Xデザイン学校 ビギナーコース #2の学び

Xデザイン学校 ビギナーコースを受講してみての学び・気づきメモです。
noteに不慣れな部分があり、少し投稿が見にくいかもしれません。
(投稿を続けていくうちに解消していきたいと思います!)

なるほど!と思ったこと

エスノグラフィと行動観察の違い

似ているようで全然違うリサーチ手法。
なんとなくごっちゃになっていたので、改めて整理ができて良かった。

エスノグラフィと行動観察の違いを図にするとこんな感じになるかな・・・
  • エスノグラフィ

    • 観察対象の文化に溶け込むことで、よりユーザーに近い視点や文化の内側からユーザーの暗黙知や行動・その心理を探る。そして、それらを自分ごと化しやすい。

    • 観察対象の範囲が広い分、全体像の把握ができたり意外な発見がある。仮説を立てる際に有効である。

    • 時間とコストがかかる。

    • ユーザーの成長/習熟の過程を追う場合は長期継続して調査を行う

  • 行動観察

    • ユーザーやそれを取り巻く環境・フェーズなど、観察対象を絞った中からユーザーの行動・心理を探る。

    • 観察対象が狭いため時間やコストはそこまでかからず、特定の問題解決の際に有効である。

情報の鮮度の話

  • 時間が経つと記憶はその人の頭の中で最適化されてしまう。何かの経験についてのリサーチでより事実に近い一次情報を得ようと思ったら、その経験の直後に聞かないとダメ。

  • リサーチの際は1つの情報を鵜呑みにするのではなく、3つほど違う角度・目線からの調査情報を集め、その中心が事実に近いものになる。


その他、感じたこと・考えたこと

ユーザーリサーチに正解はない。リサーチャーのフィルターを通すからこそ、その人ならではの独自性が生まれる。

  • 人の考えは経験によって変化するため、たとえ同じものを見たとしてもユーザー調査をした人によって出てくる仮説やインサイトは変わってくる。ユーザーリサーチにおいては絶対に正しい答えはない。あるとすれば、それも「限りなく事実に近い仮説」なんだろうなと思った。

  • サービスやUXの独自性=仮説の独自性。この仮説はある程度の方向性・精度は似てくるものの、リサーチャーの視点が加わることで新規サービスやUXの独自性が生まれるんだろうな〜。

  • より精度の高い「仮説」を作るために……

    • 日頃からユーザーの多様性や様々な知識/知見に触れ、共感や理解を積み重ねておく。

    • 情報をいろんな角度/視点から見つめ、その中心にある部分を考える。

    • 鮮度の高い一次情報を集める。

演劇の役作りはエスノグラフィ

  • 演劇の役作りで、実際に演じる役の行きそうな場所に行ってみたり、普段吸わないタバコを吸ってみたりする。これらはまさにエスノグラフィ調査だなと思った。

  • こうした役作りのためのエスノグラフィによって、役のイメージが固まっていくだけでなく観察力が鍛えられそう。

  • 日頃からなんとな〜く感じていたことだったが、演劇をやるとデザインが上手くなりそう。

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