OBACHAN（2023/10/06_ソワレ）

おばちゃんの魂が心に沁みたw

いやほらわたし、紛れもなくおばちゃんなんで。

NICO×frogs プロデュース
#関西の役者が踊ってみた
「OBACHAN」

を観てきました。

わたしの「大阪でもオモロイ舞台を発掘しよう計画」第何弾？

そもそもいわゆる小劇場系の舞台にハマったのが東京におるときやったんで、まあ好きな役者さんやら劇団さんはどうしても東京に偏っとるわけです。
大阪に帰ってきてから色々探ってはいるものの、なかなかこれやー！！っていうのには出会えてないのが実情でして。

そんな中、今年のGWに出かけたのが中之島春の文化祭。
色んな劇団でるっていうやん？
わたし、2日ともフルコース（半日ほぼ座りっぱなし）という結構ハードなスケジュール組んだんですよ（まあいつものことですな）。
あれだけ数あったら、多少は気になるとこ見つけられるんちゃうかな、と。

んで。
ニコフロさんと出会ったわけですよ。

大量の団体さんが出るイベントですから、一組の割り当てなんて、20分かそこらなわけです。
そんな感動巨編とかぶっこまれへんのです。
ネタとしては、まだまだ新婚さんの仲良し夫婦のお引越し。
ものすごくシンプルやねんけど、笑いを誘う演出とダンスを織り交ぜながら、ミュージカルともストレートプレイとも違う新しい感じやけど、ちゃんと物語としても魅せるようになってる。
それが凄く面白いなと思って。

あとは、当時全然知らんかってんけど、主宰の植松さんの旦那さんが竹村さんやってんね！
ていうか、あのほのぼのストーリーを竹村さんが書いてるとか！
かなりびっくりしましたw
だって、戦わへんし、誰も死ねへんし、こんな平和な話も書きはるんや、と純粋に驚いたんですよねw

で、ほっこり幸せな竹村さんを満喫しまして。
楽しかったな、ええなあと思ってたわけです。
Meilleure Soiréeの時もいいましたけど、やっぱり笑いの好みって大事でね。
そこらへんも自分にあってて、とても好印象やったんですよ。

……で。

（多分）竹村さんのリツイート（あ、今はリポストいうんか？めんどい）かなんかで、公演情報を知ったわけですが。

イナズマと丸かぶりやん、という。
（今年日程10月にずれ込んでるんやー）
ああこれは縁なかったんかなあ、と思ってました。そしたらば。
初日は20時スタートやっていうやん？
それやったら仕事終わってからでも駆け込めるやん？（ただ千林大宮遠い！！市内の端から端まで移動する勢いなんや）
そりゃポチッとするやんね。

最前列は楽しいこともあるというので狙ってはみたものの、まあそういう戦いは敗れるものですよねw

でもまあ無事初日のチケットをゲットできまして、行ってきたわけです。　

（やっと本題）
（いつもより長い）
（でもこの前フリというか（わたしの中の）期待感も大事なんよ）

いやね、もう楽しかった！

あえてなのか、わりとメジャーどころの選曲もわたしは好きで。
（というかミセスも安全地帯も大好きなんですもん）
（StaRtなんか相当好き）
（手拍子いれちゃう）

正直そんな踊らんでも、という気はしなくもないけどw

最初のごみ捨てとかゲンドウさんの会議ダンスとか凄い好きやなあ。

アフロはまあともかく、世間的な「大阪のおばちゃん」のイメージっていまもこんなかんじなんかな？
昔はようけおった気もするけど、実際は大分減ってるんと違うかなあ……

わたしが子供の頃はそらようけおった気がするんよな。
団地とかで、そこのうちの子供とは学年もちがくて友達でもなくても、「〇〇くんとこのおばちゃん」みたいな感じでお互い知ってて、あめちゃんもくれるしw
遅くまで遊んでたら「はよ帰りやー」って声かけてくれるし。

多分、困ったことあったら、「おばちゃんちょっと助けてえな」って普通にお願いできたと思うし、間違いなくおばちゃんも話聞いてくれてた。

今住んでるとこでも、昔は学校行くときおばちゃんはよく声かけしてくれてたなあ。

わたしみたいな昭和生れのリアルおばちゃん世代には、そういう懐かしさもあったのが良かったんかな。

いやいや、それはないやろーっていうフィクションてんこ盛り要素と、あるある、そういうおばちゃんおるよなー、のミックスが、物語としていい塩梅の楽しさに繋がったんかな、という印象。

憎いのはさ！
ちょいちょい泣かせどころ突っ込んでくるんよ！！w

おばちゃんやで？
アフロやで？

なんで泣かなあかんねんww

おばちゃんのおせっかいな愛は、つい泣いてまうんよなあ。
（大場さんは卑怯やわー）

おばちゃん（とくに大阪のおばちゃん）って、あんまり良く良いイメージない気がするけどw

やかましいけど。
余計なお世話と思う時もあるけど。
その奥底には優しい気持ちがあるんやで、というお話やったなと思います。

優しい気持ちになれる舞台はいいね。

またこういうの観たいなあ、と思う舞台でした。