どうぞどうぞ、お先にどうぞ(2023/07/29_マチネ)


「変」

でした。


いや、変ですよ、というのは予告されてたので、まあ変なんやろうなー、と思ってましたが、見事に「変」でしたwww
あれを至極真面目にやる人たち、すごいw

大統領師匠さんは、去年のザナドゥおじさんがあまりにも衝撃的すぎまして。
なんとかして観たいと思ってました。

正直、遠征月に2回は辛いねん。
お財布カッツカツやねん。
7月は三連休に予定ぶっこんだので、もうあかんなと思ってたんですが。


おむすびシアターに亜音さんと小岩崎さんが出るって言うから!
そんな楽しそうなもん外されへんから!

あれ?
下北沢やん?
日程かぶってるんちゃうん?
行けるんちゃうん?

って思ってたら、劇場まさかの隣でしたwww(位置関係全く知らず)

そんなわけで、計らずも行けることになってワクワク観に行きました!

いそいそ事前チケット取ったんでね!
余裕で最前です!
あの至近距離、いいですね。
ダブルコールのときの挨拶で遊佐さんもおっしゃってましたが、コロナで長らくあの席なかったんですね。
(そういや去年のザナドゥおじさんの時はなかったかも)

ここまで帰ってこれて、良かったなあ。

とまあそんな感慨はさておき。


相変わらず感想に困る舞台やなあw

面白いか面白くなかったかで言うと、面白かったんやけど、単純に「面白いで!」と言えるものでもなく、こう、スルメ系(噛めば噛むほど味が出る系)なのは確かなんやけど、前のザナドゥおじさんとは明らか方向性が違ってて。

そして多分観る人を選ぶw

だって、最初から最後まで結局ほぼ何も解決していないからw

まあ、田崎兄妹は一応納得行くゴールにたどり着いたのかもやけど、そのほかほぼ「え?それでどうするん?」っていう終わりやし。
特に房田さんと上田さんは、果たしてあの状態で東京帰ってどうすんの? って思うよな。
そういうこと言い出すと、もうなんかツッコミどころ満載やし。

でも何やろう。

わたし、気持ち悪くなかったんですよ。

全然「めでたしめでたし」でもなければ、「彼らの戦いは続く……!!」でもない。

多分、それが気持ち悪かったり納得行かなかったり(いや、納得してるのかと聞かれたら微妙やねんけど)する人はね、いると思うんよ。

わたしも普通はそう。

ホンマ、何なんやろう。

色々考えてみて(この考える作業も楽しい)、ふと、不幸な人がいないからかなあ、と思った。

厳密には、「自分を不幸だと思っている人がいない」かな。

いや、東京帰りたい二人は「何で俺等がこんな目に」と思ってるとは思うけど、「ああ、こんな姿になってしまっておしまいだ。死ぬしかない」みたいな悲壮感がないんですよ。
冷凍されちゃう子達も、あの切符で逃げよう、じゃなくて、凍らされることを受け入れてるんよなあ。
それがもう人生投げやりって感じじゃないからいいのかも?

人生なるようにしかならないよね、が、「もうどうでもいいわ」ってなってないのがすごいなあって。

意味わからんし、ツッコミどころも満載やけど、読後感ならぬ観劇後感が悪くないのは、そういうとこなんかなって。

今回はあまりに強烈すぎて、どのキャラがめっちゃいい!!とかはないんやけど、それでもやっぱりミランダさんは好きですw
コウノトリさんとの格差がまたwww
あとは副店長の息子。遠藤くん。
淡々としてるんだけど、最後、お父さんに挨拶に行こうとするとことか、好きなんよなあ。

あと、オバチャン拝む?シーンはもうわけわからなさすぎて笑ったw

結論。


結局面白かった。

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