見出し画像

笑顔でいられること かわいいと思えるようになるまで

最近、担当している子をかわいいと思う瞬間が多い。
なぜか?
こちらの言うことを前より聞くようになったから?

そんなことを思いながら今日彼の顔を見ていたのだが、笑顔なのだ。私に話しをする時に笑顔で話してくれる。
自分が好きな話を聞いてもらっているのが嬉しいからなのか。物語の世界に入っているから嬉しいからなのか。
とにかく笑顔で目がキラキラしてる。
そして聞いている私はどうか?多分笑顔だ。
それに気がついた時、「あ、これだ!」と思った。

相手が笑顔なら自分も笑顔になる。そんなことは当たり前のことだ。
でも私がそんな当たり前なことに教室で気がついたのは初めてかもしれない。

常に子どもに何かやらせようとしていた昔。
自分の方をむかせようと思っていた昔。

子どもの顔を見てしっかり話しを聴くなんてこともせず一体どこを見ていたのだろうか?

自分のことばかり考えていたのかもしれない。
自分の思うようにいかないこと。
子どもたちをなんとかできない自分にいつも苛立っていたこと。
クラスをまとめることばかり考えていたこと。
私が心から教室で笑うなんてあったのだろうか?
もちろん全然なかったとは思えないけれど、怒っていた時間の方が多かった。

それが今は笑っている時間の方が多い。というか自分が笑っている、穏やかな気持ちで接してられる瞬間に気がついくことができている。
こんなことに気がつけて嬉しい。幸せな瞬間だなと思う。

随分変わったなと思う。もちろん全てうまくいく訳ではないし落ち込むことだってある。でも、気がつけるようになって本当に良かった。

自分の気持ちに気付く練習。
こうやって書き留めて自分の気持ちを整理する練習。
それを続けることで随分変わってきたと思う。

それが私が変わってきた全てではないけれど、大切なことの一つだと思っている。

相手の話しをきちんと聞くこと。穏やかな気持ちで聞くこと。相手をなんとかさせようとしないこと。そしてその時間を楽しむこと。大切にすること。
それはこれからも続けていきたい。

相手の笑顔をたくさん見たいし自分も笑顔でいたいなあ。
そしてそれを覚えていられれば辛い時や悲しいとき寂しいときも、ああこういうときもあるって少しその思いが薄まるかも知れないなんて思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?