予測不能計画

あけましておめでとうございます

一年の計は元旦にあり
PDCA

こんな言葉が存在するくらいには、人は計画を立てて行動し、省みるのが苦手。
当たり前にできていたら、わざわざ言いません。

そもそもの話、計画というのは計画外、予想外の事態にそなえて立てるものなんじゃないかという気がしています。

計画を立てておくことによって、求める結果に対しての自分の立ち位置が確認しやすくなるのです。
地図ありで進むのと、なしとでは、目的地に対して自分がいまどこにいるかの確かめやすさは全く違います。
あっても迷うことはありますが。

でも、迷ったときにすぐそうと気づけるか否かは、やはり地図の有無が大きいです。
こればかりは、さんざん迷ってきた私は絶対そうだと言えます。

計画とは、目的地までの地図のようなもの。
地図を見ていて、予定していたルートを外れたとき、なるべく早く気づいて修正もしくは別ルートを取り直すことが、目的地にスムーズにたどり着くコツ。
予定したルートを外れるとは、つまり予想外の出来事にみまわれるということ。

順調に進んでいるときは、地図、すなわち計画の有無の差はさほど感じません。順調に進んでるな、よしよし、と思っておしまいです。
不測の事態が起こったときにこそ、計画があることの重要性を実感します。
次に何をすべきか?がわかりやすいからです。

計画から外れてしまった!
想定外のことが起きた!
といってうろたえては、計画のあるほうが枷となっているわけで、それでは計画の意味がありません。
計画をしっかり立てたから万全の状態、問題なく進行するはず、ではなく、計画を立てたことで様々な事態に柔軟に対応していくことができる、結果的に何が起きても目的地にたどり着けること、それが大事なのだと思います。

未来とはつねに、過去からの完璧な再現は不可能なもの。
過去も、これからも、全く同じ出来事は二度となく、そこで何が起きるかは、本来だれにもわからないはず。
もともと、予想しかできないものです。確定していることは何ひとつない、予想外との確率はきっちり二分の一で、これがあれば大丈夫なんて言えません。
だから、想定外のことが起こるのは当たり前なんですよね。
計画を立てたからとその通りに進行する確率だって二分の一、あるいは計画が完璧でないケースを合わせれば、それ以下なのでは?

計画を立てるとは、地図を作ること。
入念な下調べによって、地図はより詳細なものとなり、たくさんの道や目安を書き込むことができます。
でも、あくまで地図は地図。
進んでみなければ実際のところはわからず、下調べのときにはなかった突然の工事や通行止めや渋滞や事故、ほかさまざまなことに出くわす可能性はつねにあるわけです。

未来は予想した通りにならない。
きっと知らない何かが起こる。
計画通りには進まない。
そんな心構えが、目的地にたどり着くための鍵であると思っています。

さて、ここまでで約1250文字。
いつも原稿が進まない進まないといって、文字数を確かめたら300字しかなかった、などという焦りにさいなまれている身としては、こんな長文を書いたこと自体が想定外です。
たわ言より原稿が進んでほしかった。

ともかく、私は予測不可能な未来で、心置きなく迷うための計画を立てて生きていこうと思います。
これが令和5年に立てた最初の計画です。

よい1年になりますように。

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