漫画「ひらやすみ」、初の原画展あるそうな。

漫画「ひらやすみ」の原画展が始まる。漫画の舞台は、阿佐ヶ谷の街。作者は、高円寺に6年住んでいたそうだ。原画展は、初のことと、作者のTwitterでもつぶやかれていた。

2023年1月23日〜2/4まで。
区役所の空いている時間帯はご覧になれるそう。
入場無料。
ぬりえコーナーやメッセージを書いて貼れるコーナーもあり。
作者の方もぶらり来ることもあるそうです。会えた方はラッキーですね。

先日、花束を届けに入り口付近に立っている方がいらっしゃって、日曜日は、区役所入り口は、空いていないので……展示は1/23からです、と、声をかけようと迷っている間に、どこに届けていいか、電話を始めていた。行動がはやいお人を通り見て、

区役所入り口には、なんと、「おおきなかぶ」の挿し絵を描いていた方の作品が!!
どんな経緯でそこにあるのか、気になってしまう。

話が逸れました。

漫画「ひらやすみ」のこと、現在、4巻まで単行本が、出ているのですが、一話読み切りなので、ちょいと、時間のある時に、さらっと、ほんのり、いい気分になる。あ、ここかぁ、釣り堀、ん?もしかして、このたこ焼き屋さん……などと、読んだ後に阿佐ヶ谷の街を散策してしまった。

坂本龍一さんが、雨の音が好きなことは、自伝、今年の誕生日に公開されたアルバム「12」のこと。制作についてなど、スタッフの質問へ回答されている中で、話されている。その度になぜか阿佐ヶ谷の街を思うのでした。駅周辺には、水たまりができて、雨の音が響く。個人的には、雨が降ると坂本龍一やマックス・リヒターを聴きたくなる。

漫画「ひらやすみ」には、雨の湿っぽさは、なく、むしろ、晴れた日が続く、それぞれに抱えていることがあるはずなのですが、風景が緩やかにそれらを包み込む、阿佐ヶ谷は、何かがあって、それは、がっちりした絆といっていいのか、ほんわか、縁側にふと座ったら、偶然、野良猫がやってきてね、なんとなく、いいんだよね。といったこと、そんな感じののんびりした日常が続く。

あれだ、寅さんシリーズで、毎回、マドンナに寅さん振られるんだけれど、寅さんは案外、風景の中で一人ではなくて、生きているとは、曖昧な風景の中で起きているんじゃないかって、よみながら思った。


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