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息子が特発性血小板減少性紫斑病と戦った日々②

~①の続き~
即入院が決まり、夫に連絡。急な事で何の準備もして来なかった為、全て夫にお願いするしか無く、今思えば大変だったと思います。しかも、付き添いの交代は出来ず家族の面会も夫のみとなりました。混乱とバタバタの中で必要な荷物を夜に持って来て貰いました。
まだ授乳中(幸い母乳)だったので、食べさせるものに関しては苦労しませんでしたが、気持ちが全然ついてこなくて不安で泣いてしまったりしました。

翌日、骨髄検査をしますという事になり、本来は麻酔を打ち、太い針を太ももの付け根に刺して骨髄液を採取しますが赤ちゃんに2回針を刺すよりも1回で済ませてあげた方が良いと考えていると看護師さんに言われ、言われた通りにお願いしました。すごく泣くと思うのでお母さんは病室でお待ちくださいと言われ息子は検査の部屋に連れて行かれました。

血液内科という狭い病棟だった事もあり、私の居た病室にまで息子の鳴き声が聞こえてきました。聞いた事のない絶叫するような声に何も出来ず胸が締め付けられ、泣いてしまった事は今でも鮮明に覚えています。

病室に戻ってきた息子は顔を赤くして泣いていました。
何もしてあげられないととても落ち込みました。
この時はまだ前向きに考えることは出来ませんでした。

~③へ続く~

#家族の物語  #特発性血小板減少性紫斑病 #ITP #母子入院 #即入院 #血液内科 #骨髄検査

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