる記事の傾向を集計、分析して『今日のあなたに』へ表示させているような気がしますが、読みたい記事が載るようになって、パソコンを開いている間にnoteの記事を読んでいる時間の割合が増えただけでなはなくて、思い悩んでたどり着けずにいた考え方と次への一手が、多くの『声』の中から選べるくらい聴くことができるようになりました。

たぶん誰の助けにもならないよう記事であっても、自身の思いを差し出さずに、他の方の知恵を得ようとするのはけしからんということなのでしょう。

自身の思いを差し出すと、それに応じた思いが集まってくる。

そんな気がしました。

みなさん、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?