見出し画像

一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方

  • 何で買ったのか

表紙のコピー「え、いつまで学生時代と同じ勉強やってんの?脳の仕組み変わったんですけど」が刺さったから。読み終わった今amazon見たらランキングではで1位だった。この本が売れてるのはこのコピーが大いに貢献してると思う。肌感覚として学生時代に出来た丸暗記が出来なくなった気はしていた。あとはDMMでセールやってたってのが大きい。70%還元はありがたい。

  • 内容について箇条書き

脳は未成熟な子供時代と大人時代で得意とすることが変わる。学生時代は意味のない記憶、無意味記憶が得意だったのが、大人になると意味を理解した上で記憶する意味記憶が脳の中で優位になる。だから大人は丸暗記が出来なくなる。

脳には思考系、理解系、記憶系(含海馬)、視覚系、聴覚系、感情系、伝達系、運動系という8つの番地がある。思考系が最上位にあって、思考系、理解系、記憶系がトップ3。理解したものを長期記憶に保存する、思考系で必要だと判断したものを聴覚系・視覚系で情報を収集する、など脳の番地はそれぞれが連携しあっている。子供脳は意味のないこともとりあえず記憶系に突っ込むことが出来たが、大人脳では理解しないと脳は不要な情報と判断して記憶してくれない。だからインプットしたい情報を、必要な情報であると脳に錯覚させる工夫が必要。だから一旦脳が必要だと判断したら視覚系、聴覚系がどんどん情報を集めてきてくれる好循環になる。何かを覚える時に聴覚系と記憶系の連携、視覚系と記憶系の連携どっちが得意かは人によって違う。一般的に女性は聴覚系、男性は視覚系が得意な傾向にあるそう。私の場合は視覚系。

思考系を鍛えるには朝起きて今日一日のスケジュールを立てることが効果的。脳はデッドラインが好き。何かをするにしても時間を区切った方がいい。

何かを覚えようとする時、脳が活性化するのは75時間後。一日一時間勉強するなら大凡2か月前から勉強し始めるとよい。

記憶番地は感情番地と密接。〇〇へ行って楽しかった。など、感情と連動したエピソード記憶は長期記憶として覚えやすい。勉強にも感情が伴うと覚えやすい。ワクワクした感情をもたせるには美味しいカフェラテを飲みながら勉強や、試験に合格した後の自分へのご褒美を考える。

脳の情報伝達を道に喩えると、よく使う道は整備されて高速道路のようになり、情報も早く伝達される。でも高速道路ばかり使っているとスピードの遅い一般道路は使いたくなくなってしまい、ガタガタの道になってますます使われなくなっていく。高速道路ばかり使っていると高速道路も使いすぎで劣化していく。苦手なことや慣れないことをして、一般道路と高速道路両方を使うことが大切。

脳はだらけやすい。どんな人でも情報は時間を追うごとに忘れていくもの。覚えたい情報はその日のうちに復習して記憶を定着させる。翌日じゃなくてその日のうちに、が肝。夜寝る前に覚えたいことを振り返るのが効果的。ただしその後スマホを見たりするのは厳禁。脳が新しい情報を重要だと勘違いして古い情報=覚えたい情報を上書きしてしまう可能性がある。また、脳は物事の最初を強く記憶する性質があるから、復習の際は真ん中からするのが効果的。

  • 所感

脳の仕組みを理解して、今の脳に合った形で勉強する。覚えてから理解、ではなくて理解して覚えていく。これまでより時間はかかるかもしれないけど、丸暗記出来なくなったのが年取って物覚えが悪くなったことが原因じゃないことがわかったのが収穫。70歳だろうと脳は成長するし新しいことを覚えることが出来る、それがわかって良かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?