さこう ますみ SAKOH Masumi
ジャーナリスト。主著『在留特別許可 アジア系外国人とのオーバーステイ国際結婚』(共著、関口千恵名義 明石書店)が原点。2009年、女性人権活動奨励賞。note は「インド映画の平和力」 https://blog.goo.ne.jp/sakohm27 との連携から。
最近の記事
国際母語デー(International Mother Language Day)がなぜ2月21日なのか:『Fagun Haway』〈春を告げる風に〉
初出:ブログ『インド映画の平和力』2022年5月6日付 1民族に1言語、すなわちヒンドゥ教徒だけが暮らし、ヒンディ語だけが使われるインド。 インドの現与党・インド人民党(BJP)やその母体・RSS(民族奉仕団)ら、ヒンドゥ右派勢力が理想とする Hindu Rashtra (ヒンドゥ国家)とはこういうものである。 多様性こそが国力の源泉であり、比類のない魅力であるインドを、そんな単細胞国家に矮小化することの、いったいどこがおもしろいのか、私は微塵も理解できないが。
バングラデシュ映画界期待の Amitabh Reza Chowdhury 監督『Rickshaw Girl』〈リキシャ・ガール、2021〉
初出:ブログ『インド映画の平和力』2022年4月26日付 バングラデシュの主要英字紙『Daily Star』を眺めていたら、5月5日にニューヨークで『Rickshaw Girl』〈リキシャ・ガール、2021〉がプレミア予定という記事を見つけた(2022年4月25日付)。 そうそう、これも半年ほど前に話題になっているのを見て、どこかで紹介しなければという頭ではいたのだ。そのとき聞き覚えのあるタイトルだと思ったら、『リキシャ・ガール』(ミタリ・パーキンス、永瀬比奈=訳、ジ