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就活の鬼十則 学歴フィルターをぶち壊す逆転内定術

上武大学で教鞭をとりながら、ゼミ生を上場・有名会社に輩出する実績を持つ、小杉樹彦(こすぎ たつひこ)さんの本。

メディアにもよく出られている方らしいのですが、自分はよく存ぜず。
ただ実際に、結果を出している方のようなので、読んでみました。

就活で成功する近道は「基本の徹底」がどれだけできるか。
だよね。ということが、改めて実感できた本。

就活鬼十

【自分が役に立つと思えた部分の要約メモ※意訳有】

就活では、フライングスタートを切れ!
常に普通の人より早く動く

就活では絶対的な数をこなすことが求められる。
「一戦必勝」はあり得ない。
人は傷ついて強くなる。
就活生は傷ついて逞しくなる。
不遇の時代を過ごした人は、強くなる。
内定を取る自信よりも、
「内定を取るまで諦めない自信」がある方がよほど重要

日本の会社の99.7%は中小企業。
優良企業の定義は色々な考え方がある。
その意味では、無名の優良企業はいくつも存在する。
知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥。

就活におて最後に勝つのは「体力のある者」
まずは体力増強に努めよう。

自分とは、探すものではなく、作るもの。
自分はこういう存在だと思い込むために、
①目標を立てる
②紙に書く
③音読する

自分は探すな。
探すなら、自分ではなく、「メンター」
メンターになってもらう人の条件は、たった一つ。
「心から尊敬できること」

経験が無ければ語りようがない。
外へ出て色々な経験を積もう。
特殊なことに挑む必要はない。
基本的には、「今しかできないこと」を基準に考える。
重要なのは、具体的なエピソードよりも、
その経験を通して何を学んだか、
そこからどう成長したか。

自己分析、会社研究に必要なのは4つだけ。
①キミは何のために働くのか?
②キミの強み、弱みは何か?
③なぜ、この会社を選んだのか?
④3年後、どうなっていたいか?

SWOT分析を使いこなせ
①活かせる強みは?
②克服すべき弱みは?
③今後を考え、自分が社会に役立てる点は?
④今後を考え、自分と合致しない点は?

就活でうまくいく人は、他者の力を借りられる人。
そこで不可欠となるのが「マナー」
マナーとは「相手を不快にさせないこと」

キャリアセンターを使わない手はない。
塾や予備校で行って、何十万も支払う必要のあるサポートを
無料で受けられる。

自分とは違う世界で生きている人間を知ることで、
新しい価値観を知る。

ESが通らないと悩む人の共通点は
①内容が練られていない
②質問に答えていない
③文章がわかりにくい
④文章が少なすぎる

ESの採点方式は、減点方式。
いかに減点をなくすかがポイント。

名分より明文。
①一文40文字以内
②主語を抜かさない
③3行に1回改行
④専門用語、カタカナ用語避ける

小論文には型がある
第一部:結論
第二部:理由(根拠)※必ず3つ用意
第三部:展望

朝日新聞の「天声人語」の模写が
良い文章を書く効果的なトレーニング

就活の筆記試験は、天井のある学び。
その勉強法のキーワードは、
①合理性
②反復
③スピード

過去問(最低でも5年分)を完璧にやる。
過去問だけで十分。
当日、1週間後、1か月後、3回繰り返す。
反射的に解けるようにする。
解けない応用は捨てる。

見た目は、「身だしなみ」を整えることが重要。
オシャレ=自分のため
身だしなみ=相手のため
相手に違和感をあたえないこと、
評価を下げないこと、を心掛ける。

スーツはジャストサイズが基本。

靴は、よく見られるから注意。
色は「黒」一択。
男子はストレートチップ。
女子はパンプスはプレーン。ヒールは太め低め。

お勧めのお店
靴:ダイワ靴店
ネクタイ:美邦(銀座)

お辞儀とは、「心を伝えること」
一挙手一投足に気を配ろう。

会話の返答は1分以内。できれば30秒以内にまとめる。
会話のキャッチボールを可能にするために
「福利の法則」を使う。
F(復唱)→K(結論)→R(理由)→I(以上)

最後に質問は何かありますか?
これには、最後にもう一度、自己アピールしてもいいですよ
というニュアンスが含まれている。
トップ内定者は、あらかじめ、
最後の一押しで伝えるアピールを用意している。

聴く姿勢を身に着けるだけで差をつけられる。
①へそ聴き(身体ごと相手に向ける)
②頷き(相手が要点を言い終えたタイミングで首をゆっくり振る)
③アイコンタクト(相手に視線をやり、目で合図)

面接は録画ロープレが有効
10分模擬面接+10分フィードバックを2回。
改善点を出して、その日に改善。

人生は「オーディション」
人生は「自己推薦入試」
人生は「立候補」
30秒程度のインパクトある自己紹介を練ろう。

ヤンチャはしても下品なことはするな
羽目は外しても、人の道から外れてはいけない。

就活をうまく乗り切る人は、
自分なりの息抜きの仕方を知っている。
息抜きといっても、お金がかかる方法ばかりではない。
些細な息抜きにこそ、心身回復の鍵は隠されている。

【まとめ】

他人と差別化するための努力、工夫を、
真面目に行うことに尽きるという結論。

しかも、それほど難しいことは特に無く、
誰でも、努力すればできるようなことを、
しっかりやりきるということが重要。


この本には、
こういうところに気を付けて努力、工夫すれば良い。
という内容が、ピンポイントで的確に書いてある。

ちゃんと読んで、行動に結びつければ、
無駄な力と時間を極力使わずに、
良い就活の結果に近づける。

しかも、この本で学んだ行動を習慣にできれば、
社会人になってからも活躍できる土台ができる。


知っていると、知らないとでは、
大きな差がつく。

成功者がやっていることの重要なポイントを、
予め知っておくことのメリットは、
とても大きい。



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