祝・脱出ゲーム
現在、ウェールズ大学に在学中の山邊鈴さんが高校生の頃、書いた「この割れ切った世界で」の中で、
夜9時の原爆公園にとぼとぼ歩いていった。祈った。「お願いです、私に世界を変えさせてください。」
この文章を読んで、いろいろ思うことがありました。痛さは痛さでしか贖えない物なのか?
自分の今いるすべてを変えてしまいたいと思うことと、「世界」がつながっている感覚は、血が流れない、けれど、痛い、10代にしか、書けない切実さかなぁと思いました。
山邊さんは、それを脱出し、思い描いた道を歩き始めている。脱出成功!おめでとうございます。
文章読みながら、痛さでいったら、
映画「溺れるナイフ」
を思い出していました。
地方都市で暮らす10代の痛烈な痛さを描いているなと、思います。
そして、はて、生きるって何だろうな「再生」って何?匂い立つ文章って何?と愚直に考えさせられて、ずいぶん体力を使ってしまった。
熱にうなされる日々を思い出した。
わたしは、軽やかに今を楽しみたいなぁと思います。
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