とりとめ日記(119)物語の種

二月某日。久しぶりに小説を書く。年末年始のどたばたで「これはもう書けないかも」と思っていたが、物語を書きたい気持ちがあらわれたので、徒然なるままに書き出す。
物語を書くことは、かなり骨が折れる。それでも、私は人生には「書く・描く・語る」がいつもある。自分の心を救う手段だからだ。
物語を紡げなくても、生きていける。実際書かなくとも私は日常を送っていける。それでも私が私を生きるために必要なのは、物語なのだ。
身のうちから物語の種が芽吹く限り、死ぬまで創りつづける。曖昧な将来のビジョンのなかで、それだけははっきりと見えるから。

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