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祇王寺


 昨日夕方、テレビをつけると緑の苔の庭が
現れて驚きました。
京ことはじめ というNHKの番組でした。

京都の祇王寺の中継でした。

テレビ画面を急いで撮りました、あしからずご了承下さい
今の梅雨時が一番美しいそうです
オオスギゴケのこんもりお山



 実は、
数ある京都のお寺さんの中でも
とても好きな祇王寺。

  学生時代、
紅葉の時期に初めて訪れました。
嵯峨野の名所を次々回って、、
奥の方まで進み、
(学生でしたので拝観料でお財布が軽くなり)
逡巡しながら
名前が素敵だからきっと素敵な場所だと直観し、
拝観しました。

 祇王寺のしおりには、、
平清盛に愛された後に捨てられた白拍子、祇王さんのお寺であること。しかも、祇王さんの後の女性も、、という歴史が説明してあり、何だか悲しくなったことを憶えています。私は、もともと平清盛は嫌いでしたので、「ますます嫌いやわ」
と心の中でぶつぶつ言いながら庵にお邪魔しました。
そして祇王さんの木像のお顔を拝ませていただき、
「ああ、仕方ないことだったのだろうな。
それでもこの方はきっと、懸命に生きておられたのだな」
と想い、自分が恥ずかしくなりました。
女性が自由に生きることはできない時代であり、
また、男性も、いろいろとたいへんだったのだろうから、単に嫌いなんて思うのも子供だなと反省しました。
平家物語を読めば、どんなに栄華を極めても
諸行無常だと書いてありますものね。

 その、歴史をわかりやすく書いたページを見つけました。


 そして、
祇王寺のお庭へ入ってみると、

緑色の苔の絨毯の上に
紅い、黄色い🍁が散りばめられて、息をのむ美しさでした。
(当時の写真はありません.スマホなどありませんでしたので😁想像して下さいませ)

祇王寺のホームページ秋 より


 たぶんあの時は、40年以上前の11月中旬、
少し日も傾いて、
薄暗く、余計に哀愁が増して印象深く、ずっとずっと忘れ得ぬ情景となりました。
それから、嵐山嵯峨野方面に出かけるときには、
祇王寺さんへ行くと決めています。
最近では、去年の夏の早朝散歩で嵐山へ行きましたが、拝観は9時からでしたので残念でした。7時頃からお散歩して8時には汗だくになり、老松さんの夏柑スカッシュをいただいて退散いたしました。
暑いのは苦手です。


 昨日のテレビ番組では、
「祇王寺の苔庭は今が一番美しいのです。梅雨時は湿度が高く、苔の美しさは格別です。皆様、祇園祭りまでどす!今 行かなあきません」と、、。🥺私は最近、熱中症気味になり回復したばかり、、無理です。梅雨時の
京都の蒸し暑さはもう
地獄、いえ失礼。
またいつか、
うかがいたいなと思います。


#祇王寺 #苔庭
#京都 #創作大賞2023#エッセイ部門

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