後ろなんて見ない ただそう前だけしか見ない


2020年6月30日

期限が決められた私たちにとって、
残り半分という現実が容赦なく迫り来る。

そしてそんな今日、配信されたvoyage。

観終わった後、
彼らの言葉を反芻しながら
雨雲を見上げることしかできなかった。

そんな夜に書き殴ったものです。

➀折り返し地点
(2020年前半を振り返りつつ、
やるせない想いをここに吐き出してます)

➁雲が集まって嵐になる
(voyage を見た後に、"半年"について想うことをつらつらと書いてます)

今回は二本立てです。
どうしても2020年上半期が終わるまでに
放ちたかったので、殴り書き状態で放ちます。

➀ 折り返し地点


今日は一年の折り返し。

つまり、そういう事。


2020年に入ったとき、遂に後一年か、
今年はいつも以上にたくさん感謝を伝えたい、
愛を伝えたい。
とりあえず、アラフェス当てたい!

なんて思ってた。

軒並み中止や延期になっていくイベント、
コンサート。時間がないのに、どうして?
どうして今年なの?
やり場のない悲しみに暮れるしかなかった。


「いや〜悔しい、悔しいよ。
国立だって、あの時期にやりたかった」

この言葉を本人の口から聞いたとき、
とてつもなく苦しかった。

翔くんが、
"15日、16日 国立"
の文字を見て思ったこと、
そして、"16日の雨予報"で思ったこと、
一緒だった。

悔しくて、やるせない気持ちは、
私たちだけが感じていることじゃない。

その事実に、苦しい中にも、嬉しさがあって、
切ない中にも、嬉しさがあった。

泣きながら生まれてきた僕たちは
多分ピンチに強い。

本当、その歌詞の通り、
わたしよりも何倍も、
何百倍も悔しい思いをしているメンバーが、
前を向いて新しいものを届けてくれていた。


この4ヶ月近く、嵐さんがメディアを通して届けてくれた沢山のコンテンツ。

メンバーの日常を映したストーリー、
Voyage 、嵐のワクワク学校、リモート紙芝居、Rebornシリーズ、Happy Live、、、

本当に楽しかった。
できないことを嘆くのではなく、
できることを考える。
そんな嵐を見せつけられた4ヶ月だった。


この状況になって、オリンピックのこともあり、
嵐の活動について色んな人の意見を見聞きした。

"ここで嵐も活休までの期間延期したら、
みんな喜ぶのにね"

友達のツイート。
世間からみたら、そんなふうに思うんだなと、
今でも鮮明に覚えてる。

その、みんなって誰なんだろう。
色んな応援の仕方があるから一概にとは言えないけど、
それがもしファンのことを言っているのであれば、少なくとも私は、「それは、違うんだよな…」って思う。

私たちファンですら、嵐の活動休止までの経緯の全てを知っているわけではない。

メンバーに自分の気持ちを伝えることができた智くん。
それまでの間、
たった1人でどれだけ悩んだんだろう、
どれだけ苦しかったんだろう。
どれだけの勇気を持って伝えたんだろう。

そしてその言葉を受けて、
誰一人として否定しなかったメンバー。
誰一人として欠けてはいけないと、
5人で嵐だと、言ってくれたメンバー。

「怒ったところで何も解決しないじゃん」
って言っていたあの櫻井翔が、
「机叩いて怒鳴ったこともあった」
って呟いた時のあの表情。

誰にも言うことなく、
ファンや週刊誌に悟られることもなく、
1年半もの間5人で隠し通した、秘めた想い。


それだけの想いが、
あの決断と発表には詰まってる。

ファンにどんな想いをさせるかなんて
そんなこと重々承知の上で、
5人でいるために下した決断。
たしかに、今のこの状況は想定外だけど、
外野が簡単に、取り消せばいいなんて言わないで欲しい。

嵐5人が、
私たちから見えなくなっても、
会えなくなっても、
彼らがこの世界のどこかで、
笑っていてくれるなら、
それでいい、それで十分。

この一年半かけて、やっと、
そう思えるくらいになれたの、
もう、かき乱さないでほしい。

➁ 雲が集まって嵐になる(Voyage)


”世界中に嵐を巻き起こしたい”

この5人なら叶えられる。
この5人でなら叶えられる。
この5人でしか叶えられない。

最後まで同じ方向を向いて駆け抜けようとする
嵐5人がそこにはいた。

去年の夏といえば、
ツアーに24時間テレビに多忙だったはずなのに
水面下で”世界の嵐”を実現するために奔走していた松本潤。

世界に対して物怖じせずに、
自分たちが今までやってきたことを胸を張って説明する姿は、素直に、かっこよかった。
本当に、真っ直ぐな男だな、と。


「翔ちゃんと松潤に聞かれた、
俺らこういうこと考えてるけど、
リーダー大丈夫?気持ち的にって、何回も」

嵐の舵取りである二人が、
智くんに寄り添い、
何度も何度も気持ちの確認をした事実。

”誰か一人がやりたくないっていうことはやらない”
その嵐のスタンスが崩れることは決してない。

それを見せつけられた気がして、
胸がギュってなった。

それに対して

「最後までやり切る。何があっても。
だから大丈夫。」

って答えた智くんの、ブレない言葉。

”最後まで” という言葉は、
未来を約束しない言葉。
自分で決めたことはブレずにやり切る大野智らしさがそこにはあって、
それが少し、切なかったりもするんだけど、
でも、翔くんも潤くんも、そのブレない姿勢を持っていることをわかった上で、
無理はして欲しくなかったんだろうなと思う。

どこに進むにしても、
誰も置いてきぼりにはしない。


それは、メンバーだけじゃなくて私たちファンのことも、彼らは決して置いていかない。


「最後の一年なのに、
遠くに行っちゃうのか、、、」

うん。バレてる。完全に、バレてる。

海外に目を向けることで
日本にいるファンがどう思うか。
ただ、「ついてこいよ!」
って進んでいくんじゃなくて、
後ろを振り向いて、
「大丈夫?ついてこれる?」って
手を差し伸べてくれる相葉くん。


「解散じゃない、これでもう終わる焦燥感みたいなものはなくしたい、
だから止まるわけにはいかない
先のことはその先で考えたらいい」


二宮くんは会見の時から、
先のことは考えないと言ってくれている。
先のことを話すと寂しくなっちゃう人もいると思うから。


会見の翌日、
Zeroで復活はあるのかと聞かれた翔くんが
「あります、ありますよ」
って言ってくれた時に感じた安心感と同じものを感じた。

本人の口から”解散じゃない”って明言してくれることは、正直本当にでかい。

普段言葉を自由自在に操る翔くんと二宮くんからの"明言"ほど心強いものはない。

未開拓地を開拓しようと舵を切る
櫻井翔と松本潤。
私たちファンがちゃんとついて来ているか
後ろを振り返りながら確認してくれる
相葉くんと二宮くん。
そんな4人に光を照らし続ける智くん。

お互いに信じ合い、
お互いを想い、
出逢った人を大切にする。

こうやって嵐は進んできた。
長い長い航海を。


昨年11月3日に嵐の公式YouTube、SNSが開設されて、嬉しい反面、戸惑いがあったのは事実で、

嵐が世界に羽ばたいていく姿は、
あまりにもかっこよくて、誇りだったけど、
遠くに行ってしまうような
そんな寂しさは拭えなかった。

この寂しさを感じるたびに、
2008年のAAAで初めての国立公演をやった時、
「自分たちが人気になることで寂しい思いをする人がいる」って言ってくれたことを思い出す。

嵐は決して遠くに行ってしまうわけじゃない、
その遠くに私たちも一緒に連れて行ってくれる。

事実、Reborn シリーズだって、
世界に向けたものであるにもかかわらず
ファンにしかわからないメッセージを込めてくれている。
そうやって嵐は、今まで応援してきたファンを
絶対に置いて行ったりはしないんだ。


5×20で、
”まだ見ぬ世界へ”を強調していた翔くん。
あれだけしっかり、"皆さんと見たい景色がたくさんある"と言ってくれた翔くん。

その景色は、国立だけじゃない、
世界を股にかけて、嵐が本当に世界中に嵐を巻き起こす姿を、その目で見てほしい。
そいういうことでもあったんだなと思う。

「いざ開国せよ。
一切合切取りに行くチャレンジをする。
取れなくても、、、嫌だけど(笑)」

これを聞いた時浮かんだのが、

活動休止を心に秘めた状態で書いた、
「未完」のラップ詞。

後ろなんて見ない ただそう前だけしか見ない

期限が決められた中でもなお、
ただ前を向いて進んでいこう、
翔くんの開拓精神が垣間見えるこの部分。

(未完のラップ詞と翔くんの開拓精神については別途書こうかなと思ってます)

翔くんの根底にある想いもまた、ブレていない。
こんなに力強く、何度も何度も

"前だけしか見ない。進み続ける。
だけど、どうかついて来てほしい。"

そう言ってくれる彼に
ついて行かない選択肢は私にはない。


𓂃𓈒𓏸

嵐はまだまだ、
私たちが思いもしないような景色を見せてくれるんだろうと思う。

その景色は、彼らが想定していたものとは少し違うものになっていくのかもしれないけど、
どうか5人が思うように、やりたいように、
できたらいいなと願ってやまない。

残り半年。
半年しかない、か、半年もある、か。

有限になってしまった彼らと過ごす時間。
正直、悲しんでばかりはいられない。
彼らが歩みを止めるその日まで
嵐と一緒に駆け抜けたい。

先の見えない暗い道路も
それが例え迂回路でも
いまは少し二人とも
つらい表情 しまっておこう

ベタかもしれないけど、
Still...のラップ詞は活休発表後の嵐ファンにこれでもかというほどに寄り添ってくれている。

活動休止後、どうやって生きていけばいいのか、
たまに夜中に考えすぎてしまう、
出口のない暗い道路。
それに対する答えはいつも出なくて、
ああなるのかな、こうなるのかな、
いろいろな道を考える。
それがどんな道(迂回路)だとしても、
そして、みんな思い描く道が違ったとしても、
嵐も嵐ファンである私たちも、
今は、そんな先のことは考えすぎずに、
暗い表情しまっておこう。

だって、
嵐はまだまだ、
たくさんの景色を見せてくれるから。

さあ、まだ見ぬ世界へ


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