記憶の行方#泡とチョコレート

先日、自宅に戻るとまた少し身長が伸びた息子がボクサーパンツ姿で椅子に座っていた。

前かがみで、「いててて、てててて、ててっ」と苦笑。

なぞの「頭痛」診断から、早、5ヶ月あまり。

しかし、最近その痛みはもっぱら下の方で、着替えや一歩移動も大変な痛みらしい。

まるで未知の感覚、ひとまず、デリケートな泡石鹸をすすめる。

寝る子は育つとはよく言ったものです。

ひたすら歩いて、ご飯を食べ、寝る。

時々本を読んで、絵を描いて、あとは、何をして過ごしているのか、わからない日々が増えた。

誰かの成功体験は当てにならない、と、黙々と次の目標に向けて準備をしている模様。

痛みはどこかへ分散され、ニキビは減り、身長は伸び、髪が伸びて、鬼滅のなんとかの、たんじろうみたいな髪型になり、江戸の素浪人風になってきた。

ネコポスでチョコレートが届いた。

なぜか食べたがらない。

思春期は複雑だ。

♪ファミリア

ミレニアムパレードのアルバムを聴いていた。

映画をまだ見ていなかった。

「武曲」の時の綾野剛さんは、過去の栄光や乗り越えたい鉄壁の恐怖におののき、白い太ももに吸いよせられてしまうただの男を演じているようで、正直すぎて面白かった。身近にいたら、遠ざけたいキャラです。

実際のご本人は、素直な人だなぁと見受けられたけれど、映画で眺めていられる今度の綾野さんは、どんなんだろう。




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