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当たり前が変わった1年

2023年、日々を生きていたらゆるっと終わりそうだ。何をしたっけなと思って記憶や写真フォルダをさかのぼる。いろんなところに行ったし、いろんな人と会ったみたいだ。でももっと1年でいちばんの出来事を、と考えてみたら思いついたのは運動習慣だった。

1年前まで

高校生から自由にご飯やおやつを食べるようになり、身体は徐々に重くなっていった。大学時代、塾講のバイト終わり22時に一人ですするまぜそばは中毒みがすごく、どうせ1つ目のゴールにも到達せず紙切れに終わると思っていたスタンプカードはあっという間に2枚目に突入した。季節の移り変わりとともに自分の体形も増減を繰り返ししながらも、中学生のときの引き締まった身体には戻れないでいた。

運動が嫌いで、鍛えることをしなかったからだ。

でも、今の身体はあんまり好きじゃない。それでいつも新年の抱負の一枠には毎年懲りずに「運動する」を入れていた。やらなきゃと思いつつもやれないまま10年弱が経っていた。


今年やったこと

それが、今年はひと味もふた味も違った年になった。

1月~3月

きっかけは友達との運動協定と、YouTubeで見た田中みな実様だ。

1月のある日、いつも通り「今年こそ運動して夏までに痩せたいよな~」と友達と電話で話していた。いつもだったらそこで終わっていたが、今年はひと味違った。それは、その場の勢いで、いつメン3人で運動報告用のLINEグループを作ったことだ。(ちなみにその3人目はその場にいなかったが、たぶん喜んでくれるだろうと勝手に追加した)

また、時を同じくして田中みな実様の対談動画に出会った。そこで、「きれいになるにはまず身体づくり。3か月ジムに通えば絶対見違えるからみんなやるべき」と教えられ、「たった3か月で人生変わるなら」と即席でA4コピー用紙3枚を取り出し、その日から3か月分のカレンダーを書いた。

あとはそこからやるだけだった。運動をしたら3人で「今日運動しました!」と送り合い、お手製カレンダーには今日の気分を表した顔と一行コメントを書いた。やるのはいつも仕事終わりの夜。でも、飲みに行く予定があって夜できなさそうな日は眠たい目をこすりながら朝やるようにして、できるだけ毎日続けるようにした。

そうすると一生変わらないと思っていた自分の身体がちょっとずつ応えてくれるようになった。足が引き締まってきて、ぽよぽよした太ももとおさらばし、お腹も板とまではいかないものの触るのが楽しくなるくらいには固くなってきた。

2か月ぶりに会った別の友達に、会ったそばから「最近痩せた?」と気づいてもらえるくらい自他ともに変わった実感があった。

こうして、いつの間にか私が「運動習慣がある人」になることができた。自分に対する評価も変わってかなり自信がついた。

結局この習慣は、4月に行った1週間の旅行でテンポが崩れて終わってしまったが、この経験のおかげで運動に対する抵抗感・恐怖感・他人事感がなくなりいい数か月になった。

4月~10月

この時期は、正直なにもしなかった。外が暑すぎる、という言い訳で夏場は家から一歩も出ない日々を過ごすほど運動量が下がっていた。

でも、年明けに獲得した自信は消えることなく、自分の奥底で眠っていた。


11月~12月

それが再び呼び起こされたのは、8月から予約していた京都での着物のフォトウェディングがとうとう1か月後に迫った11月。夫と「そろそろやらなきゃやばい」と、私史上初・ジムに契約した。

会社の先輩には「1か月前なんて手遅れよ。運動なんかせず食事制限にしなさいよ」と無用なアドバイスもいただいたが、「1か月もあれば十分変わるだろ」と信じて、2人でほぼ毎日通った。

ジムでは嫌いな筋トレと嫌いなランニングを両方やった。ランニングは特に嫌で、これまで何度も夫に「運動するんだったら外でランニングをしたい」を誘われたがことごとく断ってきた過去がある。

ただ、今回はジムにあったマシンに救われた。最近のマシンはすごい。大きな画面がついていて、NetflixやYouTubeを見ながら走れるし、たくさんのコースが用意されていて時間と負荷だけ決めれば、自動でスピードと傾斜の調整をしてくれる。そのおかげで楽しさが1mmも分からなかったランニングがちょっと好きになれた。

1か月でギリギリ撮影までには納得のいく見た目に2人ともなることができ、今は楽しくて継続して行ける日は毎日行っている。

1年前までは私が楽しくジムに通ってしかも嫌いな筋トレのみならず、ランニングまでやっているとは想像もしていなかった。

ゆるりと過ごした1年だったが、今後の人生に大きく影響を与える1年になったと思う。頑張った自分と、一緒にやってくれた友達、夫に感謝!

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