GISKE アルプス山脈の見果てぬ夢(2023-05-21_マチネ)

前日との落差が激しすぎるwww

かわい子ちゃんまみれから、オジサマまみれに大移動ですよ。

いや、6番シードの藤堂さんと、この間最高すぎたパラデュールの壱劇屋東京支部の岡村さんが、揃って出はると言うので。
やっぱり観とかなあかんやん?

正直お固めの舞台って超久々だったので、どうかなーと思ってたんですが。


いやあ、良かった。
アツかった!!
日本にはこんなすごい人がいたんやねえ。
この舞台観るまでは、ぶっちゃけまったく存じ上げなかったんやけど。
昭和の時代って、こういう人がいてくれたから発展して来たんやろうなあ。
もともとええトコの出みたいやけど、それでも一代で何かを成し遂げるって、普通の人じゃできんですよ。

そして、ただの伝記ものみたいなんじゃなく、物語として面白いものにしたててるのが、純粋にすごいなと思う。
面白かったもん!

もう遥か昔の歴史で習ったこととか思い返しつつ、満州のときのアレコレは胸が痛くなります。
今だからあれがおかしいっていうのが分かるけど、あの時代のあの場所にいたら、何が正しいかなんて、きっと分からなくなるんやろうなって思う。
逆に当時は、否定することのほうが異常やと思われたんやろうし。

フィクションなんやけど、紛れもない事実もそこにあって、その絶妙なバランスが舞台として面白いものにしてたんかな、と思ったり。

李香蘭(だよね?役名は違ってたけど)はそういえば昔の四季のミュージカル観たなあと思い出してみたり。
でも、なんか記憶がおぼろげやんよなあ。
もっとちゃんと観とけばよかった。
(確か大学くらいのとき。今観たほうが楽しめたかも)

この舞台も、正直今のエエ年になったからこそ面白いと思えるのかも知らんな。
なんか、人生色々経験してる方が身に沁みる気がするw

ストーリー外で言うと、舞台転換は扉の開け締め(しかも二重になってるし!)とか、発想すごいよね。
(さっきからすごいしか言っとらん)
(貧相な語彙がツラい)
効率的だし、ちゃんと雰囲気ある。

あと、個人的にはね、大阪弁喋るシーンがあると、こっちはドキドキするんですよ。
言うたら悪いけど、ヘッタクソなエセ関西弁とか聞くと、一気に気分萎えるんで。
気持ち悪いイントネーションが気になって、話とか頭に入ってこなくなる。
(なので、最初、「藤堂さんって、関東の人やんな?大丈夫?」ってヒヤヒヤしながら観てたw)

でも、そこはがっかりすることなく観られたので良かったですw
地方の言葉って、雰囲気出すのにはええんやろうけど、うっかりすると全部ぶち壊す危険性があるので、地元民としてはわりとスリリングなんですよ……

これ、他の地域の人ってどうなんやろ?
関西圏以外は全くわからんので、例えば東北なまりとか、九州あたりとかは「なんとなくそれっぽい」感じで聞こえたら、そんなもんかと思ってるわけやけど。
それぞれの地元の人が聞いたら「そんなんちゃうわ!」って思うんかしらね?

話逸れたwww

まあ、そういうところも気にすることなく、純粋に物語楽しめたのは、良かったなー。
まあ、苦言はtwitterで散々呟いたのでここでは省略。
(だって舞台そのものはものすごく良かってんもん)


流石に今回はキャラ萌え的なものはないんですがw

王道やけど、義介さんやってた浜口さんの演技は、熱くてめっちゃ引き込まれました。
なんかね、ついて行きたくなる感ある。
実際の義介さんも、あんな風に人を惹きつけたんやろうなあと思えた。

他の登場人物もそれぞれ魅力的で、ええ役者さんがするお芝居って、ホンマええよなあ。

たまにはミーハー以外で(わりときっかけはミーハー気味やけどな)舞台観るのもええな、と思った日でした。

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