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立ち上げた会社をなぜ辞めるのか

2020年、3月末に自分が立ち上げたCRAZYから独立をした。もちろん、CRAZY WEDDINGやIWAI OMOTESANDOからも、だ。今日7/2は、そのCRAZY Incにとって大事な創立記念日。

28歳、起業をした時の私がこれを知ったら、驚きのあまり悲鳴をあげるだろう。「社長の森ちゃんが会社を辞めることがあったとしても、私だけは絶対ありえない!」と豪語するくらいCRAZYという会社は私そのものだと信じて止まなかった。青い青い時を駆け抜けてきた日々。

たくさんの迷いと葛藤を超えた、大切な人も思い出も詰まった場所からの独立。けれど約3ヶ月の時を経て、今の私はその選択に何の未練も後悔もない。あっさりしすぎていると自分でも思うほどに、会社の事は良い意味でなーーんにも気にならないほど、CRAZYのことは仲間に託しているし、私の人生は次の歩みを始めているから不思議だ。

でも私たちにとって毎年大切にしていた創業日である7/2という日を、起業後初めてCRAZYじゃない場所で迎える初めての今日に、ここまでの日々をただただ振り返ろうと、思った。言葉というよりも、写真とキャプションで。小さな趣味みたいな些細な気持ちで。

2012−2020年までの振り返り

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言わずもがな、たった一人からCRAZY WEDDINGを立ち上げた。不安は山ほどあったけど、私たちの未来とやる意味には確信しかなかった(2012年)


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たくさんの伝説の結婚式を作って来た。良い結婚式を作る事にしか興味がなくて、結婚式が私の全てだった。(2012−2019年)


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創業、一周年で全社員で世界一周をしてpatagoniaに集合。(2013年)


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御殿場アウトレットやアートイベント、野外フェスなど色んな場所や物事とコラボで開催した結婚式。(2013〜)


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「苔生す」というインスタレーションをコンテナで作ったことも(2014年)


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夢だった出版を果たしたのは創業からたった2年だった。「しあわせを作るシゴト(講談社)」(2014年)


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オフィスの移転、会社を1ヶ月ストップさせて全員で全棟リノベーション。やりたかったカフェのオープン。(2015年)


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毎年の周年イベントは大仕事。3周年は50人の社員が全員動物に扮して、CRAZOOというライブイベントを開催。1200名を動員。(2015年)


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事業創造と卒業の両方を経験。卒業時の講演「最後の授業」は、発表から約1時間で500名の方がチケットを買ってくれた(2016年)


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卒業の裏側で、最後の結婚式に密着が入り、起業時のてっぺんの夢だった情熱大陸への出演も果たす。ギリギリ!(2016年)


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愛情あふれる手作りご飯の提供。社員は仲間で家族だった。彼らがいるから頑張れて、彼らがいるから無理できてしまった(2012−2020)


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毎年3週間程度は行っていた一人旅。旅は、時に刺激を与え、時に癒しをくれた。1年で1ヶ月旅に出る事を会社で推奨していたな。


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出産・育児を描いた読む個展「うまれる」を全国開催、計2000名が来場してくれた。来てくれた皆様が嗚咽するほど涙していた(2017年)


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登山家 栗城史多さんの追悼ギャラリーのプロデュース。中学生の時からの夢だった死について、初めて扱う。(2019年)


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すごい金額だったから起業するだけでも絶対出来なかった大仕事!CRAZY初の自社建築、IWAI OMOTESANDOの立ち上げ(2018−2019年)


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そして独立、奄美移住、エキシビション「Close Contact」開催(2020年)


本当に数え切れないたくさんの事をやらせてもらってきたと思う。多くが私の閃きで、「こうする以外に考えられない!」から始まった、誰も最初は理解できない大変なことごとを、社員が100人単位になってもやらせてもらってきた日々。自分が立ち上げた会社だからこその最高の表現活動を、企業や組織というスタイルで実現してきたように思う。

少しだけ今日までを振り返りたくて、勢いで書いてみたnote。

あとから色々と追記しようと思う。こうしてみると、会社を作った喜びは、拡張した自己表現の場をもてたこと。そして、この表現活動をするために、私は会社を立ち上げ、そしてそれをもっと深めていくために会社を去ったような気もするのだ。それがCRAZYにとってのクリエイティビティとしても、最善だったと言える未来がきっとくると思うし、もう来ている、とも思う。

創立8周年おめでとう。CRAZY!一生変わらず、大切な存在です。

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