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息子の特発性血小板減少性紫斑病と戦った日々①

現在、元気に中学生となって生意気盛りな息子ですが、生後5ヶ月のある日、手足に赤いボールペンの先でツンツンと書いたような赤いポツポツが出ました。

育児もまだ始まったばかりの私には理由はわからず、すぐかかりつけの小児科へ。私は何かの流行りの病の類かと思って軽く考えていたのですが、先生の表情が何やら深刻で…「お母さん、血液検査しましょう」と言われ腕の上の方を圧迫すると腕全体が紫色に。「え?何これ」と頭が真っ白に。先生は「血液の異常があるかもしれないから今調べます」と。待たされている間、頭に浮かぶのは「白血病」…血液に関する病気はそれくらいしかわからず十数分の待ち時間がとても長く感じられました。

検査結果は「血小板の値がゼロに近い。今どこか出血したら血が止まらない。お母さん血液の専門の先生のいる病院紹介状書くから今すぐタクシーに乗って行きなさい」と。頭が真っ白なまま、タクシーに乗り血液の専門の先生のいる病院へ直行しました。

そのまま精密検査となり「特発性血小板減少性紫斑病」と告げられました。特発性とは原因不明という意味です。小児で発症した場合は完治の可能性が高いと言われましたが不安でいっぱいでした。そのまま即入院となり私も自宅に戻れないままに付き添い入院となりました。

約1ヶ月の入院生活が始まりました。

~②へ続く~

#家族の物語 #特発性血小板減少性紫斑病 #ITP #母子入院 #即入院 #血液内科

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