あゝ母の日

連休の最終日まで家族のサポート（と、マネージャー業）でバタバタしていました。
夫と娘は本番続き。
母は骨折と頭の傷。

マンションの上下で住んでいるので色んなものを持って上がったり下がったり。

お陰で膝痛がなくなりましたが。

連休明けて、大学や音楽教室のレッスンが始まり、生活にもリズムが戻りつつありますが、
さすがに疲れています。

本当は今日も夫の本番だったのですが
プログラムの中の1曲だけの出番。
他にメインの指揮者がもう1人いるので
きょうは聴きに行かず、家で過ごすことにしました。

レモンの花に蟻　

小さなレモン。この中からどの子が大きくなるかな。

オリーブの花

ミニ薔薇

お茶しながらのんびりとベランダの植物たちと会話を楽しんでおりました🤭

…なのに…なのに！！！

やはり母は私をのんびりさせてくれませんでした。

骨折の通院のためデイサービスをお休みしているので、お風呂は我が家のお風呂に入ります。
ギプスが濡れないようにしたり、洗ってあげたり。

洗い終わって、じゃ後は湯船に浸かって出ておいでね。
と言ってから20分は経っていました。
音はするので、ゆっくりと垢すりとかやってんのかなぁ
と思って見に行くと、
お湯のない湯船に浸かっている、いや、お湯がなければ浸かっているとは言えない。
湯船にハマったまま動けず固まってる母がいた。。。

まるで腐りかけの干物のように。

「え？なんでお湯抜いてんの？？！！」
「湯船を洗おうかと思ったんだけど…寒いよ〜」

干物は完全に冷たくなっていました。
普段やらないことをなぜ？？

母は足も悪い。力が入らない足。
腕も使えるのは左だけ。
裸だから掴むところもない。

けれど、意外にさっさと救い出すことができました。

「この間の時より怖かった〜」
だって…
寒くて、おまけに頑張って立ち上がったから足がガクガクしてる。

バカだ！！本当にバカ！！！

お湯が無いお風呂では立てないことを初めて知ったそう。
思いもよらないことをやってくれる。

脱衣所に置いてる椅子に座るなり泣き出した。
「何の涙？」
「嬉し涙（助けてもらってほっとしたらしい）…怖かったし」

服を着て暖かくなったと思ったら、
「遅いなと思ったから来たんでしょ」　
と悪たれ口をたたいた。
母ってこういう人です。

子どもの頃は言葉が見当たらなくて感情の整理がつかなくて気が狂ったみたいに泣いたものでした。

酷い母の日でした。

南の空が夕焼け色に染まっていました。

今日の晩ご飯は
母の好きなピーマンの肉詰め。

そう言えば母、
怪我した日、「次は水の中だな！」
と、3度目のことを豪語していました。

言った通りになったね、お母さん。
言うもんじゃないね。