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熊野詣。

 熊野は遠いからなぁ…。

 まさか本当に行くとは思いませんでした。途中で諦めて道の駅で過ごしているだろう。もしそうなら本宮に一番近い道の駅がいいな。古道も歩きたい。


 2024年8月11日深夜2時過ぎ起床。

 自室のにゃんこグレーちゃん爆睡中でした。起こさないように支度をし、鞄を持って部屋を出ました。布団はそのまま。

 1階の居間に行くとにゃんこミケちゃんも爆睡中。

 お湯を沸かして水筒に入れ、氷少しと水少しで熱さが残るようにして蓋を閉め、もう1本の水筒には水を入れ、クーラーボックスに保冷剤を入れて。

 お菓子で少しの空腹を満たして歯を磨き顔を洗って。

 ともかく準備を急ぎました。

 家を出る前に布団をたたまにゃならんと、急ぎ自室に戻ればグレーちゃんが布団の上で私が来るのを待ち構えていました。すぐに1階に降りてチュールを器に入れて自室に戻り、布団をたたみました。

「じゃ、行ってくるからね」

 チュールに夢中なグレーちゃんには声を掛けるだけ。爆睡中のミケちゃんにはツンツンして、さっさと家を出ました。(ミケちゃんは気分でチュールを欲しがるが、食べない。)


 出発時間は深夜3時。

 車も少ない時間帯だし、滋賀県を脱出するのにそんなに時間はかからんだろうと思っていましたが、実際は2時間半はかかりました。伊賀に入るのに1時間半ぐらいと予測していたのですが、交通量にかかわらずそんなにスピードを出すことがないため脱出に時間がかかっていました。平均して50-65km/h。暗い山道。怖いですやん?だから後ろから車がすごい速さで迫ってきたら(ライトが見えた時点で)、左に寄れる余裕があるところで「お先にどうぞ」していました。終始この状態なので時間がかかりました。

 今回の往路ルートはほぼ、山道。途中立派な道を通ったりもしましたが、そういう道に限って高速道路かと間違えるほどの速度で迫ってくる車が多かったです。何度、左に寄ってやり過ごしたか知れません。私も頑張ってアクセル踏むんですが、彼らは私以上にアクセル踏んで先を急ぐものですから、さっさと譲っちゃう方が安全なのですよ。

 私の目的地は「熊野本宮大社」。

 事故を起こすことも、巻き込まれることも、あってはならない熊野詣。

 熊野詣に限らず、無事に目的地にたどり着いて、怪我無く事故無くそこで過ごし、そして無事に自宅にたどり着くこと。


 途中、「道の駅 ‎宇陀路大宇陀」で休憩を取りました。6時40分ごろです。 

ツバメ。

 軽くストレッチをし、いい天気だなと空を見上げ、ツバメを観察。この日は涼しい風が吹いていて気持ちよかったです。


 8時ごろ、車とバイクをやり過ごすためもう一度休憩。国道168。持ってきたパンを食べ、軽くストレッチ。

 そろそろ行こうと構えていたら、再び車とバイクが走ってきたので、通り過ぎるのを待ちました。


 9時20分ごろに河川敷駐車場に着きました。

 無事にたどり着けたことに一安心。

 ほとんど写真が撮れませんでした。(圧倒されすぎ)

 参拝を済ませ、御朱印、神符、鈴を購入し、境内をのんびり散策してから、お土産屋さんで家族へのお土産を購入。大鳥居に向かいました。

 田んぼが広がるのどかな風景に、(ええなぁ、この空気…)。

 大斎原の大鳥居に圧倒されながらもくぐり、のんびりと奥の方まで進みました。廟のようなものがあるところで参拝をし、もう少し歩こうかと時間を確認したら11時を回っていました。

 どうしようかと悩んだのですが、帰宅することにしました。確実に18時を回ることが感覚的にわかり、諦めました。


 初めての熊野詣。本宮に行くことを目的としていて、他はしっかり調べていませんでした。どこに行くにもこんな感じなので、帰宅後に(しまった)と思うことが多々あります。今回もそのパターンでした。

 なので次回は「古道」を歩けるように準備をして向かおうと決意しました。「熊野速玉大社」。結構遠いことを知りました。もう、高速使うしかない距離です。


 滋賀には湖東三山「西明寺」、「金剛輪寺」、「百済寺」があるというのに、熊野三山を巡ろうとする。
 大丈夫なのだろうか…。



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